誰だって、枯れる前に咲きたいはずだ。 | 恋は二度目のアネモネ


美しさだけで惹かれるというとても率直なこころがわたしにもあったのだ。
きみに会うためだけに書くのは正しい動機だし、
小賢しくなくて好ましい。
愛などではなく、
恋とか憧れとか哀しみの中じゃないと、
こころの奥にしんとある、ぬるい水が音を立てることはないから、
ぽこりと沸騰した瞬間をめざとく見つけて、
その泡から、必死で言葉をかきだすのだ。

沼の底でごぼごぼ言ってるわたしにもし、
きみのような才能や美しさがあれば、
自分ひとりきりだけでも、
きちんと幸せなのかもしれないな。
なんてな。
はてな。
ああ、美しいきみをずっと見ていたい。