さよならと言わずに離れてしまう | 恋は二度目のアネモネ


帰ります。
あなたのもとへ。
スリリングな日常へ。
どっちが浮世離れしてるんだかわからない。
おいしいパンとチョコレートを持って、
お行儀よく座っていよう。


顔と声と体がすきなの。
そう言われたら、誰だって嬉しいと思うのよ。
性格なんてどうでもいいじゃない。
可愛いんだからさ。


逆らえない。
からだは正しいよ。
だって生きるために必要なことしかしないじゃないか。
心なんて、もっと胡乱で信用できない。
単純なからだが熱いうちは、
おとなしく言うこと聞いてればいいんだと思うのよ。
からだが心に作用して、心が言葉になるのなら、
わたしの言葉はからだの台詞だ。

今わたしは、
大声で叫びたい。
馬鹿馬鹿しいけどいいの。

きみが望むからじゃなく、わたしが望んでいるから、
一度といわず何度だって、
わがままに付き合ってもらいたいの。