眠れる猫を揺り起こす | 恋は二度目のアネモネ


いってらっしゃいなんて笑顔で、
大人っぽくさらりと言えるなんて
なかなかやるじゃないわたし。
年齢のおかげだ。
32歳。

全然深刻ではないけれど、
こんなにままならないのは、
産まれて初めてかもしれない。
ようやく彼らの気持ちがわかった。
素敵だなあ。

どこで何してても、
何だかどうでもいいの。
これも産まれて初めてかもしれない。

人生なんて、たった1日でガラリと変わってしまう。
よくも悪くも。
なんてドラマチック。
目の前がチカチカ点滅しちゃう。

もっと素面でいたい。
ぽわんとした膜の内側はとても心地がいいけれど、
もっともっと、新しいことを見たいのよ。
もっともっともっと。
欲を失ったわたしは、なんて色あせていたのだろうと思うよ。
何で今まで忘れてしまっていたのかな。
自分の中の大きな猫に、名前をつけて差し上げなくては。