わずかな凹みでしたが慎重に直さないと、すかして見た時に波が出来てかえって目立ってしまいますので気を使います。
黒は歪みも目立ちますからね。(;^_^A
お客様は磨きをする際に残ってしまうペーパー目なども気にされているようでしたので、ぼかし目防止でルーフサイドからフロントピラーまでクリヤーは塗装しています。
クウォーター上部でクリヤーをぼかすのは通常作業だと思いますが後々ぼかし目が出ますし、それをちゃんと伝えた上で直接来店されているお客様にはどこまで塗装するのか選択してもらっています。
納車後すぐにぼかし目が出てクレームになったという様な話も耳にしますので、その辺は確認してからの作業です。
ぼかし目を消すには塗り直さないとならないので、塗り直しはしたくないですからね。σ(^_^;)
この車両は耐すり傷性クリヤーで塗られていますので、そこも選択してもらいました。
実費修理の場合はほとんどが普通のクリヤーでの塗装になるんですが、今回は耐すりクリヤーで塗って下さいとの事でしたので、値段は高くなってしまいますがご理解頂いて耐すりクリヤーで塗装しました。o(^-^)o
クリヤー自体の値段も普通のクリヤーの3~4倍違います。
本当に耐すりクリヤーを塗ったかどうかなんて、塗装作業者しかわからないところなんですけどね。
まじめにやりすぎて儲かりませんわ。(笑)
聞いているのは自分なんですが、「普通のクリヤーで良いです。」と言ってもらえるとホッとします。
耐すりクリヤーは完全硬化すると磨きが大変なので・・・。
当店で使用しているのは、日ぺのグリフィスクリヤーです。
「乾燥後~24時間後までの塗膜が、ポリッシュに適した状態になるように設計。」だそうです。
私個人の感覚ですが、確かに普通のクリヤーと同じ感じで磨けています。
ですが黒色の磨きでブツ取りに使用するのは、深い傷を入れたくないのでたまに2500番からの時もありますが、ほぼ3000番からです。
最初が肝心。
それよりも塗装時にホコリを出来る限りのせない事の方が重要ですが、それがなかなか出来ないもので。(T_T)
一般の方がこれを読んでもなんの事だかわからないかもしれませんが、わかる人にわかってもらえればそれはそれで良いかと。(^∇^)
開業当初は耐すりクリヤーを含む高機能塗装はお断りしていたのですが、保険修理などで耐すりクリヤー使用の車両が入ってくるのが多くなったりしまして、グリフィスクリヤーを使い始めました。
スクラッチシールドはまだ1回しか塗装したことありません。
特にこれを選んだ理由はないんですが、
「塗ってみたかったから。」(笑)
というより、「塗って磨いてみたかったから。」かな?
追加作業でボンネットとフロントフェンダーの磨きもご依頼頂きました。
こちらはの磨きは苦労しましたよ~。
バフ目がなかなか消えていかないし・・・。(T_T)
磨きについても、もっと勉強したいな~っと思います。
オーロラマークも出てない事を確認後、お客様にもOK頂きましたので本日納車となりました。
こちらのお客様には、ご家族様のお車の修理もお任せ頂いています。
仕事柄、「またお願いします。」とは言いづらいのですが、今後ともよろしくお願い致します。m(_ _ )m