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約2年半前の2021年5月に茨木市の住宅街で突如現れた老猫を本会のスタッフが保護いたしました。
避妊手術もされていたので、飼い猫だろうと、警察や愛護センターに問い合わせをいたしましたが、猫を探している届け出は無いとのことでした。
その猫ちゃん、ヒメちゃんのことを、本会のブログに載せたところ、な、なんとこのブログを通じてすぐに飼い主さんが見つかりました
その時の記事はこちら
飼い主さんも警察や愛護センターに問い合わせをしていたそうですが、うまくマッチングして貰えず、飼い主さんは毎日泣きながらヒメちゃんを探していたとのことです
ヒメちゃんはその時点でなんと20歳を超えた長老さん、同じ市内とは言え、脱走したお家からは相当離れている場所で発見されたので、どうやってそこまで辿り着いたのか？は分かりませんが、ヒメちゃんは大冒険しました。
無事お家に帰ってからも元気に過ごし、昨年末25歳で天国に旅立ちました。
飼い主さんからは
『数年前に、行方不明になったうちのヒメを保護して頂きました。
当時23歳だったヒメですが、先月12月30日に25歳で亡くなりました。
昨年は二度大きな手術をしましたが、奇跡の復活を遂げ、亡くなる前日までガツガツご飯を食べていました。
最期数日はぐったりしたりチュールを食べたり波はあったものの、最期は母に抱かれてホカホカで亡くなりました。
飼っているペットが亡くなるのはどんな気持ちなのか想像がつかなくてずっと怖かったのですが、あの行方不明だった10日間があったこと、そして無事に帰ってきてくれたことで、どんな最期でも家の暖かい場所で、看取れればそれでいい！と思えました。
亡くなるにあたりこんな気持ちになれたのも、本当に皆様のおかげです。
心の底から感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。
今行方不明の猫ちゃんたちも必ず家族のもとに帰れるように祈って
とご報告のご連絡を頂きました。
お悔やみにお伺いさせていただきましたら、ヒメちゃんは可愛い骨壷に入っていました。
きっと25年間過ごした幸せな暖かなお家で今もニコニコしながら素敵なご家族の皆さんを見守ってくれていることと思います。
今、迷子になってお家にまだ戻っていない猫ちゃんたちも、ヒメちゃんのように無事元気に戻ってくれることを願っています。
そして、ヒメちゃんのご冥福を本会スタッフ一同お祈りいたします。
ｂｙ 峰不二子
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