necotetsuさんのブログ-HI3H01450002.jpg
necotetsuさんのブログ-HI3H01530002.jpg
necotetsuさんのブログ-HI3H01500001.jpg
necotetsuさんのブログ-HI3H01490001.jpg
necotetsuさんのブログ-HI3H01520002.jpg
写真は田老駅ホームから見た、田老の風景(2枚)。
駅より海側に向かう道からの風景(2枚)。
国道に掲げられた津波浸水区間の表示。
 
 
駅前を横切る国道45号線の築堤をくぐり抜けると、そこは一面の草むらnecotetsuさんのブログ-0008.gif
北の方に工事用の建物が目に付く程度。がれきはさすがに撤去されていましたが、雑草が生えるに任せているかのようです。
 
海側を見ると、立ち枯れたような松の木が数本並んでおり、一層荒涼とした雰囲気を醸し出しています。
そして白い工事用フェンスが延々と続いていました。あの向こうには、万里の長城と称された大防潮堤が横たわっているに違いありません。
 
もちろん立ち入り禁止なので、撮影は無理。
工事関係者なのか、向こうから歩いてきた男性と挨拶を交わしただけで、後は人の気配のないフェンスと草むらの間をとぼとぼ歩きましたnecotetsuさんのブログ-0074.gif
ふらりと訪れた旅人ながら、あまりの変わり様と復興の進みなさ具合に、悄然とした気持ちに見舞われました。
 
ふと山側を見ると、僅かに被災を免れた住宅が山裾にいくらか並んでいます。
昨年の田野畑で見た光景を思い出しました。わずか十数メートルの差が、ここでも生死を分けたんだなnecotetsuさんのブログ-0190.gif
 
国道45号線に戻り、建物が残っている方へ歩を進めます。
宮古から田老へは県北自動車のバスも運行されており、田老駅から少し離れた家がいくらか残った地域にもバス停がありました。
 
津波の被害を逃れられたとは言え、買い物や通院など日常生活には不自由されているのではないでしょうかnecotetsuさんのブログ-0168.gif
国道はすっかり復旧しクルマはしょっちゅう行き交っていますが、「街」の様子を見るに、復興への道のりはまだまだだと思いました。
 
国道近くの、生き残った堤防の上にひとだかりがnecotetsuさんのブログ-0181.gif
現地の語り部(ガイド)が見学者に当時の状況を説明し、防災の参考にしてもらおうという企画の様です。
 
田老の防潮堤は、海外からの視察があったほどの規模でしたから、津波で町が壊滅してしまったショックはいかばかりだったでしょう。
 
僅か40分強の訪問でしたが、改めて津波の怖さを思い知らされると同時に、生き残った方々の生活再建が進められるよう願わずにはおれませんでしたnecotetsuさんのブログ-11028.gif