感想とか書くのって
苦手だなあ。難しい。
すごい映画だったと思います。
いい映画でした。
陳腐な言葉。
この映画は西部開拓時代に実際に存在したヒュー・グラスという人の物語なのですが、
このヒュー・グラスの不死身さがえげつない。
船坂弘くらい不死身。
グリズリーに襲われて、重体のまま極寒の山に置き去りにされても生き残るのだ。
どうなっているんだ。
極寒の山で一晩過ごすには大きな動物が必要だ。
動物の腹を裂き、内臓を全部取り出して
動物の腹の中に入って寒さをやりすごすのである。
スターウォーズにもそういうシーンがあったけど、
極限の環境の中では実際にそういうことをするんだ…
砂漠で過ごすときもそうするんだって、
弟が教えてくれた。
そしてグリズリーにやられた首の傷を塞ぐために火で焼いたりもしていた。
生きるってすさまじい。
そこまでしてわたしは生き延びられるだろうか…
フィッツジェラルド役の俳優がトムハーディだった。
わたしは前日、レジェンド 狂気の美学 を観て、
一人二役でマフィアを演じるトムハーディめちゃかっこいいわーと思ったばかりだったのに、
フィッツジェラルドがトムハーディだと全然気づかなかった。
だって
この人と
この人
わからんわこんなん。
復讐の先に、何があるのか。
って書かれているけど、
これは復讐の物語というわけではなく、
圧倒的な自然と、神が大きなテーマだと思う。
自然の中にはグリズリーとか、人間ももちろん含まれる。
神については、
わたしは神は人に救いなど与えないと思っている。
救いはおそらく、神を信じる心の中にしかない。
映画の中で、
選択を神に委ねるシーンがあるけど、
厳しい自然にさらされてほぼ野生動物化した主人公の、それはとても人間らしい心の動きだと思った。
人間て汚く野蛮だなあと思うけど、
吹雪とか、濁流だって野蛮だ。
人間も、野蛮な自然の一部だ。
ただ生きて、ただ死ぬって
難しいようで簡単で難しい。