進撃のビーニャ | ひきこもり、お遍路へゆくAmeba版

ひきこもり、お遍路へゆくAmeba版

自身のアルコール依存症や引きこもり、アダルトチルドレン問題により、生き方を見直す切っ掛けを手に入れ、その舞台に四国八十八ヶ所の遍路を選んだ男のブログ

止まり続けることで有名なあの人のブログが、



止まらない更新へ!


しかも1日2回とか更新している!




きっと皆さんは「あぁ~…、またか…」と思いだろう。




そう、遍路前になると見返りを求めるように怒涛の更新劇を見せ出すのだ!


彼女も言っているが、どうやら近々通し打ちに行くようだ。




あれは6月のことじゃった。


ワシが自助グループ関係で神奈川に会議に行った翌週に今度は沖縄で研修を受け、


この世で一番嫌いと自称する自助グループのヤル気をチャージして帰ってきた時の、


凄く遠回しな「仕事辞めてきた」。


離婚されることを非常に恐れながらの凄く遠回しな事後報告に、


必死にチャージしたヤル気をワシは一気に持っていかれたのを覚えとる。


元々、彼女は仕事を辞めたら遍路に出るとは言っていて、


俺も色々有りすぎた人生を歩んでいるだけにそうした貴重な時間の使い方として“現実”から離れるのは大賛成なのだが、


遍路を通し打ちする上で問題となるのが、


その費用、


よりも通し打ちに拘るとすれば失業保険の手続き(ハローワークの関係)が出来ず完全に無収入な期間が長くなるということだ。


もし失業保険を貰いながらとなると何度か宮崎に帰ってこなくてはならない。


まぁ、貯めた金もあるし、微々たる退職金やボーナスもあるのだけど、


ビーニャ「その前に北海道へ行こう」


とか言い出して、既に金は結構使ってしまったのだ。


因みに我が家ほど走り回る家庭でもお土産系を抜けば1日1万円も使いませんでした。


幸い、彼女は野営スキルも遍路スキルも積んでいるから、宿遍路さんとはコストが全然違うのだけど、


本人なりに超難関に挑むとかで、その予定日数も1.5倍増しなのでテント泊とは言え食費等掛かってしまうよね。


まぁ、いいや。


器から溢れるものもあって、


人はその溢れる部分を欲しがるものだが、


俺は自分の器の中で生きることにした。


今は溢れた分を使っているだけ。




北海道の旅中に実感したことがある。


精神疾患からの回復を歩みながら、やっと仕事が数年続き、年間100万程度は稼げるようになった。


その中から、赤字になることは解っていても今まで払えなかった社会保険も払っている程の低所得を生きている俺。


しかし、


『俺はお金に凄く恵まれているんだな』と感じた。


その理由は、


お金の使い方を知れた気がするから。


お金持ちでも溜め込むばかりで使わないのは無意味だし、回るものも回せない自分で塞き止めるのは罪である。


お金は使って初めて意味を持つ。


低所得だろうがその使い方を知っている以上、俺は金に愛されたんだと思う。


使い方を知っていると言うことは、余計な贅沢はしないともなる。


贅沢や見栄に価値を感じないということだ。


だから欲も余りわかない。


この欲がきっと“心が貧しい人”達を悩ませる原因だと思う。


俺よりお金持ちの方が多いだろうけど、多分、お金に愛されている人はそんなに多くは無いのではないか?と感じる。




アルコール依存症からの回復で、一円も無い日常から少しずつ生活を建て直してきた(※)。


だから正直、こんなにも生活を建て直せるとは思っておらず、今が既に奇跡である。


あの長かった貧困と、兄弟からの残酷なまでの脅迫的“圧”。


あの日々から俺はお金と言うものを学んだと思う。




負け犬の遠吠え。




(※)こんなことを書くと「酒買う金はあるんだ」と疑問や挑発を感じる方も多いが、精神疾患とはそんな単純な話ではない。


上手に働くことが出来ないということも経験してみなければ、どんな世界かも想像すら出来ないだろう。


ひろゆき氏の解りやすい例えを借りると、


“生まれた時からハードモード”なのだ。


だが、ゲームと同じくハードモードこそやりきって楽しいものは無い。



特に4:52分