配膳(ウェイター)をはじめてすぐの人を表現するのに、「トレーの持ち方も知らない」と表現する因習がある程、配膳の世界ではトレーを持つことは基本事項であるようです

 

※このブログでは、右利きでトレーは左手で持つことを前提にして書いています

又、たびたび書いていますが、今現在の経験をもとに書いています

 

初心者には、「左手を拡げて、トレーの真ん中を持て」「重い物、危ない物(倒れそうなもの)は手前(身体に近い方)に置くと危なくないし、腕も疲れない」と教えられているようです

 

以下、経験から気付いたことです

 

・トレーは、重心を持て

例えば、トレーにグラスを3つだけ載せる場合、身体に近い淵の方に3つを固めて置きます

その場合、トレーを持っている掌は、グラスの真下あたり、真ん中よりもかなり手前にあります

 

・両手で淵を持つな

始めは、トレーを片手で持つことが怖いですし、重たいですので、両手でトレーの両淵を持ったりしますが、これは良くないです

先ず、かっこ悪いです

ホテルは見た目が9割です

洗練された仕草で、自信満々にしていると、失敗しても大抵の客は「こういう世界では、それが正しいのかも知れない」と思ってくれたりします

見た目大事です!!

また、余計に重たくなりますし、上達を妨げます

片手でトレーの下から支えても、前後に倒れることは無いのですから、右手で淵を支えていれば、バランスを崩すことは絶対にないです

両手で持つなら、左手をトレーの下、右手をトレーの淵、この持ち方にした方が良いです

 

・手首はまっすぐ向けるな

トレーを持つ姿勢をしてください

その状態で、掌を水平に保ちながら、手首を目いっぱい右に向けてください

自分の正面を12時としたとき、人差し指が2時あたりを指す感じです

これが最も安全な持ち方だと思います

トレーを水平に保ちながら、左ひじを開く動作ができるようになるからです

トレーを持ち歩きながらカーブするときも安定しますし、

こちらに気付いていない人とぶつかる時も、抱え込むようにすることができます

最悪、「ぶっかけ」だけは避けられます

本当に危ないときに、最終手段の「自分にぶっかけ」ができます

熟練者は、人差し指から小指までをくっ付けて持つらしいですが、他の達人は頭上に重いトレーを持ち上げて衝突を躱したりしていますので、そのような技術を目指すのであれば、指は開いて持つべきなのでしょうか…

 

・曲がり角、密集地帯は気を付けろ

曲がり角で先が見えないとき、その先に人がいるなんてことを全く考えていない人がいるという心構えが要ります

1日働いたら、こっちが気を付けていなかったら大事故になった、ということが3回はあります

左に曲がるときには、上述したように、トレーを抱え込むようにしながら、肩から曲がりましょう

右に曲がるときには、右手でガードしましょう

右手は、掌を外に向けたほうが防御力が高くなります

見た目は拒絶しているようであまりよくはないですが、事故の回避率は上がります

 

・背筋は伸ばして、肘の角度は90度より曲げましょう

背筋はしっかり伸ばした方が楽です

肘を胴体よりも、少し後ろに引いて、できるだけひじを曲げれば、更に楽ですし見た目がカッコイイです

脇は、しっかり締めて、肩よりも内側に入るようにしてください

トレーは殆ど身体に密着するイメージです

以上、とにかく楽な持ち方です

状況によってはそぐわないこともありますが…

腕の裏側の筋肉と、背中の筋肉で支えるイメージです

 

・指三本で持て(?)

ネット上では、上級者は指三本で持っている、とか、掌は使うな、とか書いていますが、これはよくわかりません

研究中です

 

(2016/8/26)