譲渡条件、年齢の壁



みなさま、こんにちは。猫じゃらしの譲渡条件は、ホームページをご覧になってくださってますでしょうか?


猫じゃらしホームページ


猫じゃらしでは、現在、60歳以上の方には譲渡を行っておりません。


60歳という『年齢の壁』の前に、愕然として、また、譲渡を断られて、打ちひしがれている方、たくさんおられることと思います。


中には「年寄りは猫を飼ったらいけんってか?💢」とおっしゃる方もあります。


ハイ、その通りなんです滝汗


60歳以上だけの家族構成のところは、猫を新規に飼われるのはやめた方が良いと思います。


今日び猫の寿命は20年越えが続出です。アナタが62歳だとしたら、82歳になるまで、矍鑠(かくしゃく)として、認知症も発症せず、膝や股関節に異常も出ず、また、肩や手首や肘に痛みも出ず、体は50代以下のように動き、頭も働き、猫の安全を守ることはできますか?


年齢制限を設けているのは、そういう話なんです!


動物愛護法で、『終生飼養の義務』というのがありますが、アナタは猫ちゃんが最期を迎えるまできちんと飼養することができるのかってことなんですヨ!


法に反する人を出さないのが、私たち猫じゃらしの方針である事をご理解くださいませ♪


猫好きな高齢の方には、猫じゃらしから譲渡できなくて、誠に申し訳なく思っています🙇


たまたま拾われたとか、そんな猫を助けて飼ってあげられるのはご自由です。


しかしながら、猫じゃらしは、鳥取県登録ボランティアとして、県民の皆様に、法を守りながら飼養することを啓蒙する立場ですので、妥協する事なく、今後も、譲渡の年齢制限を設定しつつ、適正な譲渡を行って参ります(=^ェ^=)


みなさま、どうぞ、よろしくお願いします🙇‍♀️🙇🙇‍♂️


あっ、ご自身が60歳以上で、同居の親族が60歳未満で、猫を飼養できる程度に健康なら、60歳未満さんと譲渡契約を交わすことが可能ですので〜。この点は今まで通りです(=^x^=)



老化?高齢になるとは…


高齢の猫飼いさんは、自動車の運転ができても、ご自分の体調が悪いと、どうにも動けません💦


60歳過ぎてから飼った猫が15歳ぐらいの高齢になった時、飼い主も75歳を変えてるわけです。


60代の時には想像もしなかった、めまいなどの症状に常に悩まされて、やっと炊事をして食べるのが精一杯になった方を知ってます!




そうなると猫のお世話で、餌をあげるだけでなく、トイレ掃除もあるし、トイレの猫砂の処分となると重たくて、自力で運べないような体の痛みを発症していることもあるわけです。


想像力を膨らませてください!


私は若い!と思うのはもちろん、気力を充実させるためにも、良い事だと思います❣️


私の友人も、50代でフルマラソンに出たような人でも、60歳からは衰えを意識し始めてますよ。





ビタミン剤のまなきゃ、目・肩・腰 が痛くてやってらんない‼️



また、気力が出るように(普通の日常を過ごすための気力)と、漢方に頼るようにもなってます。


50過ぎてもママさんバスケ🏀をしていても、登山やトレッキングをして鍛えていても、そうなってくるのです!


↓そして、何故だか、足が攣る滝汗



60歳過ぎてから、こんな老化を感じて過ごしてます…😰


ブログ管理人の私は、今から、新たな猫はもう絶対に飼ってはいけないと、自覚しております。


子供達にお世話させることになるから、子孫に迷惑ですのでね。



かつては、厳格な線引きはなかった


猫じゃらしの譲渡会で、現在は、60歳以上には譲渡しませんが、以前はかなりアバウトでした。


来られた方の体型やご様子から、猫を飼える程度の健康状態かを判断していた感じでした。でも、だいたい65歳がボーダーラインかなぁとグループ内では話してました。


そんな中、トレッキング、ウォーキングの会のまとめ役をされてるお元気な高齢女性70歳が、猫を欲しいと来られました。


会内で相談して、「あの方は歩いているから、きっと90歳ぐらいまでお元気で、猫を飼っていただけるんじゃない?」となり、猫を譲渡しました。


譲渡から1年過ぎた頃、いきなりお電話があり、「体調が悪くなりこれから救急車が来る所なの。猫のことお迎えに来て。」と…


慌ててお迎えに行き、猫ちゃんを受け取って帰りましたが…


出戻ってきた猫ちゃんの話





その方は、退院してももう猫を飼う自信は無いとのことで、結局猫じゃらしに猫は帰ってきました。


終生飼養をしなくちゃ!と心では決意していても、体が思うようにはならないのです。


普段から歩いたり、鍛えている人でさえ、年齢には勝てないのが現実なのです!




​高齢者が残した猫


猫じゃらしには、高齢の方が、施設に入られてしまい、残されてしまった猫を、保健所から引き出して、保護生活させております。


名前は潤くん(=^x^=)16歳です。



猫だって、高齢になってから、住む場所が変わってしまうことは、大きなストレスです。


若い時みたいな順応性は無くなっており、猫じゃらしの預かりさんのお宅に来てから、1ヶ月以上、環境に慣れるのに時間を要しました。


↓最近の様子。たまに遊ぶらしいです♪




他にも、チャコちゃんという茶トラのメス猫も引き取ったことがあります。飼い主さんが老人施設に入られてしまい、猫をどうしようかと、大阪在住の息子さんから連絡があったのです。


チャコちゃんは、飼い主との別れが辛かったと思います。あずかりさんのお宅で、3ヶ月ぐらいずっと鳴いていたそうです。


猫だって、気持ちがあるのですヨ😿



60代のみなさま、ご自分が退職した身で、60代を謳歌したいというお気持ちもわかりますが、自分の健康寿命と、高齢猫の介護の時を、よーく考えることが、猫のためというものです。


私たち猫じゃらしは、愛護団体です。猫をこよなく愛してやみません❣️


だからこそ、猫ちゃんを最期まで、本当の意味で看取ってくださる方を、里親様として選定させていただいております。


だって、せっかく救った命ですから…


最後まで幸せにしてくれる家族を探すのが、猫と私たちの約束なので…ドキドキ


引き続き、動物愛護の活動にご理解とご協力を、よろしくお願いします(=^x^=)




シニアtoシニア


シニアtoシニア つまり、シニアの方にシニア猫の里親になっていただく という考え方です。


たしかに若い猫の寿命を全うするのを見守るより、短期になり、シニアにもチャンスなのかもしれません。


そういう言葉が、保護猫活動をする上で出てくるのですから、私たちのグループでも、60歳以上の方には、シニア猫を譲渡するのはどうだろうかと、話し合っています。


今までも、信頼関係を構築できた方には、『永年預かり』という契約もごくごく稀にですが、したこともあります。


そうなったのは、やはり、シニアでも、里親になりたいという情熱と、猫じゃらしの活動に対するご理解、応援というお気持ちを持ってくださってて、心と心が結べたからだと思います。


これからも、できるだけ多くの保護猫が幸せになるためには、ずっとのおうちだけでは無いのかもしれない。 もしかして『仮の住まい』となるかもしれないが幸せな時を長く過ごせることも幸せなのかもしれない。


あらゆる方法を模索していこうと思っています。


私たちは時代のニーズにも柔軟に対応していきたいと、考えています(=^x^=)


でも、現在のところ、原則60歳以上の方には、譲渡致しません!という取り決めになっています。ご理解をお願い致します🙇‍♂️