藤子不二雄Aこと安孫子素雄さんが描く、藤子不二雄誕生物語。
かつて銀河テレビ小説でドラマ化され、満賀道雄役は竹本孝之さん、才野茂役は長江健次さんが演じていました。
二人の出会い、手塚マンガに魅せられた事、「漫画少年」への投稿時代、才野に対する満賀の嫉妬、友情、淡い恋心、就職、仕事の失敗、仲間の励まし、雑誌社編集部への原稿持ち込み、漫画誌への初掲載、手塚治虫氏へのあこがれ、上京、連載、徹夜の連続、締め切りすっぽかし、再起、ライバルの登場・・など波瀾万丈のストーリー展開です。
作者曰く「実話7割、フィクション3割」とのことですが、各所にヤマ場があって、夢中で一気読みしました。
★4.5!
最後が尻切れトンボで消化不良だったのが残念。
ストーリー展開がみごとです。
少年誌に掲載されていたこともあり、読者層にうまくマッチした構成でした。
また、寺田ヒロオさんにずいぶんお世話になったことや、彼のマンガに対する熱い想いなども初めて知りました。
愛すべき素晴らしい人です。
(映画「トキワ荘の青春」は寺田ヒロオさんが主人公です)
マンガ家志望必読の書!
素晴らしい!
中古本でもプレミアがついているらしく高そうです。
ところで、作中にたびたび登場する「松葉」へも、ぜひ行ってみたいなぁ。
【訃報】
(NHKニュースより)
藤子不二雄Aさんは、2022年4月7日午前8時40分ごろ、川崎市の自宅で亡くなっているのが見つかったということです。
88歳でした。
88歳でした。
ご冥福をお祈りいたします。