今月は、春生まれの子たちも不妊去勢可能な月齢になり、このわずかなチャンスの期間に、母猫と子猫をまとめて捕獲して手術というのをやっております。


TNRという言葉を知らない方のために

下矢印下矢印下矢印

さくら猫TNRとは




では、さっそくTNR2ヶ所の奮闘ぶりをご紹介します。


どちらも、少数のうちに対処できて良かったです

(=^x^=)


これが、子猫を放って置いたら10月には初めての発情期が来て、母猫も妊娠、子猫(メス)も妊娠で、それぞれ4匹でも産んだら8匹も一気に増えます💦


頭数が多いから手術代と搬送の手間を考えたら、ゲンナリして放置。来春にはまた子猫が育ってて、(冬の寒さで亡くなる子もあるが…)24匹増えるという単純計算。


算数嫌いでも、わたし、パッパーとできました(^^;;


ホント、一代目が生まれて、焦ってくださったという事が、悲劇が起きるのを防いでくれました♪


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【1ヶ所目】


↓この子たちは、生後4ヶ月ぐらい。手術適期です(=^x^=)


↓サビ猫ちゃん。子育てがんばりましたね。母子みんな手術だよー♪


↓子猫ちゃん、まんまるお目目で可愛い💕


↓この現場で、一番最後に捕獲器に入った大きな猫。この子がパパかな?




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【2ヶ所目】


こちらでは、母猫と子猫2匹、ボス猫 という一団が捕獲器に入りました🎵


↓子猫ちゃん。2ヶ月ちょっとか3ヶ月前ぐらいか⁉️


↓子猫、弟。怯えてますね💦


↓この子がママン。子育てがんばったね。お外は辛かったね。まだ小柄だから、去年生まれのメス猫だったのね、きっと。


この子たちを捕まえた場所は、ご近所に野良猫が結構たくさん暮らしてる場所。


最初はその餌を貰って暮らしてる家から出てきたのでしょう。


一つの餌場では、猫が増えると餌が足りないのです。

痩せてガリガリでフラフラしてる猫が、なんと多いことか😢


餌やりさんは、頭数が増えないようにきちんと不妊去勢手術して、一頭一頭をよく見て管理して、餌を十分に与えてほしいです。


餌が足りないと、よその家に行き、よその家で餌がもらえたらそこに居着きます。それでお互い喜んでるならそれでいいのですが…


多くは、元の家からやって来た猫で、ウチには何の責任もないと考えると思います。だから、行政は野良猫の不妊去勢の助成金を設けて、お金を使いたく無い人々の後始末をしてくれてるのです。環境整備ですし、近隣トラブルの元を断つために助成金制度を設けてくれているのだろうと思ってます。


不健康そうな野良猫が大繁殖して、街を彷徨う事は、多くの方が悲しくなります。心無い人は、猫を汚いもの扱いします。(きちんと飼ってあげたら猫は清潔で完璧な生き物です。トイレも失敗するのを嫌がりますよ。トイレ失敗は、ストレスなどからというのが多い。)


汚いもの扱い→虐待 ということに連鎖していきます。


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不幸な猫を増やすだけの人が、まだまだ多いのが現状です。


野良猫の不妊去勢は、知らなかったでは、済まされない、地域社会の中で生きていく上での、マナーだろうと考えてます。


※マナーとは:     


 人を不快な気持ちにさせない事


このことを心に銘記していきたいものです。



↓さて、上記3枚の画像のお父さんだと思います。

いかにもボス猫的なデッカい猫ちゃんでした(^◇^;)

この辺り一帯で、キジシロ猫が多いのは、この大きなボス猫の子孫が繁栄しちゃってたのかも∑(゚Д゚)



どの野良猫も、一生懸命生きている。


自分の命が終わる時には、自分の残した子孫が、自分の代わりに生き続ける…


地球上の生命が、延々と続いてきた、“生きる”という事への貪欲な欲求。


自分が生きるだけでなく、子孫を残すという生殖欲求。


それが全ての生命の原動力なのかもしれませんね😰💦


↓こちら猫の繁殖力の図です。



家の中で飼うにしても、必ず不妊去勢手術が必要です。


外の猫も、増えないようにお願いします。


それから、手術したからとスッカリ安心しないでいただきたい!


以下のことに気を配りながら日々暮らしてほしいです。


【地域猫は甘くない!トイレ管理がセットです‼️


不妊去勢手術したから、地域猫として、地域のみんなに猫は見守ってもらえる⁉️


それは理想論です。


もちろん、そういう世の中になってほしいです。


でも、誰かが餌をあげて生き延びてる猫が、自分の敷地に入って来てフンや尿をしていくのを、猫が居なくなるまでずっと我慢する心情を察してあげてください。 


猫は、法的に、野良猫も飼い猫も愛護動物です。餌をあげていた猫や、その猫が産んだ子猫たちにはキチンと餌をあげて飢えないようにしなければなりません。


それはそれとして、周りには気を遣うことが大切です。


餌をあげてる側が、猫に餌をあげて、自分の敷地で用を足してね!他所のお宅の敷地に行ってはダメよ!と言っても、猫はいうことを聞きません。


猫というものは、菜園やガーデニングに熱心なきれいなフンワリ土壌で用を足すのが常です。


よくあるのが、きれい好きな猫嫌いさんと、家周りの整理整頓清潔清掃に頓着しない猫好きさんとのトラブルです。


清潔好きなのが猫なのです(=^x^=)だから、きれいなお庭や菜園に行ってしまうのでしょうねぇ。





↓雑草も生えてますが、私もガーデニングが趣味です♪今は猫猫猫で、雑草抜きもままならないですが…😰💦




雑草ボウボウ伸び放題や、硬い土も嫌い。コンクリートで固めてある場所では用を足せない。それが猫なのです。


地域猫とご近所に認めてもらう為には、餌やりさんは、餌をあげるだけでなく、トイレの管理と、ご近所に気持ちよく暮らしてもらうためのマナーアップ⤴️が重要です。


↓倉吉保健所発行の“猫用屋外トイレの作り方”です。(昨年7月の猫じゃらし主催 野良猫対策勉強会の時の資料より)





周りの人たちが気持ちよく暮らせているか?を常に自分に問うていただきたい。


猫じゃらしは、TNR活動をもっともっと広めて、ご近所トラブルや、社会問題としての猫問題に取り組んで参ります‼️


今後も、厳しいことをたくさん書くと思いますが、全ては、「不幸な猫を1匹でも減らしたい」が原点です。


今後も応援をよろしくお願いします。



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【子猫の保護、人に馴れてる猫の保護】


何頭、保護しても保護してもキリが無いぐらいなんです。


餌をあげてる方や、猫を増やしてしまわれた方は、ボランティアが勝手に猫を保護して助けたいだけだと思っておられると思います。


そうです!勝手にやってます。猫がかわいそうだから😢


だけど、考えてみてください。


これだけ多くの野良猫が存在してて、トラクターに轢かれたり、農薬が漏れて土に染み込んでるような劣悪な環境に猫が大繁殖して、それをかわいそうに思ったボランティアが全部を引き受けなきゃならない世の中の仕組みを疑問に思ってください。


かわいそうに思った私たちはアホなんだろうと思います。人間が起こした問題の責任を、問題を起こしても無い私たちがかぶろうとしているのですから…。


私は人間がこんな世の中にしたんだから、人間として責任を取りたいと思い、この活動をやっています。気持ちが折れない程度にと思いつつ、家が倒れそうなほどの猫を抱えて、猫に無責任な人々(知識のなかった人々)に代わって猫を助けています。



↓このブログ、読んでて涙涙でした。だって私たちと同じ気持ちで活動しておられるから。


20匹の猫を助けたつもりが助けられてる


本当に本当に、地を這いつくばるような、地道な活動であることに、ご理解をお願いします。