写真は平筑田川伊田駅に停車する「炭都物語」号。
平筑の田川伊田駅駅名標。
ホームの端っこに「伊田」の駅名標を発見♪
10日の小旅行記、やっと最終回です
小雨がそぼ降る中、石炭記念公園を後にして日田彦山線で真っすぐ帰路につくこととします。
どうも最近私の旅は天候に恵まれません
(T_T)
田川伊田駅は2面4線の構造。島式ホームの1、2番線は平筑、3、4番線はJR日田彦山線と完全に別れています。
それらホームの間は異様なほど離れています。これは中線(貨物列車などが待避したり通過したりするための線路)が2線もあった名残です。
いかに貨物輸送が盛んだったかの証です。
その離れた平筑ホームにちょこんと止まったのは、一両だけのラッピング車、炭都物語号。
黒を基調に香春岳や二本煙突、炭坑節など田川ゆかりの風物が描かれています。
残念ながらまだ乗車機会に恵まれず、内装は分からないのですが、興味ありますね。まさか石炭博物館脇の売店みたいにすごいことにはなってないでしょうが
平筑の駅名標に目をやると「Mr.MAX」なる横文字が
これは地元のディスカウントショップの名前、今流行りのネーミングライツ(命名権)です。
平筑は増収のため、命名権を売り出しいくつかの駅ではこのような駅名となっています。
ホーム上屋は高くてがっしりした木造、昔日の栄光を物語る遺構のひとつですが、ちょっとこの駅名標はしっくりきません。
まあ平筑の有力スポンサーなのですから文句は言えませんが…
で、ホームの端に目をやると
何やら鉄製の駅名標が。
近づいてみてびっくり
いた 伊田
と書かれているではありませんか
今でこそ市名を冠して田川伊田駅ですが、1982年までは単なる伊田駅だったのです。
その当時のものかどうかは定かではありません。しかし過去の駅名を堂々と掲げているケースはそう多くないと思います。
伊田の町は隣の後藤寺と合併し田川市になったのですが、市の名前を冠した駅がないのは不便と田川駅に改称しようとしたところ…
当然ながら伊田と後藤寺で引っ張り合いになり
お互いの駅名に田川を載せることで手打ちとなった次第
今でも地元では単に伊田駅、後藤寺駅と呼んでいるそうです。
長い編成の列車が止まることのない現在、ホームの端に旧駅名が残されていても乗客には見えないので問題ないのでしょう。
それと駅も街も栄えた伊田駅時代を懐かしむ、地元の感情もあるのでしょう。
伊田駅の歴史の証人であるかのように、シンプルな駅名標は今日もホームの片隅に佇んでいるはずです。
〔おわり〕


