写真は宇部新川駅。
宇部新川駅停車中の小野田線電車、クモハ123。
海を望む駅、常盤から引き返して宇部新川に戻ります。
以前に記した通り、宇部新川は宇部市の中心駅。
運転系統としても、当駅発着の列車が多数設定されています。
ここから小野田線を走る、一両きりの123系電車に乗り換えです。
123系は「珍電車」としてファンの間では有名な存在。元々は貨物専用の電車、クモニ143系として製造されたのですが、
国鉄が民営化直前に貨物輸送の多くを廃止。比較的新しかったクモニ143は宙に浮いた格好に。
で、コストをかけずにローカル輸送用の電車をひねり出そうと、「魔改造」が行われ産まれたのがこの電車、という訳です。
ちなみに車内はロングシート、片開き2ドアなので小振りな車体に似合わずやたら長いシートです。
短区間の運用ながらトイレも付いており、元貨物電車とは一般の乗客は気付かないでしょう。
現在、中央線の辰野~塩尻間と小野田線区間のみの運用。垢抜けないフェイスで、重いモーター音を唸らせながらゆっくり走る姿は、ファンならずともどことなく郷愁を誘います。
今度はこれに乗って、小野田線の旅に出発です
o(^-^)o