綺麗になりたかったとする。
他人が笑顔や愛想を振り撒いて踊っていたり、化粧をしている動画を見るか、
知識として、美容に必要な栄養や生活習慣、運動の知識がなどを仕入れるか。
果たしてどちらが的を得ているだろう。
スマホをエンターテイメントとして認知しているのか、
必要な情報を学べる武器として認知しているのか。
どうやら俺はスマホを映像ではなく文字として認知しているようだ。
明らかに自分より素材の良い人が、
便利な機材や化粧品を駆使して撮影した映像を真に受け、幻想の世界へサヨナラ。
綺麗になりたくて毎朝化粧に1時間、
服や化粧品に数万掛けるなら、
その時間や金をジム通いに充てた方が本質では?と思う。
爪にガシャガシャつけた鼻くその塊よりも鉄アレイの1つでも持った方が綺麗になる。
静かに座って自分の棚卸しでも、瞑想や内観でもした方が幸せになれる。
毎晩の風呂上がりに現実とこんばんわ。
第三の選択肢として、
俺は、俺のブログに宣伝目的でフォロー登録してくるメンタルコーチとかセラピストという詐欺師達とは違って、
「頑張らなくて良いんだよ」とか、砂糖の数倍も甘い言葉を無責任に言えない。
ある適度は頑張らないと確実に不幸へ向かうし、
他人が変わるのではなく、自分が変わるしかないという現実を、経験を元に文字として伝えている。
俺だって甘ったるい言葉を並べ立てることは可能だ。
そう言う世界に身を置いて勉強を重ねているから。
しかし、それを都合良く使う当事者や、支援者を沢山見てきたが、誰一人課題を克服出来ていない。
それに俺の本質を問えば、
甘ったるい言葉を吐いて他人に好かれることが目的ではなく、
他人に幸せになって欲しい、
俺とは同じ失敗をしないで欲しいことが願いである。
だから俺は甘えきったお前らに現実を突き付ける。
誰もが個性は美しい。
本当に光輝く宝石だと思っている。
しかし、俺の目に映っているものではなく、
多くの人が目に見えるものばかりに囚われすぎて本質を見失い、全く違う方向へと向かっている。
本当にブスやゲスが醜いのか?
いや、それが美しい時代に入っていることに気付かないのか?
YouTuberを見ても夫婦で日本各地を車中泊等で旅している動画は腐るほどあるが、
多くが個性は無く、皆と同じところへ行き、同じ感想を述べているだけだ。
しかし妙に惹かれる動画もある。
そうした動画が俺の場合、何故かブスやゲスだったり、ぶっ飛んだ趣味などが多いんだな。
昔からB専とは言われているが…、個性は本当に人を惹き付ける。
塗ったくった面を拝むよりも本当に。
個性派と言われながら皆同じ面。
俺は最近、妻と犬2匹と40日ほど旅をしてきた。
その時に、徐々に白髪が目立ち出したビーニャさんを見て気付かされたことがある。
本当は俺達夫婦はこんなにも歳を取っていたのだと、
余り若気の喧嘩を繰り返してはならないと、年相応のビーニャさんを見て心の底からホッとしたのを覚えている。
ところが彼女は数日前に白髪染めをしてきて少し若返って来た。
俺にとってそれは残念なことだった。
歳相応の生活をしたいのに、若作りに励むその現実との乖離に人が混乱しないはずはない。
いつまでも見た目だけを若く保ちたい気持ちが俺には理解できないが、世の中の大多数の願望がこれであることは知っている。
しかし、俺にとってそれはデメリットであり、
やはり年相応の見た目で、歳相応の付き合いを、
不自然さを取り除いた状態で俺は静かに行いたいと願う。
余り現実離れしませんように。
アルコール依存症とまで診断された俺が手にしたアルコールは化粧品と同じ。
強い男になりたくて、弱い自分を必死に隠そうとして…、現実の自分から目を背けて。
女心は理解できませんし、したいとも思いませんし、
女が男心を進んで理解する生き物だとも思えません。
(因みにビーニャさんは化粧を滅多にしない人です)