フと 思い出したことがあります。


りゅうを出産した日の夕方、
心理士さんが 
私の部屋に 来てくれたんです。


出産に携わってくれた 男の先生から
『こういう心理士さんがいるから
    お話してみませんか?』って
声をかけられて、

私は よくわからないまま
とりあえず 『はい』と返事をして
来ていただいたんです。


その心理士さんは、 

産婦人科で
私のような経験をしたママや

お腹の赤ちゃんに
病気が見つかったママや

小児科の NICUにいる子のママ達の
お話を聞いて下さっている方でした。



りゅうを出産した日の夕方
心理士さんと話している時は 

少し 暗くなってきていた
時間帯だったので
普通なら 電気をつけた方が
良かったのかもしれなかったけど、

私には
どうしても どうしても
電気をつける気持ちと エネルギーが
出て来ませんでした。


その時の私には 
電気の光に耐える力すら
なかったんだと思います。


ただただ 体と心をギュッとして
ジッと耐えて

こなさなければいけないことを こなし
話さなければいけないことを 話し、

病室に いつ
誰がやって来るかも わからないから
大泣きもできず

気を張って
ただただ 
ジッと耐えていたんだと思います。


だけど ほんとは
崩れそうなくらい 辛かった。



出産のための入院は
亡くなっている子を出産するための
入院だったんだけど

うまく外来と病棟の
連携がとれていなかったようで

『私、
    なんでこんな扱いされるんだろう😢』

って 思ったりする出来事もあって

『死産するからなの?
   普通の分娩だったら
   違う対応だったの?』

と思って 傷ついたり、

そして
私の友達や知り合いには
私と同じ経験をした人は 
誰もいなくて

入院中 携わってくれた
助産師さんの中にも
同じような経験をした方もいないっぽくて

『私だけなんだ…』っていう
絶望と孤独の中にいました。


だから、
必死に 耐えて
必死に 自分を守っていたと思います。


そんな中 
来てくれた心理士さん。

だけど、私は 
心を開きませんでした。


産婦人科の病棟で
なんでこんな扱いされるんだろう?って
思うことがあったことで

さらに
看護師さんや 
医療関係者の方への 
心のガードが 出来ていました。


『医療関係者でも、
    もし あなたが
    私と 同じような経験をした人なら
    私は 心開くよ?

    でも、そうじゃない人には開かない。』

という感じでした。


もちろん 大人として
心理士さんとは 普通に話したし

会話中に
変な間をあけないようにって
気も使っていたと思います。


でも、一切 心は開きませんでした。


⚝.˖⋆︎*゚∗


退院後
月1くらいのペースで
先生の診察を入れてもらっていて

診察の後には 
心理士さんと話す機会も
設けてもらっていました。


でも、私は
その時も
心理士さんに 心を開く気は
まったくありませんでした。

だけど、その後 色んな出来事があり
少し この心理士さんに
心を開いてもいいかな?と
思えるように なっていきました。


そして、
月を追うごとに 
少しずつ 心を開いていった時

心理士さんに

『なーさん、 
    私初めて なーさんにお会いした時
    息子さんのこと 
    一言も話されなかったですよね。』

って 言われたんです。


私は、そんな認識は ひとつもなく
『え? そうだったかな?🙄💦』
という感じでした。


⚝.˖⋆︎*゚∗


ブログの どこかで
チラっと 書いたことがあるのですが

上の娘は
産まれてから しばらく
NICU・GCUに 
入院していたことがあるんです。


その時に
ある1人の看護師さんの言動と態度に
ひどく傷つけられたことがあって
それが ずっと心の中にあったんです。

(後からわかったのですが、
   その看護師さんは かなりクセのある人で 
   そういう意味で 有名な人だったみたいです。)


退院してからも
病院のアンケートに書こうかな?
と考えて

病院に行った時には
アンケート用紙を取ってみたり
していましたが
結局は 出来ずにいました😔


だから、
りゅうを出産した時に来てくれた
心理士さんが

NICUに赤ちゃんがいるママの
話も聞いていると 知って

何年前から NICUにいたのかを 
尋ねました。


そしたら、
『(当時)5年くらい前』と
教えてくれたので

娘が 入院していた時にも 
その心理士さんは おられたっぽくて。


だから 当時
私が経験した 傷ついた話をして

娘が入院していた その時に 
NICUのママとも
お話していたのなら

『私も 
(心理士さんと)お話したかったな』

って 伝えたんです。


だから 私は
りゅうを出産した日、
数年前の 娘の出産や入院の話を
していたけれど、

その日の りゅうの出産や
りゅうに関することは
一切 話さなかったみたいなんです。


心理士さんに

『なーさん、 
    私初めて なーさんにお会いした時
    息子さんのこと 
    一言も話されなかったですよね。』

って 言われて、

私としては
『え? そうだったかな?🙄💦』
と思ったけれど、

でも よく考えてみると
きっと私
すごくすごく 辛かったんだと思う。


妊娠するのを 待ち望んで
生まれてくるのも 待ち望んでいた
大切な子供が亡くなる。

亡くなった子を 出産する。

そんな 辛い辛い事実も現実も
受け止められなかった。

どうしたらいいか わからなさすぎた。

妊娠した時に
無意識に 自然と描いていた未来が
すべて無くなってしまった…


そして、誰もわかってくれない状況。

誰も 私やお腹の子のことを
気にかけてくれていないように
感じる状況。

ただただ 私は
必死に耐えてたんだと思う。


りゅうのこと
話せる人がいるなら 話したいのに
わかってくれる人が
誰もいなくて。

わからない人には 話したくない。

だから、心理士さんに
りゅうのこと
一言も 話さなかったのかもしれない。

たとえ 話せる人がいたとしても、
もしかしたら 
まだ言葉も うまく
見つからなかったかもしれない…。

でも、あの時
一緒な想いで
泣いてくれる人がいたら
どんなに違っただろうか と思います。


⚝.˖⋆︎*゚∗


心理士さんの

『なーさん、 
    私初めて なーさんにお会いした時
    息子さんのこと 
    一言も話されなかったですよね。』

という言葉で、

あぁ、あの時の私は
必死に耐えてたんだなと 思わされました。

心と体を 必死に
保とうとしていたんだと思います。

あんな状況
耐えられないから。

必死に 人間の形を
保とうとしていたんだと思います。


これを書いてても
やっぱり 涙が出てきます😢


⚝.˖⋆︎*゚∗


これから書くことは、

今まで 
色々話を聞いたり 学んだり
自分で色々考えた上での
私の持論なので 

違うなーと思ったら
流していただきたいのですが🙏

私を含め
多くの天使ママさんは、

お空の子を妊娠する前

辛い思い・傷ついている思い・
悲しい思い・寂しい思い・
自分の本当の思いなどを

我慢してた方が多いのかなー?なんて
思ったりしています。


泣くことさえ我慢してた方も
多いのかなって。


私の場合
『りゅうちゃん
    ほんと 荒療治もいいところだよー😢』
なのですが、

りゅうは、
妊娠する前の私が 
我慢して我慢して
自分を抑えまくって
生きてきてたのを見て

『ママ、泣いてイイんだよ。

    ママ、"辛い" って言ってイイんだよ。

    ママ、我慢しなくてイイんだよ。

    ママ、
    自分のこと1番に考えてイイんだよ。

    ママ、やりたくないこと 
    "やりたくない"って言ってイイんだよ。

   ママ、 "イヤ" って 言ってイイんだよ。

    ママ、怒ってイイんだよ。

    ママ、休んでイイんだよ。』

って言って

私が

『泣くしかない状況・
    辛いって言うしかない状況・
    我慢できない状況・
    自分のことしか考えられない状況・
    "やりたくない"って言うしかない状況・
    "イヤ" って言うしかない状況・
    怒る限界に達する状況・
    休むしかない状況』 に

連れてきたのかなー?
なんて思ったりします。


だからと言って

『そうかー!
    納得して、一件落着。
    はい ハッピー✨』  

なんてことは
到底ないんですけどね。

辛いもんは 辛いです😢


けど、
りゅうが来てくれて
お空に帰ることがなかったら、

私は
こんなに 心のまま
涙流すこともなかったし

辛い辛いっていう 
自分の心の声を拾ってあげることも

ひどいことをしてきた人に
ちゃんと 怒っていいんだって
心底思うことも

人間関係や 環境を
自分で選んでいいんだって
心底思うことも

休むことも
できなかったかもしれない

って 思ったりします。


だから、
なんて 親孝行な子なんだろう
とも思います😢😌


生きて 元気に生まれて
すくすく育ってくれてても
親孝行な子。

こうやって
お腹の中で亡くなって
少し早めに お空に帰って行っても
親孝行な子。
(『早すぎだぞぉ~』とは やっぱり思うけど😢)

どっちにしても
りゅうは 親孝行で賢い子なんです☺️


泣きながら
子供の自慢して😢
感情どっちなんだって感じですが、
どっちの気持ちも本物です。


我が子が 世界一・宇宙一ですよね😌

会いたいですね。
抱きしめて お喋りしたいな歩く