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あたりまえのことをあたりまえに

株式会社ニーズ・コーポレーション社長のブログ

平成23年3月30日

市教育委員会教育長 吉田 浩
保護者の皆様へ

 例年とは全く異なる様相の中、新しい年度を迎えようとしております。
 大震災の爪痕未だ生々しく、原発の問題も加わり対応に追われる日々の連続です。
 何よりもまず、この大震災により犠牲となられた豊間小学校の児童2名をはじめ、数多の御霊に衷心より哀悼の意を表し、また罹災された皆様に心からのお見舞いを申し上げます。
 さて、保護者の皆様、市教育委員会ではこの20日間、子どもたちの安否確認や市災害対策本部の一員として、避難所における被災者の皆様への対応などに務める一方、子どもたちの教育環境の被災の状況、実態把握を最優先に取り組んで参りました。この結果、明らかになった課題や制約を踏まえ、新学期は例年通り、小・中学校は4月6日より、幼稚園は4月7日よりといたしましたが、学校における子どもたちの安全・安心の確保を旨とし、また、被災された皆様にも配慮することとし、当分の間、授業の進め方については、各学校の状況に応じ、柔軟に対応することといたしました。

 以下、こうした判断に至った経緯、考え方について、まず、子どもたちの安全・安心の観点から申し上げます。
 まず、施設の面についてですが、校舎等については、これまで耐震改修に取り組んできたことも功を奏してか、津波による損害を受けた3校(永崎小、豊間中、四倉中)を除き、補修を要する箇所はあるものの、安全に使用できる状態であります。
水道については、市水道局が懸命に復旧作業に取り組んでおり、これまでのところ、小学校74校中50校、中学校44校中26校、幼稚園18園中14園で使用可能となっております。4月6日までに間に合わない学校については、給水車あるいは仮設トイレでの対応を予定しております。
 通学路については、既に安全確認を行いましたが、再度確認することにしております。
 学校給食については、多くの調理場で専門業者による施設の再点検の必要があり、また、食材の確保にも問題があり、当面実施は困難であります。急ぎ復旧に努め、できるところから順次再開していく予定であります。
 以上、主たる学校施設の状況について申し上げました。
 次に、原発問題についてであります。
 現在、世界が注視する中、様々な対策がとられておりますが、依然として予断を許さない状況とされております。問題発生の当初は情報も少なく、もどかしさと不安が募ったところでありますが、その後、刻々と発表される県内、そして市内各地域の放射線量の推移等を常に把握し、健康への影響についての専門家の知見など、情報収集に努めて参りました。放射線量は徐々にではありますが、減少の方向であり、健康に影響を与える程度ではないとの見解が示されております。また、いわき市の久之浜・大久地区の一部が屋内待避となったことから、当該区域の学校を除き入学式等について判断したところであり、登下校や教育活動についても配慮して参りたいと考えております。
 今後、一刻も早い事態の収拾を願いながら、その動向を注視し、状況如何によっては直ちに必要な対応・判断をして参ります。
 次に、被災者等への配慮面についてであります。
 津波により、豊間小、永崎小、豊間中、四倉中、また先に触れた原発問題のため、久之浜一小、久之浜二小、久之浜中合計7校は当分の間使用できません。このため、この7校については、他校の教室等を一時的に借用して新年度に臨めるよう調整しているところであり、避難所等からの通学手段についても詰めを急いでおります。さらに、市内広域にわたる被災状況を踏まえまして、保護者からの申し出に応じて最寄りの学校への仮の転学についても、柔軟に対応して参ります。
 多くの被災された皆様、また久之浜・大久地区の皆様には、心身ともに大変な思いをされていることと思います。地域の子どもたちの教育環境の再整備などを通じ、教育委員会としても復興に向け、一所懸命に取り組んで参りたいと考えております。
 以上、子どもたちの安全・安心、被災者の皆様への配慮という観点に立った検討の過程・考え方について申し上げました。

 いずれにいたしましても、子どもたちの教育環境が旧に復するのには、今後相当の日時を要するものと見込まれます。また、原発につきましても、何時、如何なる形で収束されるのか何も明らかにされておりません。このような状況において新年度を迎えるわけでありますが、まず、「現時点で成し得る範囲の中で新年度をスタートさせよう。子どもたちの教育に取り掛かろう。」、そして、「手順を踏んで課題を解決し、制約を取り除いていこう。」との判断に立ったところであります。
 災害対策、また混迷の中にあった原発問題を受け、3月23日に予定されていた小学校の卒業式、3月18日に予定されていた幼稚園修了式は中止とさせていただきました。楽しみにされていたご家族の方々、子どもたちの落胆を思う時、胸が痛んでなりません。今後少しでも状況が良い方に向かい、「卒業おめでとう」「修了おめでとう」の心も込めながらの入学式ができればと念じております。
 3月11日を境に世の中ががらりと変わってしまったような印象を受けております。しかしながら、将来を担う子どもたちの教育は変わることなく、常により良きものを目指していかねばならないと考えております。
 教育行政に携わる職員一同、決意を新たにし、保護者の皆様や地域の方々の期待に応えられるよう「人づくり」に取り組んで参る所存でありますので、ご理解、ご協力のほど、お願い申し上げます。
大将というものは

慕われているようで

その家来に

絶えず落ち度を探られているものだ

恐れられているようで侮られ

親しまれているようで疎んじられ

好かれているようで憎まれているものじゃ


大将というものは

絶えず勉強せねばならぬし

礼儀もわきまえなければならぬ

よい家来をもとうと思うなら

わが食をへらしても家来に

ひもじい思いをさせてはならぬ

自分一人ではなにも出来ぬ

これが三十二年間つくづく

思い知らされた家康の経験ぞ


家来というものは

禄でつないでならず

機嫌をとってはならず

遠ざけてはならず

近づけてはならず

怒らせてはならず

油断させてはならず


「では どうすればよいので」


家来には惚れさせねばならぬものよ


元和二年六月(1616年)

徳川 家康

あなたと一緒にいる時の自分が心地よい

あなたと会話していると心が和む

あなたと接していると勇気がわく

あなたの横に座っているだけでリラックスする

そんな居心地の良い

使い慣れた店のような自分になること

そして

自分という空間に飛び込んできてくれた人を

快くもてなすサービス精神を身に付けること

それが

人を魅了する輝きを生む源泉となる