こんばんは さよです

先日久しぶりに
玉置浩二さんのコンサートに行ってきました

会場に一番近い「有明テニスの森駅」を降りたら
いきなりこの光景


調べてみたらここは
自転車競技のBMX(自転車版モトクロス)の会場とのこと。
有明が会場になる競技って
テニスだけじゃなかったんですね…


残念といえば
オリンピック大会関係者の不適切な言動が
相次いで発覚しましたよね。
その中でも個人的にとても衝撃を受けたのが
世代でもあった “小山田氏問題” 

今回の件を知った時
とても重~い気持ちになると同時に
中学時代の出来事を思い出しました。
今日はその時の話をしたいと思います。
***
私が通っていた中学の同級生に
杖をついて通っていた女の子がいました。
赤ちゃんの時の病気が原因で
片足が悪くなったらしいです。
「らしいです。」と書いたのは
直接本人から聞いたわけではなかったから。
1学年8クラスもあったので
「時々見かける杖をついている子は同級生らしい」
という認識しかありませんでした。
ある日のこと。
2時間目が始まる頃、担任の先生から
「今から全員で手分けをして探し物をします。」
と伝えられました。
「え、どういうこと!?」
「探し物って何??」
教室中がザワめきましたが
先生は続けます。
- 足の悪い子が使っている杖が無くなったこと。
- 入学した時からいつも置いている場所なので、別の場所への置き忘れ等ではないこと。
- 杖は彼女にとってなくてはならないもので、大切な身体の一部であること。
- 今回のことは、おふざけとかイタズラでは済まされないこと。
教室から出ると他のクラスの子たちも出てきていて
先生のいう「全員」は「1学年」だったんだと気づいて
驚いたことを覚えています。
その後はクラスごとに
校内・グラウンド・通学路などを分担して探し
「なんか見つかったらしいよ」とのことで
またゾロゾロと教室に戻りました。
友だちと
「ただ外に出ただけになっちゃったね~」
なんて話しながら。
***
あの時無くなった杖はどこで見つかったのか。
誰がどんな意図で隠したのか。
そして杖が無くなる以前に
彼女に対して嫌がらせやいじめがあったのかどうか。
クラスや教室の階が違った上に
その後すぐに転校した私には今でもわかりません

だけど
あの時 先生方が判断した
午前中の授業を中断してまでも
障がいを持っている同級生の杖を
1クラス40人×8クラス=320人が手分けして探す。
1クラス40人×8クラス=320人が手分けして探す。
それは
その子と同じクラス・違うクラスや
親しい・親しくないは関係なく「人として」の行動。
その意味は今の方がよくわかります。
私たちは杖を見つけられなかったので
結果的に「ただ外に出ただけ」になったけれど
その「外に出て探す」という行為自体が
あの時の私たちにとって
とても意味のあることだったんですよね。
今振り返ってみると
素晴らしい先生方に囲まれていたんだなと素直に思うのです

(当時は全然そう思えなかったけれど!!)
***
いよいよ23日の20時から開会式ですね。
いろいろあったオリンピックですが
開催するからには楽しんで応援したいです。
せっかくなのでBMXも調べてみようかな

***
最後に。
過去の自分の言動のせいで
今の自分が足を引っ張られることもあるし
過去の自分の言動おかげで
今の自分が助けられることもある。
私はどうせだったら
未来の自分にたくさん感謝されたいな

だから
未来の私に恥じないように
今の私を生きたいと思います
