写真は特急との交換で止まった日吉駅。
立木駅で381系国鉄色はしだて1号と交換。
 
山陰線福知山から京都までの区間は、20数年ぶりの乗車です。
当時はまだ非電化、一部で工事が行われていました。乗った列車は急行「丹後」。もちろんキハ58系です。
綾部、西舞鶴で二回スイッチバックして国鉄宮津線(現北近畿タンゴ鉄道)へ。宮津線乗車のついでに天橋立を見物するつもりでした。
 
途中由良川の河口にかかる長い橋梁を、列車はゆっくりと渡ります。まるで海の上を走っているような素晴らしい車窓が展開
思わず窓を開け放つneco
すると一枚の紙片が舞って川だか海だかに落ちてゆくではありませんか。
 
紙切れの正体は、私の北近畿ワイド周遊券。窓辺に置いたのが風に煽られ飛んで行ってしまったのです
(∋_∈)
 
まだ初日でしたからね、2万円以上ふっ飛ばしたようなもの�
若い日の苦い思い出です
 
さて、福知山発9:55の1134Mは下り特急の遅れにより、10時ちょうどの発車。
綾部を過ぎると、その由良川中流域の峡谷を望む区間へ。単線の線路が山肌にへばりつくように敷かれていて、結構カーブの連続です。
カーブの多い山岳路線で活躍する振り子電車381系にとっては格好の働き場所と言えそうです。
ポータル(トンネルの出入り口)はレンガ積みで、歴史を感じさせます。
 
なかなかの山岳区間、これまで平坦な車窓が大半だったので思わず見入ってしまいます
途中の立木で下りはしだて1号と交換。やはり国鉄色はいいですね
 
低い峠を越え保津川水系に入ると、胡麻という面白い駅名が。綾部以来の、多数乗車がありました。
次は鍼灸大学前。実際に駅前に建っている大学の名は明治国際医療大学。
多分鍼灸大学では学生が集まらないので現代風に改名したのに、駅名だけはもとのままなのでしょう。
JR九州ならとっくに変わっているはずです。
 
次の日吉ではまた上り特急と交換のため10分停車。ホームで通過シーン撮影を試みますが、現れたのは炊飯器もとい287系でした
園部からは2214Mに乗り換え。ちなみに福知山での5分延発はいつの間にか回復していました。お見事
 
亀岡から先はトンネルだらけの新線区間。もちろん初めての乗車です。
時々蛇行する保津川を跨ぎ、流れに沿って敷設された山陰線旧線も見えます。現在は観光客を乗せてトロッコ列車が運転されています(嵯峨野観光鉄道)。
残念ながらこの日水曜日は運休
(;_;)
 
運転していたら、乗っていましたね。
またの楽しみにしておきましょう。
 
電車は京都の広くて低い街並みを高架でずんずん進んでゆきます。太秦映画村の脇を通り過ぎ、二条城を左手に見ると正面に新幹線の姿が。
終点京都に到着です