写真は筑豊電鉄筑鉄香月電停。
香月電停から直方方面を望む。下は同じ場所からの、約30年前の写真。
旧国鉄香月線・岩崎駅跡。
西鉄バス岩崎停留所。高速バス乗車専用だと。
9日、うららかな日差しの1日だった福岡県地方。
最近休みの日はなるべく走るようにしていますが、ただいつものコースを走るのも芸がないなぁ
と考えていたら、廃線跡を走ってみるのはいいかも
と思いつき、手始めに最も気軽な旧香月線をチョイスしてみました。
旧国鉄香月線は、1908(明治41)年開業の、営業距離わずか3.5㎞の盲腸線。筑豊線中間駅から分岐し、付近の中小炭坑で採掘された石炭を運んでいました。いわゆる運炭線です。
閉山後、沿線は徐々に宅地化されてゆきますが、国鉄は増便や黒崎・小倉方面への直通などの積極策を打つことなく、1985(昭和60)年にあえなく廃止となりました。
廃止されて約30年。
今回訪れてみて、その痕跡は非常に薄れてしまっています。
終点香月方面から、順を追ってみたいと思います。
香月駅跡は、以前アップした通り西鉄バス香月営業所や老人ホームに転用されています。
駅名標のレプリカや説明板も設置され、香月線廃線跡の見所になっています。
今回は、筑豊電鉄を利用し、筑鉄香月からアプローチしました。
ご覧の通り、筑鉄香月から南側の風景は30年前とさほど変わりません。
もちろん車両は懐かしの路面電車スタイルから近代的なものに変わっています。また、架線柱も木製からコンクリート製になっています。鶴饅頭って、今もあるのかな!?
さて、筑鉄香月から旧香月駅方面に向かうと、途中左手に別れる道があります。これが香月線の路盤を流用して造られた道路。
香月~中間を結ぶ最短ルートの県道61号線です。
その県道を左折、道は北に向かいます。
再び左折、少し西に進んだところに岩崎駅跡がありました。
遠賀川の支流、黒川には香月線の橋梁が掛かっていましたが、橋脚や橋台と言った痕跡は見当たりません。
きっと30年の間に護岸工事がなされ、そのとき撤去されたのでしょう。
駅跡から200mほど先に、西鉄バス岩崎停留所がありました。
この停留所、食わせ物で高速バスしか止まりません。福岡天神行きの「なかま号」。
香月から岩崎を経てJR中間駅、筑豊電鉄通谷電停を経由、北九州都市高速道路黒崎インターチェンジから福岡方面に向かうのですが、黒崎ICまでの「地平区間」は降車不可。
つまり中間市内や八幡西区内の移動には使えないという、何とも不便なバス停なのです。
もともとは香月線を廃止して造られた県道61号線には路線バスが後継で運行していましたが、赤字撤退

中間方面への一般路線バスが無くなった今、高速バス専用になってしまったというのが真相なんです。付近は住宅が立ち並んでおり、決して過疎地ではありません。
確かに香月からだと筑豊電鉄や真っ直ぐ黒崎方面に向かうバス路線はありますが、中間方面行きはそんなに不人気だったのかと訝りたくなります。
途中で下車出来ない高速バスだけの路線でも、あまり不便ではないということか。
つまり、住宅地ながらマイカーが普及し尽くしており、公共交通機関は余り利用されていないことが伺えます。
たった3.5㎞ながら香月~中間間に中間駅が岩崎、新手と2つあった香月線。次の新手駅跡へと歩を進めます












