- ゴールデンボーイ―恐怖の四季 春夏編 (新潮文庫)/新潮社

スティーブンキング積み本消化第8弾 1/2
新潮文庫 ゴールデンボーイ 恐怖の四季 春夏編より
刑務所のリタ・ヘイワース 評価:A
約500ページ、そのうち刑務所のリタ・ヘイワースは約150ページです。
映画、「ショーシャンクの空に」の原作です。
殺人罪でショーシャンク刑務所に投獄された元銀行員。
他の服役囚とは違うカリスマ性を持ち、やがては服役囚のみならず刑務官からも一目置かれる存在になっていく。そして、彼には数十年にも及ぶある秘密があった。
刑務所のリタ・ヘイワースと聞いても、ピンと来ない方も多いでしょうが、
ショーシャンクの空にというタイトルを聞けば判る方が多いかと思います。
小説としては、約150ページしかないにもかかわらず、感動を覚える作品です。
無実の罪で投獄された主人公、アンディー・デュフレーン。
強いものにも媚びず、冷静に物事を判断し、決めた事は必ず実行する男。
それだけを聞くと、なんだか冷徹で人間味の無い人間に聞こえるかもしれません
いえいえ、それどころか他者を思いやる心を持った素敵な人物でした。
短い物語ですが、例えどんなにどん底にいても、意思さえあれば人生を切り開けるというのを教えてもらえます。終わり方も希望に満ちた素敵な終わり方でした。
この作品も映画版は見ていないので、是非見てみようと思います。
映画版刑務所のリタ・ヘイワース(邦題ショーシャンクの空に)
次は、恐怖の四季最後の物語、ゴールデンボーイです。
スティーブンキング積み本消化第7弾 2/2
新潮文庫 スタンド・バイ・ミー 恐怖の四季 秋冬編より
マンハッタンの奇譚クラブ 評価:B
約450ページ、そのうちマンハッタンの奇譚クラブは約150ページです。
ニューヨークのとある場所、そこには、入会金も登録も必要ない奇妙なクラブがある。
ビリヤード、読書、極上のお酒、各々が素敵な時間を過ごせる場所。
毎年クリスマス、そこではメンバー達による奇妙な物語が語られる。
正味150ページにも満たない、短編作品です。
表題にもなっているクラブメンバーの一人から聞かされる奇妙な話がメインとなりますが、
個人的にはそれよりも、クラブが持っている独特の雰囲気の方が面白かったです。
何年たっても、年をとったようには見えない執事と、そのクラブが所蔵するニューヨーク市内の
どの図書館を調べても発行の記録すらない名作とも呼べる書籍群。
なんだかニードフル・シングスのリーランド・ゴーントとはまた違う、この世の常識から外れた存在、場所という風に感じられました。う~ん、このクラブについての話がもっと読みたかったな~
ここは主人公が立ち寄る以前から存在し、きっと今もニューヨークの片隅に存在している気がします。
執事も当時と変わらぬ姿で、出迎えてくれる事でしょう。
メインとなるお話ですが、1900年代前半、未婚で子供を身ごもってしまった女性の物語です。
若干のホラー要素はありますが、母親の強さというものが感じられた作品でした。
また物語の中で、当時の出産、闇医者による堕胎等妊娠に関することに言及されているのですが、
中には今では考えられない事が常識として蔓延しており、本編よりもそちらの方がショックでした。
調べたところ、この作品は映像化にはなっていないようです。
次は、ゴールデンボーイ 恐怖の四季 春夏編です。
新潮文庫 スタンド・バイ・ミー 恐怖の四季 秋冬編より
マンハッタンの奇譚クラブ 評価:B
約450ページ、そのうちマンハッタンの奇譚クラブは約150ページです。
ニューヨークのとある場所、そこには、入会金も登録も必要ない奇妙なクラブがある。
ビリヤード、読書、極上のお酒、各々が素敵な時間を過ごせる場所。
毎年クリスマス、そこではメンバー達による奇妙な物語が語られる。
正味150ページにも満たない、短編作品です。
表題にもなっているクラブメンバーの一人から聞かされる奇妙な話がメインとなりますが、
個人的にはそれよりも、クラブが持っている独特の雰囲気の方が面白かったです。
何年たっても、年をとったようには見えない執事と、そのクラブが所蔵するニューヨーク市内の
どの図書館を調べても発行の記録すらない名作とも呼べる書籍群。
なんだかニードフル・シングスのリーランド・ゴーントとはまた違う、この世の常識から外れた存在、場所という風に感じられました。う~ん、このクラブについての話がもっと読みたかったな~
ここは主人公が立ち寄る以前から存在し、きっと今もニューヨークの片隅に存在している気がします。
執事も当時と変わらぬ姿で、出迎えてくれる事でしょう。
メインとなるお話ですが、1900年代前半、未婚で子供を身ごもってしまった女性の物語です。
若干のホラー要素はありますが、母親の強さというものが感じられた作品でした。
また物語の中で、当時の出産、闇医者による堕胎等妊娠に関することに言及されているのですが、
中には今では考えられない事が常識として蔓延しており、本編よりもそちらの方がショックでした。
調べたところ、この作品は映像化にはなっていないようです。
次は、ゴールデンボーイ 恐怖の四季 春夏編です。
- スタンド・バイ・ミー―恐怖の四季 秋冬編 (新潮文庫)/スティーヴン・キング

恐怖の四季は、4つの物語が収録され春夏、秋冬の2冊に分冊されています。
原書では春夏秋冬が一つにまとまった本でしたが、諸般の都合により分冊、さらに訳者も各編で異なります。春夏秋冬の順ではなく、秋冬編、春夏編の順で発行されています。
他の小説とは違い、ホラーメインの作品ではなく、キングとしては「普通」の小説群になっていますが、それでも、やはりちょっとホラーの要素があるのが、キングらしいかな。
まとめて感想を書こうかなとも思いましたが、一つ一つ感想を書いていきます。
以後は短編集なども同じスタイルで書いていきます。
スティーブンキング積み本消化第7弾 1/2
新潮文庫 スタンド・バイ・ミー 恐怖の四季 秋冬編より
スタンド・バイ・ミー 評価:A
約450ページ、そのうちスタンド・バイ・ミーは約300ページです。
物語が始まる前に、この恐怖の四季出版経緯について、キングの一言から始まります。
あまり、こういった舞台裏の話を聞くことはないので興味深い内容でした。
どういった気持ちで小説を送り出し、読者のことをどう考えているのか若干ながら述べています。
スティーブン・キングの人となりが少し判ったような気がします。
それでは表題にもなっているスタンド・バイ・ミーの感想です。
なんともいえない、静かな読後感を味わわせてくれた素敵な小説です。
子供の死体を見に行こう。
仲良し四人組は、ひと夏の冒険に出発する。
その冒険が終わる時、少年達は・・・
映画化もされている有名な作品ですが、小説も含め始めて触れました。
無邪気さと、これからの自分を見据えた大人と少年との狭間、そんな瞬間を描いた小説です。
死体を捜しに行くという、ちょっとホラーな雰囲気はありますが、純粋な青春小説に思いました。
冒険に出た4人の少年の内のひとり、後に作家となるゴードン・ラチャンスの視点で物語が描かれます。
途中、ゴードンの小説、「小説内」の「小説」が挿入され、ちょっと変わった趣が味わえます。
ひと夏の冒険、そして四人それぞれのその後が綴られ、大人になる事での諦めや悲しさというものを感じ切なくなってしまいました。号泣できるシーンや、興奮するようなアクションシーンもありませんが、静かに心に染み入る、そんな作品でした。
前に読んだクージョに比べ、物語のせいか、翻訳の仕方かはわかりませんが、非常に読みやすく
サクサク読めました。
小説を読み終わった後、Youtubeで映画の予告編だけ見てみましたが、バックに流れる
スタンド・バイ・ミーの曲も合わさり、小説とはまた違う良さが感じられました。
今も耳から離れず、ずっと頭の中でスタンド・バイ・ミーがリピートしています(笑
是非映画版も見てみたいと思います。
ニードフル・シングスで登場した、エース・メリルがこちらでも登場しています。
若い頃からもうどうしようもないほどのチンピラだったんだなと、ちょっと笑ってしまいました。
意外でしたが、映画版ではドラマ24でお馴染みのキーファー・サザーランドがエースを演じています。
次は、秋冬編もうひとつの物語、マンハッタンの奇譚クラブ。