こんにちは、さよです。
前回の記事の続き
私のHSP気質とペットロスとのことを
思いつくまま書いてみたいと思います。
…と、その前に つぶやき。
ペットロスを学ぶ中で
“ 近年のペットの擬人化が
悲しみを増大させる要因 ”
というような内容があってね
それを読んだ時に
「一緒に暮らしているのに
家族じゃないと思う方がムリだわ」
と思ったのでした
そもそもペットロスって
動物たちが虹の橋へと旅立ってからなるものではなくて
感覚的に「この子とのお別れが近い」と感じた瞬間に
始まってしまうものなんでしょうね
***
さて、本題。
繊細・敏感な人の
「人との境界線が薄い・感情移入しやすい」
これは対・動物にも言えることなんだと
あらためて気づきました。
何ごともない時は
深い一体感を味わえて幸せだけど
あの子の体調が悪く寝てばかりいる時には
足元がフワフワして現実感がなく
自分の身も心も引き裂かれる思いだったし
今でもあの子がこの世で最期に見た光景を思い
涙が止まらなくなることがあります。
とても怖がりなあの子が
生まれて初めて病院にお泊りした翌日の
大がかりな検査の最中の旅立ちだったので
ずっとひとりでどんなに心細かったことだろう、と
「ものごとを深く考える」ことについても
かなりやっかいで
防衛本能の強さ と 想像力(妄想力)から
いつも “最悪のこと” を考えて
心を守る準備をしつつも
あの子が頑張って生きようとしている時に
“最悪のこと” を考えてしまう自分
自分の心だけを守ろうとしている自分に
ホトホト嫌気がさしました
絶対起こってほしくないことや
起こるかどうかもわからない先のことを
何パターンも考える時間があったら
今 目の前で精一杯息をして
懸命に生きている あの子に寄り添って
残された一瞬一瞬を大切にした方が
自分にとってもあの子にとっても どれだけいいことか!
頭の中ではそうわかっているのに
気づけば心配や不安の渦に飲み込まれていて
毎日葛藤してばかりでした。
葛藤といえば
大切なペットが亡くなった時多くの方が
「もっとこうしてあげていたら…」
「もしこの選択をしていなければ…」
といった事を考えてしまうと思うのですが
私はそこからさらに掘り下げて
「タラレバ言って悩んでいたら
あの子が心配して成仏できなくなる」
「成仏してほしいのは本心。
でもここから完全にいなくなってしまうのは
悲しすぎる、淋しすぎる」
からの
自分の心だけを守ろうとしている自分に
嫌気がさしたり ←2回目
***
本当に悲しくて悲しくて仕方なかったのに
悲しむことだけに集中できたのは
実は亡くなった当日くらいだったんです。
(人目もはばからず病院で大号泣し続けました…)
長い間ずっと
自分の気持ちを感じること・表現することより
周りの人の気持ちや都合を優先してきたからなのでしょうね
翌日からは
あまりにも私が泣きすぎると
ダンナさんが悲しみを出せないのではないか
なんて相手の問題まで背負おうとしたり。
自分の中はグチャグチャで
そんな余裕もないのに
無意識のクセってコワイ
葛藤につぐ葛藤。
混乱につぐ混乱。
いまだその渦中にいますが
悲しみを抜けきるまで
していこうと決めたことは
悲しかったらいつでも泣く。
ガマンしない。
あの子の気持ちも成仏問題も
家族の気持ちも横に置いておくことに
罪悪感を持たない。
ただ泣く。
だって私はあの子を失って悲しいのだから。
自分の感情だけに集中することを
自分に許す。
あの子の抜け毛が無くなるのが淋しくて
掃除機をかけられなくて
部屋中ホコリだらけでも
あの子が遺していった物を
何ひとつ片付けられなくてもいい。
悲しくて悲しくてしかたないのだから
悲しむ以外のことはしなくていい。
葛藤することも混乱していることも認める。
それ以上でもそれ以下でもなく
葛藤しているんだね
混乱しているんだね
悲しいよね
淋しいよね
会いたくてたまらないよね
泣いて当たり前だよ
だって
今も心がバラバラに千切れそうなほど
あの子のことが大好きだったから
大切に思っていたから
***
ここから話は大きく変わるのですが
とあるペットロス・カウンセリングを受けようと
連絡してみたところ
「悲しいのは当たり前です」
「2〜3ヶ月経っても悲しみで
生活が成り立たたないようであれば
またご連絡ください」
と言われまして
「悲しいのは当たり前」はわかるけれど
「生活が成り立たないまま2〜3ヶ月」は
もう完全に心療内科の範囲なのでは…?
大切な存在を失った時
結局は “時間薬” が一番なのかもしれない。
だけど時間薬が効くまでの間に
抱えきれない悲しみを人に話すことで
心が柔らかくなって時間薬が効きやすくなったり
気持ちの整理がつくこともあるし
今は思い出す度に泣いてしまう
うちの子と積み重ねてきた日々も
「あの子が来てくれて楽しかったね」って
笑顔で話せる想い出へと
変わっていきやすくなると思うのです。
これって私が受けたかった
ペットロス・セラピーの形なのでしょうね。
2〜3ヶ月様子見して、なんて言わずに
こう寄り添って欲しかったなぁ
***
今 ふと
「もしかしたら今の私のような
心のケアを必要とする飼い主さんたちのために
私にできることがあるかも?」
と思いました。
最初は自分の心のためだったけれど
今まで学んできたペットロス療法のことや
今回体験していること・今の想いと併せて
バッチフラワーレメディも使って
(今回もバッチがぶ飲み中です )
今はまだ私自身この通り混乱中なので
もっと時間薬が効いてきて
それでも今と同じ気持ちが残っていたら
少し動いてみる、かもしれません。
こんな気持ちが芽生えるなんて
思いもよらなかったからビックリ
平蔵が ぷにぷにの肉球で
そっと背中を押してくれているのかな?