写真は能勢電鉄日生中央駅の終点部分。ベテラン1000形が休んでいます。妙見口駅。
宝塚を出発した阪急電車は、福知山線をオーバークロスし落ち着いた住宅地の中を東に走ります。
急行ですが豊中までは各駅停車。JRとのスピード競争からは降りたようですね。
その代わり、阪急が開発した住宅地のお客にきめ細かくサービスしよう、ということなのでしょう。
高架となり、ビルが目立ってくると川西能勢口到着。
ここで能勢電鉄に乗り換えます。
能勢電の電車には、宝塚線の上下線ともに同一ホームで乗り換えられるよう工夫されていました♪
能勢電鉄は妙見山への参拝客や貨物輸送を目的として建設されましたが、近年は通勤路線に変貌し、朝夕は梅田へ直通特急も運転しています。
電車は阪急の古参車両1000形。
山あいの住宅地をゆっくり北へ分け入っていきます。
電車の銘板を見ると昭和37年製だと
(◎o◎)
50年選手ですよ

でも不思議とそんなに古く見えません。
最近のインバータ制御電車と好対照な、重厚なモーター音を響かせてくれます

多田を出ると急勾配をうんうん登って、平野。三ツ矢サイダーの故郷です。
さらに登って、山下着。ホームの向かい側に止まっている日生中央行きに乗り換えです。
日生ニュータウンに向かうこの電車、北へ一駅だけ走るはずが、なぜか川西方面へ

するとすぐ止まり、下り線に転線。日生中央方面へと走り出しました。
つまり、乗り換え客が同一ホームでスムーズに乗り継げるよう、電車の方がひと手間かけているのです。
こころ憎い配慮ですね

日生中央で折り返し、再び山下へ。「本線」の終点妙見口に向かいます。
車窓はだんだん鄙びてきますが、少し離れたところには住宅地が造成されています。
終点妙見口だけが、時が止まったような懐かしい雰囲気で佇んでいました。山の入り口の小駅



終点まで乗った乗客は、ハイカーや観光客ばかり。妙見山目指してバスや歩きで向かっていきました。
私は駅周辺をぶらつき、折り返します。ケーブルカーまで乗る時間は無いな
(^_^;)
ケーブルカーやロープウェイを鉄道とみなし、乗り歩きの対象にするかどうかは人それぞれだと思います。
私はそこまでは…と思いますが、皆さんはいかがでしょうか!?
川西能勢口9時52分到着。
わずか一時間半足らずで能勢電鉄完乗です
