ナイトクルーズ | 恋は二度目のアネモネ





船上で、
大人のお遊び。
皮肉とあこがれが混在する。
ああ、でも
夜はきれいなことばかりだ。


潮風と海の馨。
ハナレグミが、
赤レンガで歌っていた。
いいなあ
こんなところで歌えるなんて。
きれいにつるりんとなんて、
忘れられるわけがない。

わたしたちは、
いつも冗談ばかり言って、
千鳥足。
不真面目でごめんなさい。
だけど、
同じ言語で話せるのは、
あなただけなのだ。
おもちゃみたいなワインを飲んで、
面白がるの。
この世の、きどったあらゆる事柄を。


お洒落だね、は
ちょっと嘲笑が含まれてる。
場合が、
あるわよね。
どうでもいいけど !


性に合わないことをはじめてみようとして、
ツイートをしてみた。
ツイッター。
短歌でも口ずさんでみようかしら。
思いっきり馬鹿馬鹿しいやつ。


またもや
気まぐれが、
片目を覚ます。
わがままなわたしの猫。
しっぽを振ってたかと思うと、
踵を返して知らんぷりする。
ぜんぶどうでもよくなるくらい、
自由だ。
赤ジャケットのきみは、
死線をくぐりぬけながら
今夜わたしを奪いに来ればいいよ。
いかがわしい船に乗って、
この浮世から逃走しよう。

なんてドラマチック!