きみを奪って半身をかじりたい | 恋は二度目のアネモネ


目を合わせても、
何だか通わない。
体の距離は、心の距離になる。
きみとも、あなたとも。
誰とでもそうだよ。

12月の朝靄は
とてもうつくしい。
毎朝、道であいさつを交わすおじいさんたちは、
夜になった今、
本当はどこにも存在していないのではないかしら。


点在する
思いの残滓が
夜に飛び散って
記憶になる。
きみの部屋の片隅にもほら。
わたしは確かに存在したの。
時を戻せるなら。
って、何度もそう思ってきたけど、
たとえ戻せたとしても、
結局贅沢な使い方しかできないような気がする。



素面のまま愛してしまったら、
もう言い訳がつかないじゃないか。
なんて、
うまく言い逃れるくせに。
もしくは
言い逃れるつもりも、ないくせに。
納得してるかと聞かれれば。
答えはいつだって
当然です。となる。
他の生き方なんてできないよ。
わたしは、澁澤龍彦のせいにしてる。
わたしをこんなにしといて、
わたしと恋愛する前に死んじゃうなんて卑怯な男だ!


新しい何かに
早くであいたい。

いくら目を閉じても、
見ていないことにはならないでしょ。
きみの意識を感じる。


可愛い彼女を笑いの渦に飲み込むのが、
最近のマイブーム。
可愛ければ
男でも女でもいいなんて
なんて節操がないんでしょう。