板金塗装経験者でもある私のお友達の車です。
車を乗り換えた事を知らなかったので、「あれ車買い替えたの？」っと聞いたら、
「前のは娘に取られちゃったから。」と。(ﾟ＿ﾟi)
そんなに娘さん大きかったっけ？いつもタメ口聞いて話してたけど実はけっこう歳の差あったんだよな～っと今さら思ってしまってみたり・・・。(;^_^A
まあ、その話は置いといて、
損傷状況は
ﾎﾞﾝﾈｯﾄは曲がってます。
バンパー外すと
両側ライトのステーの折れ
バンパービームも凹み
ラジエターサポートも少し押されてます。
このサイズの車の骨格修正は作業場のスペース上厳しいのですが、せっかく私を頼って来てくれたんだしこれ位の引き作業ならなんとか・・・。
って感じで修理を引き受けることに。(^∇^)
それでちょっと苦戦しましたが、こんな感じで中に入れて修正しました。
写真は修整作業の後からです。
新品ﾎﾞﾝﾈｯﾄにサフェサー。
ボディーカラーが黒なんだから新品黒だし、そのまま塗装すれば良いいじゃないか？と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、サフェーサーを塗装する事によって、防錆・密着・耐久性が上がります。
その中で耐久性について、一般の方の為に一応説明しておきますが・・・。
同業者さんが見てる方が多くて、一般の方はほとんどいなかったりして？
耐久性って何に対しての？と言えば・・・。
飛び石によるものなどの耐チッピング性ですかね。
飛び石がカツンっと当たった時に、サフェーサー分の膜厚が無いと鉄板まで露出する可能性が高まり、鉄板が出ればそこから錆始めます。
サフェーサーを塗装すれば大丈夫なのか？といえば当然強く当たれば鉄板まで到達しますが、塗装されてないよりはマシなはずです。
あとはエンジン周りで言えば、熱に対する耐久性もあるのかな。
以前同行で来てくれた某外資系塗料のメーカーの方が「ボンネットの裏側も膜厚確保の為にサフェーサー塗装した方が良いですよ。」と言ってました。
ちなみにそこの塗料使ってないんですけど・・・。(^_^;)
現にこの車の左フロントフェンダーは交換歴がありましたが、サフェサーは塗装されておらず、黒い電着塗装にそのままボディーカラーの塗装がされていました。
そして、飛び石の当たった箇所からはすでに錆が出てます。
修理工場さんによって方法や考え方は様々で、違いのあるところはあると思いますが、
膜厚を確保するためにも重要な作業だと私は思って、塗装している訳です。
あ～ヤバい。ついついまた長々と書いてしまった。
間違ったこと書いてたら指摘してくださいね～。
そして正しい事教えて下さい。m(_ _ )m
裏側、ビームにサフ＆内板色塗装
そしてボディーカラー塗装
ビームの裏
ﾎﾞﾝﾈｯﾄを取付けてマスキング。
塗装。
ﾎﾞﾝﾈｯﾄヒンジもこんな感じで塗装。
ホンダの新品パネルはシーリングされて支給されますから、シーリング作業の下手な私でもここを塗装することによって、交換歴が判断しづらくなりますね。
相手の方の対物保険修理で、損傷のある部品は全て交換希望とのことでしたので新品部品を取付けて完成。
AFS付のヘッドライトのユニット交換は初めてでしたので、これもまた苦戦してました。(＞_＜)
「 きっちり直してくれ！」と言われましたのが、いつも通りの作業です。
急には上達しませんし、やれることしか出来ません。
引き取りに来られてじっくり見て行くのかと思いきや、このあと用事があるからとそれほど確認せずに帰っていってしまったな～。σ(^_^;)
それだけ信頼していてくれたんだろうと思っておきます。
先週納車したのですが、だいぶ遅れてのブログUPでした。
ブログの更新がおろそかになってましたので、その分読み手の事は考えずに長く書いてます。(*^o^*)