アニアーラ


コロナのせいでチャーリーズエンジェルを見に行けなくて少々ガッカリしていた所に、思いがけず出会えた静かなる名作✨
原作がいいのは見ていて分かりますが、小説では表現しきれない、宇宙の神秘的な映像が加わった事で、絶対グレードアップしてるよね、これ!ってなるくらい、映像が各所で美しかったです🌃
加えて、進行が小説を読んでいるかの様に軽やかで、内容を重たくしすぎず、けれど心理描写は丁寧に各事象が描かれ、テンポもかなり良く、スムーズに最後まで楽しめましたよ〜(๑´ω`๑)/
何より百合展開が秀逸✨



ってことで、百合表現も男女の絡みもあるので、苦手な方はご注意くださいね〜(^^)
気に入りすぎて、普段貼らないSS貼ってます(*・艸・)


2019年
スウェーデン・デンマーク制作作品

監督はペッラ・カーゲルマンさんとヒューゴ・リリアさん
知らない方だったので調べてみたんですが、アニアーラ以外の作品の検索ヒットがない模様。ですが、次の作品も見てみたいと思える丁寧な作風で要チェック決定です(*´﹀`*)

原作はスウェーデン作家のハリー・マーティンソンさんが書いた長編叙事詩『アニアーラ』
なんと出版されたのは1956年!
全く古くささを感じないストーリーと宇宙観を60年以上前にすでに書き上げていた事にも驚きましたが、何より、当時では犯罪とまで言われていた超絶ナンセンスな時代に、こんなにもナチュラルに同性愛を描けるこの方の『人間』に対する感性にまず拍手喝采です(T^T)スバラシイ
舞台上映もされている作品のようですので、そちらも見てみたいですね〜(≧ω≦)

主人公のミーマローべにエメリー・ヨンソンさん


金髪が綺麗で明るい笑顔がチャーミング✨
イサゲルに甘える時の演技が可愛いっ(≧ω≦)
可愛いと綺麗がイチャイチャしてるのを見るのは幸せだわ!と改めて実感させるキュートさ(*´ω`*)

ミーマローべのパートナー、イサゲルにビアンカ・クルゼイロさん


前半のほとんど感情を表に出さない演技と、後半の少し打ち解けた感じとで好感度上がりまくりのイサゲル、終盤に向けて見ている人間を僅かに不安にさせる演技はほんと素晴らしかったです(*˘︶˘*).:*♡
なんというか、演じている感じがなくて、イサゲルそこらへん歩いていそうな感じのナチュラルな存在感に虜になってしまいそうです✨
特に台詞がない時の演技が上手すぎて、話してないのに何考えているのか分かるのが凄い♡
そのせいか目が彼女の僅かな動きを追ってしまいます👀
上手い役者は目で語る。まさにそんな感じの女優さんですฅ( ̳• ·̫ • ̳ฅ)♡

物語の舞台は巨大宇宙船アニアーラ。
巨大宇宙船といっても、マクロスみたいに街がすっぽりと収まっているわけではなく、豪華客船なイメージが強いでしょうか🚢
外観もカッコよくて、ライトアップされた姿がとても綺麗な船です★


レストランやゲームセンター、プール、日焼けサロンといった各施設と客室。
従業員は操縦士以外は相部屋のようです。
3週間の宇宙の旅を支えるには充分すぎるほど充実した仕様。

住めなくなった地球から火星へ、人々を運搬する役割を担うアニアーラですが、宇宙ゴミのせいでなんと出航1時間後にエンジンを損傷、メルトダウンの危険がある為にやむなく燃料を全廃棄⚠️
針路も外れて、操縦不能の漂流船になってしまいます。
3週間の旅行と思っていた乗客は、最長2年彷徨う可能性を示唆されて困惑( ´・・)ソリャソウダ
近くの星の重力を使って軌道修正する、と艦長は発表するんですが、主人公と同室の天文学者により、実はそんな星、近くにはないと判明:(;゙゚'ω゚'):
人々の中に不安が広がる中、主人公ミーマローべが管理する幻想装置ミーマの需要が高まります。
ミーマとは、人の意識にアクセスして美しかった頃の地球の景色を見せてくれる画期的な装置


幸せな夢が見られて、一時だけでも不安を忘れられるんですから、そりゃもう大盛況٩(¨ )ว=͟͟͞͞
ですが、このミーマ、どうやら人工知能を内蔵していたようで、ある時急に人の言葉を話し始めます。
人々の記憶に触れる事で、悲しみを知り、ストレスを感じている様子のミーマを一時的に休ませようとしますが、艦長がそれを許しません。
結果、ミーマ自爆💣💥


メンタルケア装置を失った人々の中に新たな信仰が目覚めたり、ドラッグや自殺が横行し始めます。
何もない宇宙空間を彷徨うアニアーラ。
そこに救助船らしき影が現れ·····


制限だらけの中で描かれる人間の生体がとてもリアルでしたね〜。
有事の際に宗教が発足する様子は映画『ミスト』でも描かれていますね(•᎑•)
特に大きな暴動もなくドンパチもありませんので、そういう意味では安定感のある作りになっていると思います。

前向きに生きようとする人、絶望に打ちひしがれる人と様々ですが、大切な人に二度と会えないかもしれないという精神的ダメージがキツいのは痛いほど分かるので、その選択をしていく人達を否定出来ないのが哀しい〜(/ _ ; )
常に窓の外は暗く、不味い食事しかなく、娯楽も少ない、何より希望が見えないという状況は確かに辛い☠
鬱になるのも不安になるのも理解出来ますが、せっかく命からがら地球から脱出したのに、何もせずに死ぬなんてもったいないなぁと思っていましたが、もしかしたらミーマローべのように艦長に自分が出来ることを提案、進言した人はいたのかもしれませんね。
で、同じく却下された可能性は高い気がします( •́ •̀ )
この艦長の評価が人によって変わりそうですが、私的にはダメダメです。
人々の目的を火星への到着や救助ではなく、アニアーラでの快適な一生も含めた環境作りと、生活の整備にシフトして確立しきれなかったのもやっぱり艦長が原因な気がしますしね〜
何より、先に自分が手を出しておいて、反撃されたからって女性をボッコボコにさせるのも最低ですし、まだ乗客がいるのに自殺しようとした形跡があったり、もうビリアードして笑顔で画面に映し出されるシーンで顔面パンチしてやりたい( ˆᴗˆ )

と、艦長についての不満をぶちまけましたが、私的にはミーマローべとイサゲルの関係性を見ているのがとてもとても楽しかったです✨
かなり序盤からすれ違ってたり、目で追っていたりと、ミーマローべの視界にチラチラ登場するイサゲル。


プールで会った時、なぜかミーマローべ、イサゲルの真後ろ泳ぐんですが·····きっと観客である私たちに素敵なアングルをみせたかったに違いありませんね!٩( 'ω' )و 
後、男とチュッチュしてるところを見られて言い訳したり、イサゲルを気にしているミーマローべがとても良いです(✿◉᎑◉)
一方イサゲルはというと、ほとんど感情を表に出さない彼女ですが、ミーマ自爆のせいで職権乱用していたと噂を立てられたミーマローべを、その噂のみを根拠に処罰するという艦長に怒ってたてつきます。
普段感情を表に出さない人が感情的になる、という表現でイサゲルの気持ちを描いている手法が好きすぎました〜(❁᎑❁)*✲゚*
魅せ方やキャラ設定もありますが、私イサゲルかなり好きですฅ( ̳• ·̫ • ̳ฅ)♡


眠たそうな目、静かで可愛い微笑み、ちょっと強めの視線、内なる強さと儚さが混ざり合った雰囲気に完全にノックアウトです(♡А♡)

やがて、想いと身体を重ねる関係になる2人


ある時、ミーマ宗教の儀式に誘われ、参加してみたらなんと公開sexが始まり、そのまま儀式は乱行パーティに^^;
そのせいで妊娠、出産する事になりますが、家族としてダブルママしてる2人の姿がとても優しくて素敵でした🎶
「馬はなんて?」の会話が2人とも可愛すぎて大好きです(♡˙︶˙♡)

数年毎に時間を飛ばしながら語られる物語は、日記のように淡々と彼らが歩んだ軌跡を描きます。
人が生きて、死ぬ。
幸も不幸も織り交ぜて。
598万1407年後の世界で見つけたものは宇宙のロマン✨
まさにSF小説原作映画に相応しいエンドを持ってこられて、最後は唸るしかありませんでした(*゚Д゚)(*゚д゚)(*゚Д゚)オォォ...

序盤でも言いましたが、相当重めな内容をスピーディに語る事で、ライトにしてくれていますが、なかなかに辛い出来事が連続しますので、あまりに深くキャラに寄り添い、行間を追って見てしまうと、激しく落ち込む可能性があるかもしれませんので、メンタル注意して下さいね(۶•̀᎑•́)۶

いやぁこのイチャイチャっぷりを見せられたら、もうニヤニヤするしかありませんでしたฅ( ̳• ·̫ • ̳ฅ)♡


何がいいってそのナチュラルさ✨
乱行だったとはいえ、ヤキモチ妬いたりせず、自然に子供を受け入れて、家族してる姿が素敵すぎます(ღ˘᎑˘ღ)
そして何より、イサゲル可愛い〜っ(≧▽≦)


決してハッピーエンドとは言い難い結末が待ち受けていますが、2人の幸せそうな時間を共有出来て私も幸せでした♡((´ •ω• 人 •ω• `))♡

とある人物が亡くなってから操縦士に復帰していたはずのイサゲルがずっと部屋着だったり、ちょっと不思議なセリフがあったりするので、もっと深く知る為にも原作も要チェックですかね〜(๑´ω`๑)/モットモットーアーナータヲー♪モットモットーシーリターイー♪