きびちゃんは頑張りました



てんかん猫のきびちゃんは、1月19日の午後、🌈虹の橋を渡りました。


きびにもう一度だけ楽になったよという顔をして欲しくて、みなさまからのご支援をお願いして、究極の治療として輸血をお願いして、やっていただきました。




輸血の後、2日ほどは、食欲が出て、食べていたそうです。


そのままの回復を見込んで退院日も決めてありましたが、退院予定の前日にてんかん発作が起きて、抗てんかん薬フェノバール注射をしても、完全に治らず、ずっと痙攣が小刻みに続いてるとの連絡を受けて、お迎えに行きました。


↓お家に帰れたよ!きびちゃん。



帰る道中、意識混濁、舌はベロっと力なく口からはみ出しており、家に帰れたことさえ気づかせてあげられなかったかなぁと、かわいそうになりましたショボーン


家について、諦めず復活を願い、ペット用ホットマットで温めて、毛布をかけて時々冷たい足をゆっくり揉んであげました。眠るのを邪魔しない程度にと考えながらです。


人間でも猫でも死んだ直後しばらく耳だけは聞こえてると聞いた事あるので(この時半分死んでるなぁと思ったので)、時々声をかけていました。6時間ぐらいした時に、きびは、反応してくれました笑い泣き


気づけば痙攣も止まったのはその頃です。長いてんかん発作だったようです。



お母さんがわかるのね。


お家に帰れたよ。元の場所に帰れたよ😭






落ち着いた表情になり、私の最後の願いだった笑顔になってくれたひと時でした。


願いを叶えてくださったみなさま、ご支援金をご寄付してくださったみなさま、本当にありがとうございました🙇🙇🙇


その後は、時々、寝返りを打たせてあげたりしながら、ゆっくり眠らせてあげました。口を湿らせてあげようとシリンジでお水をあげたら舌を動かして舐めてくれました。


ダラーっと口から出てしまっていた舌が、動いたのですから、お母さんの気持ちに応えてくれてるのが伝わりました。



フードをお皿にカラカラっと入れる音が好きだったよなあぁと、音をさせてみたら耳を動かして反応してました。きびにとって、ワクワクする音だと思うのです♪



置いてみたものの、食べに来るのは、他の猫でしたが…💧




家に帰ってから、我が家の預かり猫が代わる代わるに、様子を見に来て匂いを嗅いだり、中にはグルーミングしてくれる猫もあったり…愛を感じました。


お家に帰って、一晩そばで一緒に寝ました。


夜中に何度か目が覚めて、まだ一緒にいてくれてるか確認しながらの夜でした。



↓次の日の昼。声かけにはもう反応はなかったけど、穏やかな顔でした。静かに呼吸していました。


「お母さんはちょっと、用事があってお出かけしてくるけど待っててね。」


3時間の用事を終えて帰ると、ちゃんと待っててくれました。


その後、私が帰ってきて安心したのか、静かに息を引き取りました。


これがきびちゃんの最後でした。3歳と6ヶ月の生涯でした。



きびちゃんの小さな物語


保護してからの画像を追ってみました。


↓2020年11月4日、道路脇に子猫がうずくまっている保護してくれないか?とのご相談。すぐに現場に急行。


↓保護直後。


↓その日のうちに病院に行って健康チェックした後。


↓保護直後によく食べるのは、人馴れしてる猫である証拠。




↓見てください、この顔。なんて可愛い😍

サビ猫ちゃんにありがちな、左右非対称の色の配置。この不思議な配置が大好き❤

でも、保護して2ヶ月ぐらい経ったころ、朝、F代表の猫部屋のお掃除に入るとケージの中がぐちゃぐちゃに…ガーンってのが何度かあり…。


なぜ?と思ってる時に、思い切りのてんかん発作。

動画を撮り、動物病院でも見てもらい、、きびはてんかん持ちだという事が判明しました。


それで、預かり先変更することに。24時間(用事でいない時もあるが)家庭の中で見てあげられるようにと、我が家で預かりました。




↑トロくんと思ったけどよく見たらラムくんでしたびっくり


この度の、輸血の供血猫となってくれたラムくんなのです。仲良しさんが助けようとしてくれたんだよ〜♡





↓餌だけには食いつくが、他の何にも興味を示さないきびが、お外の鳥の声を聞いていたときもありました🐦‍⬛🕊️


このような、何気ない瞬間に、萌え〜とさせられたり、クスッと笑わせてくれたり…これが猫からもらう最高のプレゼント🎁ですよね(^_−)−☆


それでも、日々の投薬では、痛い目に遭ってました。


困って困って、そこまでド素人じゃない私が、噛まれてるなんておかしいじゃないですか⁉️



動物病院にも、投薬の方法を相談しましたねぇ。考え得る方法は全てやりましたよ!


きびちゃんのお世話を一生懸命やりましたよ〜。



↓これも、クスッと笑わせてくれた瞬間。だって、この頃はいつも孤独が好きなのか、他の猫と寝ることもなくなってましたので。

犬のラッキーが、老衰で弱って、攻撃性が一切無くなって横たわっていたら、チャッカリと、一緒にぬくぬくと、寝ていたので❤️





てんかん発作で逃亡したことも💦


ある日、仕事休みでウチに帰っていた息子から、焦った声で電話、「おかあさん、ものすごいドタドタ走る音がして、猫が網戸に突進して突き破って逃げたよ〜💦」



大急ぎで帰りました。そのお勝手口の網戸は息子が中から窓を閉めてくれて、他の猫は脱走できなくしてくれてた。


てんかんの突進は、ものすごいパワーです😓


だから、その勢いでどこまで走って逃げたか…


足から力が抜けました😥


きび〜きび〜、と名前を呼んで裏に回ってみたら、チョコんと放心状態で座ってました。


そっと近づき、洗濯ネットでパサっと捕まえて、家の中に入れました。



事なきを得ました🉐


このことがあってから、我が家では、完璧な脱走対策を施すまで、網戸にすることもなくなり、常に締め切っております!←換気は換気扇で。又、空気清浄機24時間作動。


↓発作時に毛刈りしたこともある。一時、太り過ぎて毛繕いが背中の方が疎かになり、毛が固まってしまったのです。発作後にポーっとしてる時にバリカンで刈りました。すぐに覚醒してしまい、トラ刈りに😅






​てんかん発作中、押さえたら爪が剥がれた事件



突進どころか、壁やカーテンを登ってしまうほどの勢いですから、発作の前触れで押さえつける作戦をしたこともありました。


そうしたら、爪が剥がれて、ごめんね、きびちゃん痛かったよねショボーン




てんかんの発作は、尿のお漏らしもあるし、後片付けもやりました。


↓お薬飲まない子、きびちゃんは、風邪をひいても、注射(コンベニア)しかないから、それは、常用するわけにはならないから、ある程度の症状は放置で様子を見てましたねぇ。鼻がズーズーは、辛かったよね。


一番よく太ってた頃のきびちゃん、5.2kg。


↓ある日の真夜中のてんかん発作では、テレビの裏に回り込んでしまい、配線に手足を取られて身動きできなくなってました😥💦




↓急にドンドン痩せていったきびちゃん。


これで、昨年の秋ごろに腎不全ということになり、最後までずっと点滴に通ったのです。


最後の最後は、前回の記事の通り、輸血までお願いさせていただき、ご支援くださったみなさまには、感謝しかないです。


本当に本当にありがとうございました🙇‍♀️🙇🙇‍♂️ 


これが、この3年間見守り続けたきびちゃんの小さな物語です。物語が終わってしまい、心が潰れそうなほど痛かったです。


この3年間、どこに出かけても、「きびちゃんが発作を起こしてないか?」と気になり、帰ったらすぐにきびちゃんの様子を見て、家の中の様子を見て、発作の有無を確認。


てんかん発作記録もずっとスマホのメモにつけました。


私の心は、毎日が保護猫の用事やTNRの用事があっても、きびちゃんから離れたことがなかったのだなぁと、思い返されるのです😭




​きびちゃんとの別れ


きびちゃん、3年間ありがとう。

クスッと笑わせてくれたのも、きっとてんかんがあったから、その分アレッで意外性がある行動がらだったかも。

とても可愛いきびちゃんでした。


今度、また、会うときは笑顔で会おうね☺️






移動式ペット火葬の車を手配させていたました。



(株)さくらメモリア






お花やフードを供養してこのまま、炉の中に入れてもらいます。


大好きだったフードがあれば、天国でも飢えることないよね🍚


こうやって、天に立ち昇る熱の揺らぎを眺めながら、家族みんなできびちゃんとのお別れをさせてもらいました。


お骨拾いの説明もあり、内臓に残ってた便が、きれいに焼き上がっておりました。これは、輸血後の退院前日、前々日に、食べれていたから、腸の中に残っていたという証です。


元気だった頃は食いしん坊だったきびちゃんが、最後は食べれてたんだーと思うと、少し嬉しくなりましたニコニコ


自前で用意させてもらった骨壷です(100均だけど可愛いよね?)



きびちゃんのお骨は、3年間過ごした我が家の庭に散骨させてもらいます。


どの猫も、薔薇(クイーンエリザベス)の根本に眠っております🌹(クイーンエリザベスは、ピンク色だけど)


きびちゃんと、二人三脚で過ごした日々を、長々と綴らせていただきました。


最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


この度の輸血等のご支援金の、収支報告は後日、またブログにて、ご報告申し上げます。


ありがとうございました。