聞いてください。
昨日ですね、母と弟に誘われて温泉に行ったのです。
鬱が出ていてキツイ日だったのですが、自宅から車で1時間程走ったところにある霧島温泉郷まで行って、ちょっとリッチな温泉に浸かったのです。
その温泉はとても広く、25メートルプール3個分はあろうかという岩風呂で、深さは1メートル以上の開放的な温泉でした。
俺はいつも通り金の延べ棒を隠すこと無く開放的な温泉を、開放的に過ごしていたのですが、
ふと、少し高台にある櫓のような浴槽におばさんがいるのが目に入ったのです。
『まぁ、女風呂から男風呂が見えるなんて珍しい話では無いしな…』
そう思いながらも何か違和感がある。
『待て…、あそこは男風呂だろ!なんでおばさんが男風呂に入っているんだよ…?』
そう思いながら俺は次の浴槽目指して歩いていたのですが、
俺の向かう先に顔だけ湯船から出した2人の若い女性が左から右へと動いているのです。
『えっ?何で?』
念のため、もう一度書いておくと、
俺は金の延べ棒もゴールデンボールも隠すこと無く自由そのままのワガママボディーです。
しかし、その目の前に若い女性がいる…。
ちょっと待て…
玉玉、
いや…、
たまたま近くに来た弟に、
「おい、何で女が男風呂を歩いているんだ?俺は隠してないんだが…」
そう訪ねると、
「この棒から先は混浴だよ」と…。
早く言えよ。
俺は何も知らされていなかったのです。
てか、女は男風呂に入ってこれて、
男が女風呂に行くのはNGなんかよ。
これ、逆だととんでもない騒ぎになるんだが…。
言ってみりゃ、このホテルの温泉には、
混浴スペースと、女風呂の2つしか無く、男風呂は無いってこと。
厳密には露天風呂と小さな室内浴場もあるのですが、
どんだけの女尊男否だよ…。
その意味不明さに凄くモヤモヤしながら、周りを見渡すと、
他の男性軍も金の延べ棒を隠していない。
うーん、
何だかねぇ…。
嫌だよねぇ。
俺は納得いかんがよ。
その翌朝、
凄くニコニコしている奴が、
普段は俺より遅くまで寝ているくせに、