くちびるの責任だ | 恋は二度目のアネモネ


すごい料理をつくってやると息巻いていましたが、
つくったのはロールキャベツ。
ちょっと手間がかかるだけで、
大してすごくはない。
でもレパートリーの中でもまだ洒落てはいる。
ナツメグとオレガノのトマトソースロールキャベツ赤ワイン仕立。
いやいやいや。
あほちゃうか。
長いし気取ってる。鼻につく。
ただ肉をキャベツで巻いただけなのだ。
そんな気取らんでよろしい。


ロールキャベツを頬張りながら気づいたことは、
あなたと自分への愛だ。
きみはなんて言うか、スパイス。
きみのスパイスのおかげで、
透き通って潤んでいく肌や、
世界のきらきらや、
効果的なダイエットが、欲しいだけなの。
つまりは、
自分自信に恋してるだけなのよ。

なんてね。
くやしさから出た言葉かな?
自分の心臓のかたちが、
自分でもわからないの。

ハートに火をつけて。

くれて、
ありがとう。

あなたもきみも赤犬だ。


最大限まで美化するの。
そのほうが愉しいから。
世界は虚構なんだから、
地に足なんてつけても、
くらくら蹌踉めくだけだよ。