恋は二度目のアネモネ
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お洋服を買った。
わたしは、
自分を装うのが好きだ。
新しい服を着ると、
気持ちがピカピカする。
おめかしは誰のためでもなく、
自分自身のご機嫌な1日のため。

大好きな真っ赤なスカートと、
初めてのロングチュールスカート。
ピカピカのお洋服は、
どんどん日常に染まってしまいはするけれど。
わたしはもう、
値段が高くても本当に好きな服しか買わないと決めている。
少しだけ背伸びしたお気に入りは、
たとえ日常に染まっても、
着るたびにすっと背筋が伸びるのだ。


恋人と、憲法9条の話をした。
否、したかった。
わたしは憲法改正に賛成だったけど、
いまは違う。
憲法9条を掲げ続けるユニークな国で生きていたい。
そういう、この国に住んでいる成人なら当たり前に話すべき話題を話したかった。

でも。

面白く感じることを共有すること。
今日読んだ本の感想を話し合うこと。
同じタイミングでセックスしたいと思うこと。
美味しいものが同じなこと。
この国の行方を一緒に考えられること。
この人と死ぬまで暮らしたいと思うこと。

これを全部1人の人間とできるならいいけれど、
現実はそうじゃない。
お友だちがいないと、
人生はとても物足りない。


ああ。
明日は何を着て歩こう。










書きたくなるときは、吐露したいとき。
吐露したいときは、憂鬱なときだ。
もちろんそれに限らず、
わたしはいつだってどこかで何かしらの言葉を書いている。


最近、大学の先生だった岡田斗司夫さんのゼミを、YouTubeでみている。
彼のお話を聞いていたら、
大好きで何度も観たジブリの映画さえ、
わたしは何にも理解していなかったんだと知る。

わたしはほんとうに無知で、
ほんとうに無教養だったのだと思い知る。
映画も漫画も小説も、
「面白くない」なんて言えるのは馬鹿だからだ。
何にも物を知らなくて、
何を見てもそこから何も読み取ることができないから、
あほみたいな顔で面白くないとか言うのだ。
インテリの作ったものは、
馬鹿には理解できないのだ。
それなのに。
あほなわたしがジブリの映画を面白く観られるというのは、ほんとうにすごいことだよね。


あー
あーー
あーーー
憂鬱は憂鬱だけどどこかうつくしい。

まだ恋愛をやめたくないけど、
男の人のしょうもなさにはときどき、
蹴り上げたくなるほど辟易する。










東大の祝辞。
賛否両論あるようだけど、
わたしはとてもあたたかい激励だと思った。

フェミニストの感情論などではなく、

数学に裏づけされていて、論理的で、

血と心が通った見事な言葉だと思った。

今この時代のこのときに、

日本の最高峰である東京大学でこの祝辞が読まれたという意味を、

大人も子どもも、

この国で生きていく人たちはみんなで考えると良いと思う。


グローバルって、

英語がどうとかそういうことではなく、

多様性を受け入れる柔軟な心を持つということだ。

自分より頭が悪い。

貧乏で、教養がなくて、

空気が読めなくて、嫌なやつで。

能力が低くて、劣っている。

そんなふうに、優劣はどこにだって存在する。

だけど、

だからといってそれは人を虐げ、蹂躙して良い理由にはならない。


この国では、

長い間、女性が女性だというだけで下に見られていたし、

ずいぶん変わったとはいえ、現在だってそうだ。


弟が2人いるわたしは、

子どもの頃からずいぶん家族から、

しかも同性である母から、

あからさまな性差別をされながら育てられてきた。

わたしだけが家事を手伝わされ、

デリカシーのない言葉で外見を批判され、

女であることを全部脱ぎ捨てたくなるような気持ちにさせられてきた。

反発は暴力で返ってくるだけだと理解していたから、

わたしは口をつぐんだ。

当時は、

同じ女のわたしに意地悪をして虐げているのだと思っていたけれど、

今はわかる。

それは、母の悪意ではない。

時代の呪いだ。


大人になって、

恋人にこれでもかというほど愛され、

意見を尊重され、

性別の役割という名の呪いから解き放たれた今。

わたしは女に生まれて嬉しい。

母は、祖母は、

ずっと呪われたまんま、

それを疑問にも思わず、

とてもかわいそうだと思う。

それを幸せだと思っていたならいいけど。


区別と差別は違う。

この世から性差別がなくなれば、

男も女も、

もっと自分自身を愛することができる。



現在も蔓延る男女のあれこれの問題を、

多様性について考える第一歩ととらえて、

男と女がお互いに尊重し合いながら、

仲良く生きられる世界をつくっていけたらいいよね。









うっかり火をつけっぱなしにして、
料理を少し焦がしてしまうという大失敗をしたわたしのため、
あなたは盛大にふざけて、
わたしを大いに笑わせ、
馬鹿なことをいっぱい言って、
わたしを大いに笑わせ、
ほとんど息をつかずに喋って、
わたしを大いに笑わせた。


そのおかげで、
わたしはさっき自分が仕出かした失敗を忘れ、
彼を馬鹿にしながら楽しく笑い、
星4つのご機嫌さでお風呂から上がった。


感謝しかない。








今日は恋人とお付き合いを始めて12年目の記念日。
ほんとは今日ではない。
三月の終わりらへんだった。
お付き合いを始めた日など正確に覚えていなくて、
でも毎年理由をつけて特別な1日を演出するために、
エイプリルフールを記念日だとわたしが決めたのだ。

特別な1日といっても、
いつもよりちょっと手間をかけてお料理をして、
ちょっとだけ高いお酒を買って、
いつもどおりおいしく頂くだけだ。

いつもとそれほど変わらない。
でもそれより尊いことなどあるだろうか。

ないね。

あなたと過ごせるこの一日が、人生のすべてだ!