津幡町にある瓜生(うりゅう)という小さな町でカーペットクリーニングを行った。

山奥で携帯は圏外。蝉の声だけが聞こえる。

人間社会は開発開発で進んできて、大切なものをどこか忘れてきたんじゃないかとよく言われる言葉だが、その忘れていたものがひっそりとそこにある。そんな気がした。

観光地でもない。この町の風景は胸を締め付けるような、ニッポンの風景だった。

だからと言ってそこに今は住もうとは思わないが、守らなくてはいけないとは思う。

兎(うさぎ)追いし かの山
小鮒(こぶな)釣りし かの川
夢は今も めぐりて、
忘れがたき 故郷(ふるさと)

如何(いか)に在(い)ます 父母
恙(つつが)なしや 友がき
雨に風に つけても
思い出(い)ずる 故郷

志(こころざし)を はたして
いつの日にか 帰らん
山は青き 故郷
水は清き 故郷

日本人が一番好きな曲 「ふるさと」
自分の両親、祖父、祖母・・・そんな身近な親でなくもっと大きな親を考えてしまう。
僕たちはこのニッポンという場所の自然の大地に生まれた雫なんじゃないかな。
そんなことを考えながらゴシゴシとカーペットを綺麗にしてました。