遠征用機材 | 80's Bicycle ~ねこりんの日記~

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猫と輪のブログです。

今日は7月7日、七夕です。しかも新月期で今夜の天気予報は晴れ。

今日が日曜日でなければ、いつもの公園に出動するのですが、明日は顧客との初回打合せで名古屋出張の予定があるため、夜更かしは出来ません。あぁ~、はやく毎日が日曜の生活になりたい~。

 

さて、いつもの公園は徒歩で十数分の場所にあり、いつも重い機材をキャリーカート、大型リュック、鏡筒バッグに詰め込み運んでいます。自動車があれば楽ができて光害が少ない場所へ遠征にも行くことができるのですが、年数回の撮影のために自動車を所有することはさすがにコスパ悪すぎます。そこで公共交通機関で遠征に行くことができるように、もっとコンパクトな機材を用意することにしました。

 

まずは、赤道儀を紹介します。元祖ポータブル赤道儀、高橋製作所のH40赤道儀です。以前、中古で購入したものにK-ASTECでモータードライブを付けてもらいました。画像では装着していませんが、モータードライブにはクラッチを付けることができるので、赤経方向の微動操作も可能です。また、赤緯側にも微動付きのパノラマ雲台を付けました。パノラマ雲台は、粗動のみの製品が大半で微動付きは、私の知る限り二つの製品しかありません。これは、そのうちの一つで安価な方を選びました。

 

続いて鏡筒です。アスカーのFMA180Pro、口径40mm、焦点距離180mm、カメラ回転装置付きです。対物キャップは、金属製のねじ込み式ですが、扱いづらいのでポリキャップに交換しました。また、アリガタも純正はビクセンタイプでしたが、パノラマ雲台に載せられるようにアルカスイスに交換しました。

 

最後に三脚です。サイトロン製のSCT-33/AD-SW、縮長325mmの超コンパクトカーボン三脚です。今年のCP+2024で展示されていたもので、天文機材用の三脚では最小なのではないでしょうか。材質がカーボンなので、重量は軽いのだろうと思っていましたが、意外と重くずっしりとしています。値段もけっこう高かったですが、夏のボーナスで買いました。

 

  

組み立てた状態です。デジカメとオートガイダー、電子極軸望遠鏡も装着しました。重量はトータルで8.2kgになりました。赤道儀の電源は、モータードライブに乾電池ボックスがあり、単三電池3本で動きます。外部電源が不要なところも荷物を少なくできコンパクト化に貢献していると思います。カメラもデジカメなので、CMOSカメラのようなパソコンを必要としません。換算焦点距離は180mm×1.6倍(CANON APS-C)=288mmになりますが、光害が少ない遠征地ならばISO感度を上げて、露光時間を短くすればノータッチガイドでも撮影できそうです。

 

ポータブル赤道儀としては、以前、ビクセンのポラリエをドイツ式赤道儀に改造するキットを購入していたのですが、微動雲台が貧弱で、粗動で天体を導入する必要があり、とても扱いづらかったです。

今度の高橋製作所のH40赤道儀は、どうでしょうか。1978年製の古い製品ですが、見た目がカッコいいので性能でも期待しています。

 

遠征先は、都内ならば電車とバスで行ける奥多摩湖畔、あるいは秩父方面もいいかもです。中央線沿線もありかな。実家がある四国ならば、満天の星空があります。お盆の帰省のときに持っていこうかな。