アネモネがわたしをばかにしてる | 恋は二度目のアネモネ


この距離感が、スパイスだ。

もっと、からいやつでもいいよ。
絡ませようよ。
もっといろいろ。
心がこんなに多面体でも、
体は、ひとつしかないんだから。

ねえ
わたしの台詞ひとつで、
あの子が笑うから、
嬉しくなってしまうの。
どんどん、幸せにしたい。
砂糖菓子みたいな笑顔と、
大人っぽい、細い髪が魅力的だ。
きみはふられてしまったけれど、
わたしはそうじゃないの。
悪いなぁと思うけど、
それがこの世の理だよ。


大人になっても、
こんな馬鹿みたいに
浮かれたり落ちこんだり
めまぐるしい。
きみとわたしを引き裂く婚姻や
あなたとの関係を壊す赤子など
わたしちっとも興味がないの。
恋だとか愛だとか、
言葉と感情の上でだけ存在してたい。
そんなふうに、まじめに軽率でいたいのだ。


すべてに飽きたら、
一人で旅に出るしかない。
今日しかないんだもん。
わたしにはさ。