卵巣過剰刺激症候群(OHSS)になる | シンガポールで不妊治療

シンガポールで不妊治療

結婚8年。在シンガポール6年。
シンガポールで不妊治療を本格的にはじめて1年半で第一子妊娠、出産。現在36歳。働きながら二人目不妊治療を再開したところ。

初めて採卵した日、
医師とナースから

「今日の採卵で少なからず卵巣に負担を与えているので、早期回復にはプロテインを多く摂取し、とにかく卵をたくさん食べろ」


と言われた・・・DASH!


えと、、卵を採ったから卵食べて回復・・・?ショック!


シュールなギャグかと思い、


はぃ?! 鶏卵を食べるの!?ウソでしょはてなマークにひひ


と聞き返すも、


「ウソなもんか。鶏卵の、特に白身を多く食べなされ。」


と真顔で言われるではないか。


仕方ないので、日本のスーパーで普段買わない日本の卵(6個14ドル!)を買い込んで卵を毎日食べた。


しかし、高級卵を食べまくったにも関わらず、
下半身の腫れ感はいっこうによくならず、むしろ日に日にお腹が膨れてくるわけです。


そんな時に限ってその週は会食の予定が目白押し、且つ仕事も忙しくて抜けて病院にいく時間もないダウン


やっとのことで、会社から病院に電話して状況を伝えたところ、


若手のナースが電話にでたので、


下半身が重い

お腹がやたら膨れる感じがある


と伝えたところ、

「それは採卵後によくある症状だから引き続きプロテインと卵食べればなおるから!」


と軽く受け流される。

しかし、私の感覚としては、このまま卵食べまくって時間が経過しても良くなる気がしなかったので、ぐずぐず食い下がると、「面倒くせーなーー」と言わんばかりに、いきなりベテランナースに電話がかわった。


そこで私はさらに詳しく症状を説明。


「お腹に水がたまっているようで、息するのも苦しい。肩まで重い」

と言った瞬間、

「それは、OHSSの典型的な症状じゃやないか!今日、いますぐ病院に来い!絶対来い!」


やっぱりーーーー叫び


しかし、その日(木曜日)も業務時間中に抜けるのは不可能な状態であり、更に夜も会食がはいっていて抜けるのは難しい。

その旨を伝えると、


「会食なんて出ている場合じゃない!一刻も争う状況なんだよ!病院の診察時間内に来られないなら、緊急外来に行き、そこでドクターの名前を言って受付に電話でさせろ。そして薬を出してもらえるよう手配する。とにかく何時になっても今日絶対来なさいよ!!」


そこで、ようやくことの重要性に気づかされ、
ちょうど会食の時間が20時からだったのでその前に病院に立ち寄り、緊急外来で薬をもらいドクターとも会話。


「薬は全てのみきりなさい。2日たっても症状が改善されなければ必ず病院に来なさい」


との指示。その場で薬を飲み、そのまま会食に行きお酒は乾杯のビール一杯のみであとお茶でしのいだ。


その晩から、薬がもの凄く効いたようで夜中2回もトイレで起きるほど大量の尿を排出。
異常に膨れあがり、ぴったりとした服も着られないほどだったお腹のお水がどんどん尿として排出されていき、薬を飲みきった頃にはすっかり良くなって 一安心でした。

緊急外来で薬をもらった翌日もその次の日も、ベテランナースから電話をもらい


「その後大丈夫?良くなってる?薬きいてるか?」と


心配の電話をもらった。


「あなたの的確な指示のおかげで、すごく良くなってるよ、ありがとう!」


と伝えたら、得意気であった。
このメチャシングリッシュなおばちゃんナースは頼りになる。


てか、もう二度と採卵なんかしたくないと心底思った採卵体験でしたしょぼん


ちなみに、このOHSS。
私は早期段階での対応だったので、腹水を尿として出す薬が効いて、あっけなく完治しましたが、ひどくなると入院が必要になったりもするようです。なんでも、血栓ができてしまうこともあるようで本当に侮れません。



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