本投稿は別ブログで2020/03/01に掲載された記事(全16回の7回目)の一部表現を修正して転載しています。

 

(つづき)

 

今回取り上げているテーマの
世間で一番問題視されているのは
CO2が増えることではなく、
地球温暖化が進んでいるということのはずです。

 

ですので、実際にどれだけ温暖化が進んでいるのかを確認してみましょう。
 



下表は日本の都市別年間平均気温を
10年前、20年前、30年前、40年前、50年前と比較したもので
温度上昇は赤色、下降は青色に色分けしています。

このデータからすると大半が赤色ですので、
日本は温暖化していると言ってよさそうです。

 


※東京は2014年から、金沢は1991年から観測条件(場所、装置など)が変わっているそうです

※岡山は1896,1949,1982,2015年から観測条件(場所、装置など)が変わっているそうです

※鹿児島は1897,1915,1994年から、那覇は1927年から観測条件(場所、装置など)が変わっているそうです
※データは気象庁HP「過去の気象データ検索」よりダウンロード
https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php

 


 

地球の温暖化ですので、世界レベルの都市でも見てみましょう。
こちらも気象庁HPからダウンロードしました。

元データが月単位で、
1~12月まで全て揃っていない年は抜いていますので、
歯抜けになっています。

古いデータが無いため、10年前、20年前、30年前で比較しています。

こちらも温度上昇は赤色、下降は青色に色分けしており、
やはり赤色が優勢ですので、
世界(地球)は温暖化していると言ってよさそうです。
 





※データは気象庁HP「主な地点の観測値」よりダウンロード
https://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/monitor/mainstn/obslist.php

 

単年で見て1~3℃どブレるのは
誤差範囲かもしれませんが
これだけ上昇(赤色)の比率が高いことから
地球は温暖化傾向にあると言えます。
(気象庁の立ち位置からして
データの信憑性に一抹の不安はあるものの
少なくとも出しているデータは正しいはずです。)

 

特に日本各都市の50年前との比較結果からは
近年気温は上昇(温暖化)しています

 


 

一方、CO2濃度の経年変化は以下になります。

気象庁HP「二酸化炭素濃度の経年変化」より
https://ds.data.jma.go.jp/ghg/kanshi/ghgp/co2_trend.html

 



ということで、このように
地球が温暖化しているという結果と
CO2濃度が増加している結果より
「CO2の増加が原因で地球は温暖化している」
という結論でした。
 :
 :
 :
って、
皆さんはこのロジック(論理展開)に納得できますか?

相関関係があることと
因果関係があることは
の話です。

相関があるだけで
CO2を”原因”として、
地球温暖化を”結果”とするのは
あまりに強引過ぎます。

 


 

ちょっと長めの例えになりますが、
「会社でミスの多い部下を見ていると、
 缶コーヒーを飲んでる時に限ってミスをするので、
 仕事中の缶コーヒーをやめさせた。」
という場合、
これはあたかも「缶コーヒー」が”原因”で
「ミス」が”結果”の因果関係ように
見えなくもありません。

この指導の後どうなったかというと、
ミスは減るどころか、
以前よりも増えてしまいました。
 

部下本人によくよく確認したところ
前の晩、ゲームの切りが悪くて深夜、
時には朝方までやって寝不足だったとのこと。
 

結局「缶コーヒー」も眠気対策の”結果”であり
本当の”原因”は「睡眠不足」、
もう少し掘り下げれば「ゲームのやりすぎ」
ということでした。

缶コーヒーに注意力を低下させる成分が
入っていたわけではないということです。
 


 

この例のように
「CO2は"原因"ではなかった」
あるいは
「CO2増加も”結果”だった」
という可能性もあり得るのです。

そして、前記事(その2のその3)の
「地球のCO2濃度では温室効果はほぼ発揮できない」
という結論からすると
「CO2が温暖化の”原因”」と決めつけるのは合理的だとは言えません
 

缶コーヒーがいかに注意力を低下させるか?
よりも
缶コーヒーを飲んでいるのはなぜか?
を追求すべきということです。

なので缶コーヒーを撲滅しても
なんの解決にもならないのです。
 

 

(つづく)