写真は新開地駅に停車中の神鉄5000形ハッピートレイン。神鉄粟生線活性化協議会のポスター「乗らないと、残りません」。
神戸電鉄は本線格の三田線と、鈴蘭台から別れる粟生線、それに関西の奥座敷として有名な有馬温泉に至る有馬線の3系統。
まずは粟生線に乗ります。
粟生線はここ最近不振で、廃止も取り沙汰されている状況。
乗り放題のスルッとKANSAI(以下スル関)なので直接増収に貢献しませんが、今回乗っておきたい路線の一つだったので、まずはここからです。
そして終点粟生から先にある北条鉄道にも。スル関適応区間から外れていますが、お金を払って乗ります。
神戸の街は六甲山地と港の間の狭い平地に長細く広がっていますが、近年六甲の北側が急速に宅地開発され、神鉄はその輸送を担っています。
地下駅の新開地を出た電車は、地上に顔を出すといきなり急勾配の線路をうねうね上り始めます。
勾配標を注意深く見ていると40‰やら50‰やら発見
(◎o◎)
JRは原則33‰までですからね、これはすごい。
トンネルをほとんど使わず六甲の山並みを超えてゆこうと言うのですから、ほとんど登山鉄道です。
電車はモーターを唸らせ慎重に登ってゆき、街がはるか下の方になってきます。
新開地から4つ目の鵯越では早くも山岳駅の様相。あの源平合戦で知られた鵯越えです。
次の鈴蘭台との間に、小さなホーム跡が。廃駅になった菊水山駅です。専らハイキング客のための駅で、存続していれば間違いなく秘境駅認定、です。
(≧∇≦)
分岐駅で車両基地もある鈴蘭台から、粟生線は単線で別れ、さらに勾配を登ってゆきます。
鈴蘭台西口、西鈴蘭台と紛らわしい駅が続きます。西口の方は50‰の勾配のところにホームが
(*_*)
ブレーキ性能の良さと、運転士の腕が求められますな
(≧∇≦)
西鈴蘭台からは複線と単線を繰り返す。車窓的には完全な山岳路線、人家の見当たらない山の中を蛇行してゆきます。
途中から開けて集落が見えてきます。降車も少しずつ。
ここまでは地形の険しさのため、宅地開発が進まず、粟生線利用の伸びない一因になっているようです。
「乗らないと、残りません」ポスターによると、協議会や神鉄自身の努力により乗客減少は歯止めがかかってきていますが、依然毎年10億円以上の赤字が計上されているとのこと。厳しい状況には変わりありません。
乗ってみて気付いたことですが、昔ながらの路線ゆえ急勾配や急カーブが多く、スピードの面でクルマに対抗できていないのではと思われます。
神戸市街地への通学需要がどのくらいあるかは分かりかねますが、通勤需要を取り込めていないのではないでしょうか。
もしそうなら、その点が三田(さんだ)線と決定的な違いです。
さて、乗った電車は途中の志染(しじみ)止まり。ここまで3連だったので、単行の電車がホームで待っているのかと思いきや、以外な展開が…
(∋_∈)
[つづく]

