“捨て猫”、“野良猫”、この二つの違いは?
“捨て猫”とは、捨てられた猫、遺棄された猫ということです。
一方、“野良猫”は、人間が暮らしている地域や集落で、人間から餌をもらって、外で暮らしている猫のことです。
“野良猫”とは、ある人にとって“飼っている”という感覚の場合もあり、周りから見たら“完全室内飼養してないいし、医療にかけてないし、餌をあげているだけじゃん⁉️”という見方もあります。野良猫とは、外で暮らしている猫ということなのです。所有権云々を言うと、近隣トラブルが激化するかもしれませんので、この話題は、またいずれ…
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今日は捨てられていた可能性の高い子猫を保護しました。
私たち、こんなに保護しちゃって…
でも、ここで、倒れるわけには参りません。なんか、猫じゃらしの会員は、“ど根性”あるから…
みんな、本当に、「もう無理です。保護する人が居ないなら、その子猫は放っておいて、キツネやタヌキに喰われてもしゃーないんです。」と言って放っておきたいけれど、そんなことできますか?
この小さな子猫たち、野良の子では無いと確信。
近づいても逃げない。野良の子猫は逃げますからね。
しかも、わたしが手で捕まえることが出来ました。
三〜四日前から、急に現れたそうな…
ずっと鳴いてる…
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本当に、“捨て猫”はやめて欲しいです‼️
犯罪ですからね💢
生まれたら、飼えないのなら、産まないように不妊手術してください‼️っちゅーの
病院へ連れて行ったら…
300g〜350gの子猫ちゃんたち。
さあ、この子たちどこに預かってもらう?
ミルク専門の(誰が決めた⁉️)Yさん宅へ…。
いつもありがとうございます。
この子猫ちゃんたち、ノミも居ませんでしたよ。一応、フロントラインスプレーしましたけどね。
野良の子猫を保護した時の、あのノミがウジャウジャと体の表面を這うってのが全くなくて、綺麗な子猫ちゃんです。
絶対に捨てられた猫だよね〜。
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この子たちの前には、
雨の中、よく慣れた子猫が、神社の前を1匹で現れた…
これまた、放っておけないでしょう😭
↑この子は、ノミだらけでしてので、野良の子猫だと思います。おそらく、餌やりさんが居る場所の野良猫で、人間によく慣れているか、弱ってて威嚇する元気もなかったというやつだと推測してます。
雨に濡れて、衰弱してほとんど動けないようでしてので保護しました。
みなさんは、以下の法律を知ってましたか?
私は“愛玩動物飼養管理士”の勉強をするまで知りませんでした。
私たち、一般人が、公共の場で、負傷動物を発見したら、速やかに通報しなきゃならないってコトなんです!
この事を知らずって人、かなり多いと思います。
猫が道路や公園で、うずくまっているのを見たら、野良猫なのか、捨てられた猫なのか、飼い猫が外に出てしまってうずくまってるか?状況はわからないけど、とにかく“速やかに通報しなきゃならない”のです。
保健所がどんな対応されるかわかりません。都道府県により対応はずいぶんと変わるらしいので。それでも、通報してください!
(ホント、この法律って意味あんのか?法律で決めておいて、都道府県により、対応が違うってアリ?)
例えば、千葉県などは、ホームページにバーンと獣医師会さんが、公共の場で傷病の犬猫を発見したら、病院は、連れて行ってくれ!と、助ける方向で出してます。
他の行政機関でも、通報してくれと言ってるところはたくさんあるようです。
鳥取県の場合
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【野鳥やその他の野生動物】
野生動物が負傷している場合、鳥取県緑豊かな自然課(電話0857-26-7979)へご連絡ください。
【犬の場合】
保護しますので生活安全課にご連絡ください。
【猫の場合】
自力で移動できない負傷などの場合、生活安全課が保護しますのでご相談ください。
猫の場合、結構厳しいです😰
ほぼ、ほぼ、保護してもらえません。
保健所に保護してもらえたら、動物愛護管理センターは引き取ってもらえる可能性も出てくるのですが…
全国的に、ボランティアが悲鳴をあげている問題はこの事であると、出来るだけ多くの方に認識をしていただきたいです。
そして、これから猫を家族に迎えようと言う方が、大変な数の“保護猫”が溢れている現実を知ってくだされば、“保護猫”を迎えようと思ってくださる方が増えるんじゃ無いかと期待してます。
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それから、お盆明けのTNR現場からの保護です。
餌やりさんが、「母猫は飼おうと思うんだけど…」とおっしゃるから、子猫だけ外で暮らすなんてかわいそうと、TNRスタッフが保護してあげようかって事になりました。
その後、餌やりさんの“飼う”とは、外で“餌やり”をする事らしくて…
つまり、”母猫は飼う”とは、“母猫だけに餌をあげる”って事なんでしょうかね?
そんな事できるんでしょうか?
母猫は、子猫たちに、「ママについておいで。この家から、餌をもらえるんだよー。みんなで餌をもらって暮らそうね。」と言ってたと思います。
餌やりさんの家では、“母親には餌をあげる。”って事だったら、おそらく、母猫は子猫と餌を分け合うと思います。育ち盛りの子猫たちと、1匹分の餌を分け合う…😰💦
お腹空くでしょうねぇ。
餌をあげ始めたのは、気軽に、なんの気無しに。
そうしたら、メス猫だったから、子猫を産んでしまった
さあ、どうしましょう?😰💦
そんな事だったと思います。
常日頃、“無知の知”を知ってくださいと、ブログに書いてます。
ソクラテスの無知の知について:
「無知は罪なり 知は空虚なり 英知持つもの英雄なり」
現代語訳すると 「馬鹿は損する。勉強できるだけでは役に立たない。 学んで行動する者は成功する」というようなことですが…
“知らなかった”では済まされない。自分が餌をあげ始めたのなら、その“餌やり”に付随して将来起こりうる事を予見してください。
子猫を産んでしまったら、その子猫たちの面倒(餌やり)をしなきゃならないの?
はい、しなきゃなりません‼️
それが私の答えです。←わたしが答えを出す立場ではないですが…
じゃあ、誰が、そこで生まれて生きている子猫に餌をあげますか?と聞きたいのはコッチです。
その場に住んでなくて、餌をあげてるわけではない私たちが責任を負う事ではないと思います。
私たちは、たかがボランティアであり、ボランティアとは率先して手を挙げてやるって事なので、率先する気がなければ何もしなくても良いわけです。
それがボランティアです。
今回は、餌をあげていた方が、子猫を引き取ってと言われたわけではありませんが、子猫たちがかわいそうになって、またまた、手を差し伸べてしまった…
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生き物に関わる際は、その命が今後どうなるのかを、常に考えて、行動しましょう。
かわいそうな猫がたくさんいるのなら、まずは、その餌やり現場の不妊去勢手術をして、頭数を減らしていきましょう。
鳥取県には各市町村で野良猫の不妊去勢手術の助成金があります。
どんどん活用して、とにかく不幸な野良猫を減らしましょう。