須崎で一泊し、翌朝土讃線の終点窪川から土佐くろしお鉄道に乗り換え、高知県西端の街、宿毛を目指す。写真は土佐くろしお鉄道中村線の車両。前面の奇抜なデザインは、太平洋から登る太陽が連なって見える「だるま太陽」をモチーフにしたものだ。
窪川を出て、しばらく四万十川流域の水田地帯を走る。次の若井は予土線との分岐駅ということになっているが、築堤上にぽつんと佇む小駅。さらにこの先の川奥信号所で実際は分岐するのである。
川奥信号所は文字通り谷川のどん詰まり、険しい山中にへばりつくようにある。道路もついているのだろうが、たどり着くのも大変そうだ。ここを過ぎると中村線は向かって右側の急勾配のトンネルに突入する。ループトンネルである。入る寸前、左手はるか下に線路が一瞬見えるのでそれと判るが、線路がとぐろを巻いている間はずっとトンネルなので、残念ながら車窓は楽しめない。フランジ音を響かせながら、ぐいぐいと時計回りに下っていくのを体で感じとり、ループだなぁとおもう。
中村・宿毛線、海を見下ろす車窓もなかなかどうして。以前車止めに列車が衝突したという、頭端式ホームの終点宿毛駅で折り返し、本日のハイライト予土線に歩を進める。
