Z250のマフラー交換とセローのキャリパー掃除、そして人間何もかも綺麗じゃいかん話 | ひきこもり、お遍路へゆくAmeba版

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自身のアルコール依存症や引きこもり、アダルトチルドレン問題により、生き方を見直す切っ掛けを手に入れ、その舞台に四国八十八ヶ所の遍路を選んだ男のブログ

先日行った四国観光の出発日に福島県から届く荷物があり、俺はそれを凄く楽しみにしていました。

ところが旅の出発は昼過ぎなのに、荷物が届くのは19時以降と言うことで、泣く泣く荷物の配達日を1月26日から29日に変更して帰宅後に届くように設定。

帰りのフェリーもそれに間に合うように予約しました。

旅の合間もそれを思い出してワクワクする気持ちと、荷物の存在を知らないビーニャさんがどんな😠恐ろしい💢顔をするのかドキドキしておりました。

旅から帰り、予定通り届いたのは、


ビーニャさんのセローのタイヤとは別に、


現在整備中のZ250のマフラーでした。

このバイクが帰ってきたらマフラーだけは変えることを決めていたのです。

実は、このバイクを買って10年になりますが、ずっとマフラーを変えたい気持ちを我慢していたのですよね。

俺はバイクを“音”で乗る(楽しむ)面が大きくて、車とは違って右手で回すアクセルの少しの感覚でダイレクトに伝わるエンジンの鼓動と、その素直さと会話をしながら走りを楽しむのが大好きでした。

元々、純正品のような静かなマフラーは好みではなく、うるさい位が俺としては丁度良かったのです。

中学一年生の後半から学校では虐めと、家に帰ればアルコール依存症の父から受ける虐待に『このままでは殺されてしまう』と感じ非行に走って生き残る道を選んだ俺ですが、

その頃からずっと孤独で、暴走族には入りませんでしたが煩いバイクに乗っており、そんな感じでバイクと“音”(音楽)だけが心の救いでした。

そのバイクも長男が誕生する20歳の時に母に言われるがまま手離し、それが理由でまた心が病み、アルコールと薬漬けだった日々はよく『バイクがあればこうはならなかったのではないか?』と苦しんでた思い出があります。

それから31歳で逮捕を切っ掛けに精神病院に幽閉され、断酒すると共に32歳の時にこのZ250を購入。

当時乗っていた125ccのスクーターも本当に俺を支えてくれましたが、自助グループの帰りに事故に遭い、思いきって排気量アップに踏み切りました。

当時は熊本や大分、時には福岡まで断酒するために毎晩自助グループに通っていたので、排気量アップすることにより高速道路を走れるようにしたかったのです。


ずっとノーマルマフラーで乗ってきましたが、遂にこの日を迎えました。

ここ数年、必死に貯蓄し、ある程度の貯金も出来てきた心の余裕もありますし、本気の倹約生活で見えてきた“節約と今を楽しむための出費のバランス”もあり、

何から何まで投資に回していたお金を、新NISAやiDeCoだけでも毎月相当な額を貯金してますので、それで余ったお金は日本個別株に回さず楽しみに使うことにしたのです。

因みにコツコツ増やした日本個別株も新NISA移行により少しずつ売却しておりますが、時期にも恵まれて全体的に外れは無く40%ほど利益が出て御馳走様でした。

今後は個別株は面倒なのでインデックス投資に限定しようと思います(と言いながら個別株の威力は大きいと痛感した出来事でした)。

俺より日本株に力を入れていたビーニャさんはウハウハですが、売り時を間違うと四国移住資金にもなりませんから後回しにせず、そろそろ真剣に考えて欲しいですね。

話をバイクに戻して、


とはいっても、流石に一流品を買う気持ちは最初からありません。

中国製のコピー品が1万円以下で売ってますが、それは流石に嫌なので予算は3万円前後としました。

その予算で選んだこのマフラーですが、何と新品で送料込み約38,000円(予算はどこに行ったの?)のところ、中古品ですがメルカリで13,000円で見つけたのです。

傷もそんなにありませんし、手離す時にもそれ位の値段は付けれそうなので、お試しにはアリだと思って即購入。

メルカリとか殆んど使ったことがありませんが実に便利で良いものを簡単に見つけることが出来ました。


外した純正マフラーも普段見えない(手の届かない)所は錆び錆びですね。


で、交換した後がこちら。


元々のマフラーもカッコ悪い訳では無いので、好みによると思いますが、良くも悪くもスッキリしましたね。

勿論、車体が軽くなり走りやすさにも良い影響があるそうですが、そんなこと一般ユーザーには分からん。

で、肝心なマフラー音ですが、

俺には大人し過ぎたわ。

メルカリでは“かなりの音圧”と書いていたけど、純正品の1.2倍位の感覚で、俺の希望としては純正品の3倍位のうるささが欲しかった。


とは言え、数ヶ月前にマフラーを交換したこの子は理想的な煩さだったので、Z250は静かな方が住宅地に住む人間としては良いのかな?

落ち着きがあって良い気もするけど何か物足りない、そんなマフラーでした。

見た目に関しては細くなってスッキリし過ぎた感じも隠せないけど見慣れてきたらこれはこれで格好いいですので気に入ってます。

やはりバイクは音もですが、自分なりのカスタムをすることにより愛着が爆発的に増え、それがまた乗ったり整備したりの楽しみにもなりますね。

これもまたコツコツ。

月に1万円だとしても、過去に吸っていた煙草が今に換算すると2万円は超えそうだし、酒代は月に5万円程使っていたのでは無いかな?


その次の日、セロー225WEのフロントキャリパーを掃除しました。

これを一番後回しにした理由は、これだけ数年前にオーバーホールしたから、一番状態は良いはずなんです。

ところが、実は以前から気になっていたのですが、やはりどうにも引きずっている。

“引きずっている”とは、ブレーキの状態が宜しくなくて、常にブレーキが掛かっている状態で、仕組みが同じなので車でも起きる現象であります。

ジャッキアップして手で前輪を回して見ますが、明らかにブレーキが掛かってます。

クルクルと何周かタイヤが回転するのではなく、スッとブレーキが掛かるようにタイヤが停止する。

『あらら…』とキャリパーを取り外そうとすると、やはりブレーキが掛かっていて簡単には外れない。

で、どうにか外したキャリパーですが、


ジャン!

もうね、バイク好きな皆さんに怒られそうなそんな状態。

如何に俺が素人で整備をサボっていたか分かり過ぎる状態となっています。

が、言い訳をさせて下さい。

勿論、整備に関しては最近勉強を始めたレベルで技量も知識もありません(道具には金かけてます!)。

俺には年に数回鬱時期(サナギになるの)があり、そうなると全くバイクに乗れなく、触れなくなり、その度にバイクを手離しそうになってしまいます。

その時期が長くてインナーチューブが錆びて穴ぼこができ、同時にリアサスのゴムが破けて新品と交換になったこともあります。

これはもう病気の成せる技なんですよ!(言い訳)

あともう1つが、前のオーナーの整備状態を未だに把握出来ておらず、このブレーキパッドも一体何が付いているのか、そもそも買い取った時からパッドやピストンが錆びていたのです。

「だったら新品と交換しろよ」という話ですが、そこは経済的な理由と、先に挙げた知識と技量不足と言うことで近々交換することにします。

一応、今は走る、止まるに影響は出ていないと思いますので、事故を起こさない程度に勉強と失敗を繰り返して行きます。


と言うわけで、最近勉強して始めたキャリパーの掃除4個目ということもあり、ピストンを磨き各部にグリスアップして動きが良くなりました。

一応、我が家の車、バイクは全て保険に入っておりますが、こんな状態で道路を走っていたことを心から謝罪致します。

サーセン。



また、厳密にはJMCAマークの入っていないマフラーらしく、俺の年式のバイクでは音が基準値を満たしていても違法になるそうで、そこら辺の法律を購入後知りました(セロー225はOK)。

つまり違法なので、この場を借りて謝罪させて下さい。

ごみんなすい。



違法ならとサイレンサーを外して走ってみましたが、うるさい分には良いのですが音が汚くなり、そして四方八方を家に囲まれている我が家ですので、道路はまだ良いにしても、音が反響する自宅周辺では酷いことになったので、やはりサイレンサーは付けることにしました。

騒音を立てたことをこの場で謝罪させて下さい。

ごみん。



亡くなる前の師匠とこんなことがあった。

末期癌なのにどうしても煙草がやめられず、入院中の病院が敷地内禁煙でも外に抜け出してたばこを吸いに行った。

酒は37年断っても煙草は1日すら止められなかった師匠だったが、その日ポイッと川に向かって吸い殻を捨てた。

その姿を見た俺は『こんなに人格者なのに、ポイ捨てをするなんて!しかも川に!』と驚き、

直後に師匠から「そう思っただろう?」と見透かされ、

「人間、何もかも綺麗ではいかんぞ」と教えられた。

今になって俺もそう思う。

師匠はよく俺のことを「潔癖だ」と言った。

それは潔癖症のことを言うのではなくて、完璧主義という意味だ。

何もかも自分自身や他人を“完璧”で締め上げてはならない。

だから俺も不完全な自分を受け入れ、親の求めた“完璧(親のコンプレックス)”を手離しました。

俺はこれを断酒と読んでます。