気動車の最後尾から見た車窓。
波打ち際ぎりぎりに線路が敷設されている様子が分かります。
 
太平洋の荒波が打ち寄せる、日高線厚賀付近の車窓。
海に近い秘境駅として知られる、大狩部。強い潮風を受け続けてサビだらけになった駅名標が、秘境感を演出!?
 
 
静内を過ぎると、進行方向左手に大海原が広がります。
行きがけは霧がかかって霞みがちでしたが、今度は波濤(はとう)までくっきり見えます。
荒々しい海ですが、このあたり昆布の一大産地。三石昆布という、いい出汁昆布が採れます。
こちらは気動車に乗って眺めるだけですが、実際の昆布漁はえらく大変だなと思います
 
さて、素朴な疑問。
なぜこんな波打ち際に延々レールが敷かれているのか!?
別に海の景色を乗客に楽しませるためではありません。
 
むしろ仕方無くこうなっているのです。
 
写真でも少し映り込んでいますが、山が海岸線すれすれまで迫っている地形のため、海沿いのわずかな平地を利用するしかないのです。
典型的な海岸段丘の姿ですね。
 
同じような例は、青森の五能線にも見られます。
わずかな平地もない場合は、崖をえぐってトンネルを通すしかありません。室蘭線の長万部~洞爺間がそうです。
 
車窓からは火山列島日本の多様な姿を見ることができますし、険しい地形を克服して線路を通し列島を走らせてきた鉄道の歴史をも感じとることができます。
乗り鉄の醍醐味のひとつと言えましょう
o(^-^)o