メガネコ食堂弐号店 -232ページ目

作者の後書き的な話。

四日間も僕の駄文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

内容はほぼ事実です。僕の人生の中でも5本の指に入る恐怖体験でしたよ。恐怖だけでなく怒りや後悔、疲労と眠気、いろんなものが一気に押し寄せて感情が渋滞状態になりまして、筆をとる事を決めた次第でした。

また何か珍事件があれば、こんな形で書いてみようと思います。


さて今週末は待ちに待ったライブでございマス!

6/14(金)名古屋MUSIC FARM

6/15(土)横浜BAYSIS


となっておりマス。お近くの方、時間の都合が合う方は是非遊びにきてくださいー!


よろしくお願いしマス!



ではまた明日。

ブログ小説「Gを狩る者」最終話~決戦~。

この物語は多少の誇張表現はある
ものの、限りなく現実に近い、いや実際に起きた悪夢の記録である。


最終話~決戦~。


惨劇の部屋へと続くドアをゆっくりと開いていく。KCJ-3JF(キ○チョールジェット-3倍ジェット噴射)を握る手にも力が入る。

静かだ。見える範囲に動くものはない、本来あるべき夜の姿だ。このまま寝てしまいたい。しかし、この狭い空間にやつらか潜んでいる事は
わかっているのだ。気を引き締め直す。

一歩一歩窓際に置かれたベッドへと近寄る。拍子抜けするほどあっさりベッドに到達した。と次の瞬間、近くの壁を上っていくGが視界に飛び込んできた。静まりかけた怒りが一瞬で沸点に達する。

俺は照準を合わせ、ためらうことなくトリガーを引いた。

狙い通りに白い霧がGを覆う。当たった瞬間こそ勢い良く壁を登り始めたが、徐々に失速し数秒後には全身の力が抜けたように床へと落下していった。すかさず近寄って追い打ち(↓+A)をかける。憎しみと怒りの噴射は三秒を永遠にも感じさせるほど長かった。まずは一体。

あっという間に葬られた同胞の気配を察したか、しばらくは膠着状態が続いた。この間を利用し、ジャマー装置・HMIS(一吹きでMUSHIが居なくなるスプレー)を起動させる。

カタタタ

一体の気配がキッチンシンクから伝わってきた。部屋の対面にあるキッチンへと足を踏み出す。

恐る恐る流し台を覗くと2体のGが固まったかのようにじっとしているのが見えた。瞬間、ノータイムでトリガーを引く。まずは体感で3秒、狭い台所が白い霧で満たされていく。さらに駄目押しの5秒噴射(←タメ→B)を叩き込む。もはや台所は霧の都ロンドン顔負けの白もやに包まれていた。

圧倒的な威力を誇るKCジェット-3
JFとジャマーの効果が出始めたのか、 もはや部屋からはGの気配は届いてこなくなった。しばらく振りに訪れた、平穏な時間に安堵の溜め息が漏れる。数体仕留めた事で俺もいくらか溜飲を下げることが出来たようだ。

しかし、これが偽りの平和だと言うことは否めない事実だ。これからも闘いは続くだろう。そして俺は一つの事を心に決めた、


掃除をしようと。


『Gを狩る者』、完。

ブログ小説「Gを狩る者」第3話~宣戦布告~。

この物語は多少の誇張表現はあるものの、限りなく現実に近い、いや実際に起きた悪夢の記録である。


第3話~宣戦布告~。


俺の全身を支配するどす黒い一つの感情、それは「怒り」だった。
 ここは俺の部屋であり、大切な生活空間だ。それを、我が物顔でのし歩き、あまつさえ飛び回り、部屋の主を気取ってやがる。許さない、絶対に、だ。

時刻は深夜1時過ぎ、この時間は武器屋(ホームセンター)はやってない。24時間営業の雑貨屋(コンビニ)になら何らかのウェポンがあるかもしれない。

傍らにあった財布をつかみ、飛び回る「G」に注意を払いながら、部屋の外へと忍び出た。何とも言えない屈辱感がさらに怒りに油を注ぐ。

最寄りの雑貨屋(コンビニ)に入り、すぐさま陳列されたウェポンを吟味する。対MUSHI兵器に関しては信頼のおける、KC(キ○チョール)社が開発した緑色の最強武器『Gジェット』が欲しかったのだが、どうやら取り扱ってないらしい。苛立ちからか軽い舌打ちが漏れる。

隣に白ボディの類似品があったので手にとって説明を読んでみたところ、「H・A・E」や「K・A」にも効果ありで、ちゃんと「G」にも効くとのこと。多少の不安はあったが、今回はKC社の名前を背負った武器、『KCジェットー3JF』に全てをかけることにした。

対G地雷、『GHH』も欲しかったがこれは高望みだっため、“一吹きで部屋からMUSHIがいなくなる”との売り文句が目を引いた『ジャマー装置』にも似た防衛兵器も念のために購入・運用することにした。

会計を済ませ、悪夢の空間へと繋がるドアの前に戻ってきた。只ならぬ俺の殺気を感じ取ったのか、先程までの惨事が嘘のように部屋の中からは、何の音も聴こえてこない。

買ったばかりのKCジェット-3JFの安全装置を外し、斜め上方へ撃ってみる。噴射口から白い霧が飛び出す。

よし、準備は整った。緊張がスピードを増した心臓の鼓動を細かに伝えてくる。いざ決戦の場へ。ドアに手をかけ、そっと開き始める。

奇妙な事に、いや自嘲気味な感情の
せいか、俺はこの瞬間確かに、笑みを浮かべていた。




第3話、了。


次回、最終話~決戦~。へと続く。