なるほど、その発想は新しい!!!&映像凄くてヤベェ!!!
この映画を一言で表すと
『俺しか勝たん』
2020年 アメリカ合衆国製作作品
監督・脚本・製作、クリストファー・ノーランさん
クリストファー・ノーランさんと言えば、夢の中に入り込み、相手の情報を盗んだり潜在意識に情報を刷り込んだりする産業スパイが活躍するインセプションやバットマンビギンズ、ダークナイト、ダークナイトライジングの監督を務めた方ですね!
インセプションの時も映像が夢と現実が交差して、自分が今どこにいるのか観ている側もわからなくなりそうな、難解かつ幻惑的なストーリーと映像が魅力的でしたが、このテネットでは更に色々パワーアップしてました!
始まりはとあるオペラハウス。
演目が始まろうとしているまさにその瞬間、武装した男どもが乱入!
いかにも高そうな楽器を次々と破壊し、その場を制圧してしまいます。
駆けつけた特殊部隊が睡眠ガスを館内に流し込み、次々と眠っていく観客達。
突入する特殊部隊の中に、紛れ込む謎の男たち。
彼らの狙いは、一階の一般客ではなく特等席に座る人物のよう。
よく分からない合言葉を言い合い、特等席に座る男性が彼らの仲間である事が分かります。
彼を連れて逃げながら、観客を助けるために座席にセットされた爆薬を集めてまわる彼らの様子から、どうやら悪人ではなさそう??
間一髪のところで爆薬を集めきり、誰もいない(と思われる)二階の音響や照明を操作するスタジオブースへと爆弾を投げ込み、二階部分が大爆発。
そして、何やらヤバそうな奴に捕まってしまった二人の男。
ちょっと痛そうな拷問シーン(列車で見えないので苦手な人でも安心)の末、捕まっていた男は服毒し絶命……したかと思いきや、船上で目を覚まします。
彼こそ本編主人公……
って、あれ?
この人、名前なんだっけ??
とここまで書いて思ったので調べたら、なんと「名もなき男」なんだそうです!
んーー??でも、ヒロイン的な女性が彼の事、呼んで……いや、貴方としか言ってなかったっけ??
相棒は?
って、思った辺りで改めて凄いなって思いましたね〜
名前を呼ばれない事によって、物語の中で主人公なのに存在が透明な感じがするのはそのせいだったのかと気付きました。いや、マジで凄いな
船上で目を覚ました彼は、オペラハウスの事件は試験で合格は君だけ、おめでとう的な事を言われ、テネットという組織の存在を知ります。
そして彼は過去と未来と現在における時間の迷宮へと深く深く関わっていく事になるのです。
これまでも物語においてタイムループ、タイムトラベルものは散々描かれてきましたが、それはどれも点から点へのジャンプ的な時間の飛び方をしてるものがほとんどだったように思うんです。
テネットの場合は、時間を『飛ぶ』のではなく、まさに『遡る』んです!
テープの逆再生のように、現実を遡っていく、時間の向きを逆に進んでいく。
なので、同じ時間において、再生と逆再生が同時に存在しており、全てが地続きで繋がっているんです。
これ、めちゃくちゃ斬新!!!
そして何より交差してる時の映像が凄い!!!
どうやって撮影したの?
どうやって加工してるの?
どうやって演技してもらってるの?
とりあえず
どうなってんの!?!?
って、何度も見返してしまった😅
再生と逆再生の共同作戦とか、もう情報処理が追いつかない〜〜〜
これを考えて、更に映像として表現したクリストファー・ノーランさん、マジ凄すぎなんだが。
そして、ちゃんと過去と未来が交差するタイムトラベルものではお約束のシーンもしっかり抑えてあってニヤニヤするし、序盤の謎が解けてスッキリするし、作り方が本当に上手い。
更にヒロインの人妻キャサリンが環境的に魅力的すぎる!
愛のない夫に昔の罪と子供を盾にされて、一切逆らえない人妻とか、どこのR18作品ですか
といっても残念ながら(?)エチチな事は断固拒否してたので、そこは強要されてなかったみたいです。
後、個人的に嬉しかったのはテネットの女性科学者バーバラ役でクレマンス・ポエジーさんが出てた事!
この方、私が軽くトラウマとして記憶している海外ドラマ『THE TUNNEL/トンネル-国境に落ちた血・サボタージュ・復讐の執行人』の三部作で主役の一人エリーズを演じてた方。そのキャラが凄く好きだったんです😊
他にはハリポタやゴシップガールにも出演されてる方なのでご存知の方も多いと思います。
儚くて繊細なのに力強い魅力的な女優さんなので、もっと色々出てほしいなぁ✨
ということで、見応え抜群、映像すごすごなテネット!
ぼんやり見るには適しません。
しっかり見てても一回見ただけじゃ、??となりかねません。
ですが!
なんかよくわからんけど凄いって事だけは絶対分かる映画なので、少しでもご興味ある方は是非!
コロナの影響で興行成績伸びなかったのが、本当に勿体無い。
クリストファー・ノーランさんのセンスが光りまくっった珠玉の作品だと思います。