恋は二度目のアネモネ -44ページ目

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6月。
小学生の頃、水彩絵の具で紫陽花を描くのが好きだった。
水にとける紫陽花。
にじんで、ぼやけた輪郭がとてもきれいだった。



お昼ごはんは
ハムとレタスでサンドイッチを作る。
オリーブオイルとバター、フレンチドレッシングにクレイジーソルトで
シンプルでさわやかな味。外国みたいな味。
むしゃむしゃ食べておなかいっぱい。

YouTubeで、
ニューシネマパラダイスのラストシーンがあったから観ていたら、
また涙がとまらなくなってしまった。


昨日の今日で鮮度が高いから余計に。
ぼろぼろ、とめどない。滂沱の涙。
何人もの人が、
もう何年も前にすでに言っただろうけど、
わたしにもぜひ言わせてもらいたい。
これは !最高の !ラストシーンだということを !!
今さらすぎて、そこかしこからくすくす笑い声が聞こえてきそうだわ。

ニューシネマパラダイス観て、ライフイズビューティフル観るって、
14歳くらいでやることやで、と言われたが
そんなことはいいの。
わたしは遅咲きなのだ。
遅すぎる感は否めないけど !
いいの !


からから から騒ぎ
感動して泣いたりすると、
心と体はひとつだと実感するね。





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観たことなかった名作映画を観ることにはまっていて、
今日はニューシネマパラダイスを観た。
最後の5分で感動して号泣して、
さっきまで1時間くらい放心してました。
めっちゃいいやんか…
イタリアすごいな。
わたしもイタリア人だったらよかった。
それは映画関係なく、昔から思ってたけど。


好きな国で、好きな人種で産まれていいよ!て言われてたら
わたし日本人だったかなあ。
やっぱり日本を選んでたような気もするけど、
イタリアとかフランスもいいなあと思う。
わたしは極めて怠惰でめんどくさがり屋だから、
日本人がちょっとしんどい時があるのだ。


あーー
でも。
日本人で、日本に住んでて、
イタリアとかフランスいいなあとか憧れたり、
旅行で行って楽しかったあ
ってなるのがいいような気もする。

忘れてた。
物事はなんでもそうだけど、近づきすぎたらいけないんだった。


ニューシネマパラダイスは、
人も街も、綺麗なものばっかりだった。
この歳になって初めて、
映画っていいなあと思う。






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チャーシューの盛り合わせ方にバリエーションをだしてくるなんて斬新。


ボンジョルノ
めるこだの。
関西弁のイントネーションでボンジョルノって言うと、間抜けに聞こえるということを発見する。
ボンジョルノの前に「はいはい」
をつけて、めんどくさそうに言うのがもっとも間抜けだ。


最近なぜか思い立って、
海外ドラマ【24】を観ていて、
昨日とうとう観終わった。
偶然、アメトーークで24芸人をやってたって聞いたけど、すごくタイムリーで驚き。
だって今さら感が半端じゃないわよね。

昔、一回観たことはあったんだけど、
この歳になって改めて観てみたら、
ジャックバウアー、めっちゃおもろい。
あんた、強すぎるし無茶苦茶すぎるやろ。
基本的に、殴ったったらええねん、壊したったらええねん、のスタンス。
規則とか法律も、破ったったらええねんやし、
車とかもすぐ乗っ取るし、
爆発するのを瞬時に見抜くし。
しかも一日のうちに何回もやで。
わたしやったら24回くらい死んでるわ。
一話に一回必ず死ぬわ。

毎回大笑いしながら楽しく観たんだけど、
昔観たときは、ただただハラハラドキドキして、
くすりとも笑ったりしなかったように思う。
子どもの頃っていうのは、
いろんなことを真面目に純粋に捉えていたんだなあと実感する。
それにしても、ジャックバウアーおもろい。
そら流行るで。









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5年くらい前までは、
わたしはピザが嫌いだった。

アメリカ イタリアは問わず、ピザが嫌いだった。

食べられないのではなく、ピザという食べものに対して全然テンションが上がらなかったのだ。

今思えば、単にピザに飽きていた時期だったってだけなんだけど、
当時のアンチ・ピザのわたしの言い分はというと、


ピザさえ出しとけば大人も子どもも大喜び。国境を越えて、性別や時代も越えて大喜び。一枚あれば大パーティー!とか思ってみんな食べてるんやろけどな。あほちゃうか。ピザなんてものすごい軽薄や。単純やねん。思考回路が単純やねん。
チーズびよびよ伸ばして喜んで。やれ6ピース、やれ8ピースて。
こんなもん食べて喜んでるやつはあほやで。あほみたいな顔して。あほばっかりや!


こんなに荒ぶる必要がどこにあるのかというくらいにわたしは荒ぶり、暴れ、ときには嘆き、そしてほぼ同じ理由でアンチ・カレーでもありました。
あの頃は若かったとはいえ、カレーを敵にまわすなんて。
今ならわかる。
それは何よりも無謀なことだと。
そして愚かなことだと。
武装軍隊と裸で戦うようなものだと。


そんなわたしも今では、
ピザもカレーもとても可愛く、いじらしく、
日々の食卓の彩りは、彼らの活躍なしには存在しないといっても過言ではないほどに愛してしまっているのです。
あの頃のピザとカレーに対する反抗期はいったい何だったのか。
なぜあんなに荒ぶっていたのか。
人間っていったい何なのか。

あの頃の反抗期のわたしをなぐってやりたい。
無礼者!目を覚ませ!無謀だぞ!と頬をはたいてやりたい。
その後で、大丈夫だよとそっと抱きしめてあげたい。


アメリカ味のピザも
イタリア味のピザも
辛いカレーも甘いカレーも
みんな違ってみんないい。
もともと特別なオンリーワン。


ちなみにわたしのいちばん好きな料理はしゃぶしゃぶです。







冷蔵庫の余り物で、ピザを作った。
じゃじゃ〜〜ん

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アメリカのピザの味がした。
ディズニーランドのピザポートで提供されているのもアメリカ味のピザで、あれがやけに美味しい。
アメリカのピザの味は、人を陽気にさせる。
素朴な幸福がある。
サイズもビッグだし、
ジャンクなお茶目さがあるのだ。
隣の人と肩を組み、ビールを片手に歌い出したってかまわない。
みんなでアメリカ味のピザを分け合って、
イッツアスモールワールドの大合唱をするのだ。
世界はせまい ! 世界はおなじ !
そんな妄想をしながら、アメリカ味のピザをたいらげた。

おなかいっぱい。
食べすぎて後悔する。

そしてわたしがほんとうに好きなのは、
イタリアのピザの味なのだ。

オーマイガッ


◉◉◉


小山田浩子の『穴』を読みおわった。

【あらすじ】
仕事を辞め、夫の田舎に移り住んだ夏。見たことのない黒い獣の後を追ううちに、私は得体の知れない穴に落ちる。夫の家族や隣人たちも、何かがおかしい。平凡な日常の中にときおり顔を覗かせる異界。


不条理だった。
むっと匂い立つような文章で、
解説もなく、解決もなく(そもそも問題提起がない)。
読んでたら突然終わった。
わたしはとても好きだったけど、
何が書かれているのかを説明するのは難しい小説だったかな。

読み終わって思ったのは、
たとえば常識とか、
多数が肯定している価値観とかについて、
それをするする受け入れられる人間は、
受け入れられずに反発する人間よりもきっと楽に生きていけるということ。
仕事とは、嫁とは、家族とは、男とは女とは、の中にある不条理さにだって、
水にとけこむみたいに馴染んでしまって、
やがてその不条理の一部になるのだ。

楽なのはわかっているが、
わたしは
自分が考える前にすでに世の中で決まっていて、
しかも自分にとってあまり好ましくならないであろう体制や価値観に溶けこんで生きていくのは嫌だなあって思っていて、
わたしが日本でお嫁さんやお母さんになりたいって思えないのはそういう理由もある。
何せしょうもないことが多そうなのだ。
迎合できないことは、しないか変えていくかしかない。
我慢などはマゾヒストのすることであって、
わたしはサドでもマゾでもない。
イタリアのピザが好きな一般的な女なのである。


それにしても、
女の人が書く小説はグロテスクで不気味で面白い。
もちろん男の人が書くグロテスクも面白いけど、
グロテスクの種類が違うというか。
女はフィクションを書く上でさえも、
自身の性に基づいた生々しさを隠すことができないという点でひじょうに魅力的なのだ。

賢くてだめでどうしようもない女っていい !
おもろいよ !