写真は
機関車(バッテリーカー)とトロッコの連結部。
野原越トンネルに進入!
トロッコ油須原線の終点、野原越。真っ暗なトンネルの中。
オリジナルの硬券きっぷとタオル。
再び走り出したトロッコ列車は、すぐ先の野原越(のばるごし)トンネルへ。
普段は門扉で閉じられており、一般人は年8回このトロッコに乗らないと立ち入られない特別な空間です
トンネル内部は赤村トンネルのように照明はなく、真っ暗です。そのためコウモリの巣窟と化していました


列車が通るとコウモリたちは驚きのあまりそこら中を飛び交い、男の子たちは大興奮


探検家気分なんだろうな
スタッフも心得たもので、コウモリたちに懐中電灯を当てて驚かせていますよ
彼らにはいい迷惑だな
トンネル内部は鉄道トンネルらしい蹄鉄型。コンクリートの壁面はきれいに保たれており、今すぐにでも使えそうな状態です。
しかし、通常の規格より天井が低く、小さなトロッコ列車用といった風情です。なんでだろ
やがて鈍いブレーキ音とともに、トンネル内でおもむろに停止。終点、野原越です。
ここでスタッフより説明が。
「トンネルはこのもう少し先まで続いており、線路もあるのですがここが赤村と隣の大任町の境界線。このトロッコは赤村村内までの運転となります。
このトンネルはトロッコが通る以外に田川市の導水管として利用されており、この地下に水道管が埋設されています。そのためトンネルは1mほど嵩上げされています。」
なるほど、天井の低さの秘密がわかりました。
「実はこのトンネル、トロッコや水道管のためのものでなく、国鉄時代に計画された油須原線という路線の跡なんです。
筑豊炭田で採れた石炭を、瀬戸内海に面した苅田港に運ぶ目的で作られましたが、エネルギー革命によって炭鉱は相次いで閉山。
当時の国鉄は大赤字に陥り、開通させても運ぶものがない油須原線は、ほとんど完成しながら結局日の目を見ることはありませんでした。
かくしてその遺産を少しでも活用できないかと始めたのが、このトロッコ列車なんです。」
おぉ、ちゃんと油須原線の歴史に触れてくれましたね
大半のお客さんは、幻の国鉄油須原線のことは知らずにトロッコに乗りに来られるでしょうから、こうした説明はいいよね
(`∇´ゞ
出来れば大任町とタイアップし、トンネル出口かその先まで運行してくれれば、と思いますが、地元有志で何とか頑張っている乗り物にとっては難しいのかな。
群れ飛ぶコウモリを従えながら、トロッコ列車は今来た道をガタガタと戻ってゆきました



