笑えない失敗 | にゃあさんの鳥見と日記

にゃあさんの鳥見と日記

「呼吸するように、鳥を見たい」
日常のハザマにある鳥見の記録です。

前日記事コメントに予告しました。
どどんと落ち込んだ理由です。

皆思い思い、色んなスタンスで野鳥撮影をしているでしょうけれど
どんな手段を用いても撮影したい人はもうごめんです。

地元定点観察場所内でコチドリが営巣しているのは3箇所。
どこも飛来~抱卵開始から観察を始め
ヒナが飛べるようになって営巣場所を去るまで観察を続けます。

抱卵開始したら日にちは数えるけれど私、カメラは向けません。
1箇所、畑に隣接した荒地の巣はハシブトガラスの巣が30m内にあります。
こちらも巣材を運び込んでいるところから観察しています。

ある日地元のカメラマンに「何かいた?」と
聞かれたのでコチドリのことを話しました。
良識ある方かと思っていましたが私の目が節穴でした。

次の日観察に出た時に
「○○さん、営巣している場所の石を片付けて
 これで撮りやすくなったろ?と他の人に話していたよ」
という話が出て目が点。

あんた人様の土地に勝手に入って片付けていたんかい。


鳥の方が見つからないようにと選んだ場所を
片付けてどうするんでしょう。
数日後ヒナが孵りました。

普段は土日は観察に出ないのですが
気がかりだったので行ってみました。

すっかりお祭りモードでした。
通路からじっとチャンスを待っていた方もいましたが
他人様の土地なのに勝手に上がりこんで
三脚を構えるカメラマンの群れ。

親鳥はヒナに警戒を促すために擬傷行為をし、鳴きます。
鳴き続けるとカラスは覗きに来ます。

不注意にそんな人に話しちゃった自分が嫌になりました。
鳴き続ける親鳥の声に責められているようでした。


追記:今朝その場所を通ったら抱卵場所から100mほど離れた
   違う畑に移動していました。
   人参やジャガイモの茂みの中で子育てすることに決めたようです。
   あそこならば見つかりにくいでしょう。

しばらく地元めぐりをやめようかと考え始めた出来事でした。