わざと古臭くしてある映像や少しドキュメント的なカットを挟んであったりと画像的にも面白い部分がありますが、ストーリーの構成が丁寧で楽しめました。
アクションはほとんどないので、サスペンス的に楽しむのが正解かもしれません。
この映画を一言で表すなら
『全体的に地味だけど、丁寧に作られた感じと緊迫感を楽しめる作品』
2018年
アメリカ合衆国制作作品
ドローン撮影の綺麗な風景から始まったかと思ったら、とある家で殴られてどこに隠したか言え!という物騒な声。
そして2009年のクリスマスから物語はスタートします。
主人公の刑事ブラッドリー、恋人との仲は良好な様子でイチャイチャしてますが、冒頭のイチャイチャって何故かちょっと不安になりますw
出勤途中のブラッドリーに無線が入り現場に向かうと、刑務所から出所したばかりの男が殺されていました。
奥さんに話しを聞くと、10年前に関わった政府の仕事、とやらが関係している様子。
被害者を調べると刑期は無期懲役。
釈放されている事がそもそもおかしい。
さらに調べると、どうやら彼には免罪の可能性があり、刑期が短縮されたらしいが、誰が出所させたかまでは分からない。
ブラッドリーの足取りの合間に、釈放した男達に最後の任務を始めると面接をしているカウンセラー風の謎の男が登場。
冒頭の『何かを持っているか』というセリフがキーワードなのか繰り返し出てきます。
そして、またもや同じ刑務所から出所した冤罪の男が一人殺される。
二件の事件に繋がりを感じたブラッドリーは2つの事件を追い始めるが、信頼している恋人が何やら怪しい動き?
更に今回の件に国防省が絡んでいる可能性までが浮上。
ブラッドリーが子供の頃、兄と共に拳銃の誤射で母親を殺していた過去回想が入り、手に入れたリストに兄の名前が。
そして犠牲者は次々と増えて……
何故彼らは殺されたのか
裏にあるのは国家の陰謀か策略か
ブラッドリーはこの殺戮を止められるのか
複雑に絡み始めた事件の結末は!
いやもう30分見るだけで伏線がすごい!
怪しさ満点な上に巨大な敵がのし掛かってくる重量感が画面からひしひしと伝わってきて、いい緊張感が継続します。
96分の映画ですが、内容がいい具合にギュッと凝縮されていて、無駄のない展開に作り手の上手さを感じます。
サクサク進むので飽きずに最後までガッツリ見られるのも良かったですね
全体的に地味で、盛り上がりに欠ける部分はありますが、ゆっくりとばらまかれている謎が解き明かされていくので、中弛みはなし。
なにより、ブラッドリーの上司である刑事部長が優秀!
上の圧力に負けず、最後は粋な演出までしてくれます。
こういうキャラがいると少し安心しますね~
誰が味方で誰が敵か分からないドキドキ感を味わいたい方は楽しめるのではないでしょうか~