写真は三陸鉄道の久慈駅。JRとは別の駅舎です。リゾートうみねこのボックス席。畳のシートに座布団が。
久慈駅からは三陸鉄道北リアス線。
市街地を離れ、再び山に分け入ります。三陸はリアス式海岸、ノコギリのような海岸線に山地が直接海に落ち込む険しい地形なので、海沿いにレールを敷くことが難しいのです。
また海岸線から離れていれば、それだけ津波の被害も受けにくくなります。
そこで敢えて山間部に迂回したり、長いトンネルを掘って、湾奥の集落を繋ぐように線路が敷かれているのです。
この久慈~陸中野田間(二区間)も、山間部だったため津波の被害を免れ、震災発生からわずか5日後に復旧できたのです。
次の陸中野田~野田玉川間は例外的に海のそば。
ここが路盤が流されてしまった区間です
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線路の両側には更地が広がり、雑草が生い茂っています。海岸沿いにはガレキの山。そしてここで案内放送が。
「いま通過中の区間は、昨年の東日本大震災で被災し、一年以上にわたり運休となりました。
しかし全国からのご支援により、今年4月1日復旧することができました。2年後には全線復旧の予定です。
皆様の温かいご声援をいただき、三陸鉄道は復旧に向けて着実に前進しています。今後とも、三陸鉄道をご利用いただきますよう、よろしくお願いします。」
要約すると以上の通りです。
リゾートうみねこを利用する、観光客や旅行者へのメッセージですね。
集落や漁港の施設があったであろう更地と、ガレキ山の間を走る列車。地域の復旧・再生はまだまだこれからなんだ、と実感させられます。
同時に先ほどのメッセージと相まって、三陸鉄道が地域復興の先駆けとならんとする、強い意志を感じました。
列車は野田玉川に到着。マンガン鉱山玉川鉱を控え、当初は鉱山輸送も期待されていたでしょう。
次の堀内(ほりない)との間に、大きな橋梁を二本渡ります。その都度徐行運転し、乗客はカメラを構えます。
海は相変わらずもやがかかっており、真夏なのにひんやりとした情景に見えます。蒸し暑くて明るいところから来た旅人には、異次元の車窓。
険しい地形、冷涼な気候、そして自然災害…
ほんと厳しいところだな
(ρ°∩°)

