カラークリヤー使用の塗装。41V,3T7,R565M | 伊那市国道153号線沿い 自動車板金塗装  オートガレージニーズ  

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先月の事ですが、カラークリヤーを使用しているボディーカラーの車両の入庫がありましたので、本番前に練習パネルを使って感じを掴みながら臨みました。

 

 

私の中ではレクサスを除いてマツダ41Vとトヨタ3T7が頭の中にありましたので、お客様が見積りで来店された際に「そう言えばホンダもあったな・・・。」って感じで思い出しました。(;^_^A

 

 

 

 

 

今回塗装したのは、ホンダR565Mです。

 

 

ちなにみアウダーを使って見積りをすると塗装が普通にメタリックで表示されますので、同業者さんは要注意です。

 

 

3コートに変換して見積りしましたが、正直なところ3コートは3コートでもカラークリヤーを使っている塗色は今までの指数と同じだと困りますね。

 

 

作業に見合いませんよ。(>_<)

 

 

 

41Vも3T7もR565Mも、原色の配合は違いますが塗装の方法は同じです。

 

 

以前、41Vで練習をした事がありましたがその時は溶剤塗料だったので、今度は水性塗料での練習です。

 

 

練習用パネルを持ってきてまずはブロック塗装。

 

 

全面にサフェーサー。

カラーベース塗装。

カラークリヤー塗装。

そしてクリヤー塗装。

カラークリヤーをどれ位塗装するのか判断が難しい。

 

 

これ位で良いだろうと思っていたのに、調色時に塗ったテストピースと比べてみると全然足りなかった。

 

 

カラークリヤーが足りないとメタル感がかなり出てしまうし、色も明るくなってしまいます。

 

 

色に深みが出ないと言うか、何と言えばいいのか・・・。

それも踏まえて今度はボカシ塗装。

これはカラーベース1回目で、2回で色決めしてサフを隠蔽します。

そこから、カラークリヤーと混ぜ合わせてにごし塗装でボカシて行きます。

最終的には、にごしを使ってこんな感じに。

この時点で、ダメだ~って思いました。(T_T)

 

 

これだとメタリックが飛んだ所には必ずカラークリヤーを乗せないとメタル感が浮き出てしまうので次のカラークリヤーをパネル端部近くまで塗装せざるを得なくなり、隣接パネルと色が合わなくなってしまうから・・・。(゚_゚i)

 

 

カラークリヤーが掛かればそこは色が濃くなっていきますからね。

 

 

後戻り出来ませんが練習なのでそれが分かれば良しって事で、進みます。

 

 

カラークリヤーの塗装。

真ん中辺りが黒っぽく見えますが、私と乾燥機が写り込んでます。σ(^_^;)

 

 

そしてクリヤー塗装をする前に少し熱を掛けて乾燥。

塗料メーカーからの指示もあると思いますが、カラークリヤーの前やクリヤーの前はセッティングタイムを十分に取った方が良さそうです。

 

 

クリヤー塗装して完了。

外へ出して確認。

カラークリヤーの塗り回数で変化がわかる様にしてみました。

テストピースをカラークリヤ1回から4回まで区切ってみました。

塗り回数が増えるにつれて濃くなっていきます。

テストピースでカラークリヤーの塗り回数はおおよそ決められますが、本番になった時にそれと同じガン距離、運行スピードで塗装できるのか?が難しいところ・・・。

 

 

塗装の際中にテストピースと照らし合わせてやってみましたが、クリヤーまで塗装してあるテストピースとクリヤー塗装前の色を比べても判断に非常に困りました。

 

 

カラークリヤーをここで止めておくのか、もう1回塗った方が良いのか?

 

 

たった1回多いか少ないかで変わってきますから、見極めが重要ですね。

 

 

ボカシ際のメタルが掛かったところはしっかりカラークリヤーが入らなければメタル感が強く出てしまいますので、この練習パネルでわかった事は言いますと、

 

 

ボカシをすること自体はそんなに難しくないし出来る。だけど、オーバーミストを飛ばさずボカシの範囲を狭くするのと隣接パネルとの色を合わせるのが難しいと言う事でした。

 

 

練習の時にはドア1枚で隣接パネル無しの状態でしたから上手く塗装が出来た様に見えますが、隣接パネルがあったらパネル端部にカラークリヤーが掛かった分色が濃くなって色ズレを起こしていたと思います。

 

 

そうなって塗り直そうと思うともう色が濃くなってしまっているのでそこにはカラーベースを入れざるを得なくなり、さらに塗装範囲が広がって行きます。(((( ;°Д°))))

 

 

最悪収拾がつかなくなり、ドア1枚の修理なのに側面全部塗り+ボンネットまで塗装となる可能性も・・・。

 

 

そんな事を頭に入れながらも、いよいよ実戦となりました。

 

 

実際の修理車両の画像は載せませんが、側面全部塗りとはならずに無事完了です。

 

 

お客様の車を練習台にはしたくなかったですし新車に近い状態でしたから、色々悩み、苦戦し、だいぶ時間も費やしましたが、やっぱり事前の準備は大切でしたね。

 

 

この修理が終わって納車したらすごく気が楽になりました。

 

 

普通のホワイトパールの塗装が超簡単に思える。(^∇^)

 

 

余談ですが、マツダには41Vに似たような色の3コートの塗装がありますが、それは赤のソリッドにパール塗装をしているのでメタリックにカラークリヤーを塗装するのとは全く別物ですね。27Aだったかな~?

 

 

 

まあ、なんで先月やってた事を今ブログに書いているかと言いますと、詳しく伝わるように書こうとすると長くなって時間が掛かるから単純に忙しくて書けなかったのと、

 

 

今日はRMのペインターさんが来てくれまして指導を受けていたのですが、その時に練習と本番をやってみて感じた事を話したりしまして今のタイミングとなりました。σ(^_^;)

 

 

どうにかボカシの範囲を狭く塗る方法は無いですか?と質問してみましたが、「それは難しいと言うか無理ですね・・・。」との回答でしたけど。

 

 

私も「ですよね・・・。」と。(ノ_-。)

 

 

ただ、「こういうやり方もありますよ「」ってのは聞けましたので、次回塗装する機会がありましたらその方法を使ってみたいと思います。

 

 

それで上手く行けばもう少し楽になるかも?です。

 

 

 

私はまだ慣れていないからだけで、これらの難しいと言われる塗装をバンバンやっておられる方もいる訳ですし、経験を積んでいくのみです。

 

 

誰でも何かしろ初めてやるって事が絶対に来る訳なので、それを乗り越えて行きましょう!(^O^)

 

 

 

 

 

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