nanasukeのブログ

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オウ、よく来たナ!

 

今週の月曜日、ウォーキングの途中でとっても素敵な出来事がありました。

備忘録を兼ねて、自分のために書きます。

少し細かいかもしれませんが、備忘録なのでお許しください(笑)

この後出てくる写真は、後日再訪して撮ったものです。

 

その日すでに1時間くらい歩いていたのですが、昼食までのスケジュールを考えるとあと30分くらい余裕があって。

そこで帰り道にある公園の裏山ミニハイキングコースに寄っていくことにしたのです。

多分10年ぶりくらいで、確か30分くらいで1周できた記憶があって(後で調べたら、全長約1.5km。ゆっくり歩くと60分くらいのコースとのことでした)。でも、けっこうしっかりした山道なんですよ。

 

スタートは公園内の高台にある冒険広場。この冒険広場からスタートして、公園内にある古民家の裏手に出る「古民家口」(ゴール)を目指します。

 

この奥を上がるとハイキングコースが始まります。

このスタート地点の写真、上から4分の1くらいのところに小さな道しるべがあって分かれ道になってるのわかりますかね?

近づくとこんな感じ。

右に行くと「展望台」って書いてあります。この展望台が後でキーになります。

 

当日は展望台には行かず、左の道を。というより、以前の記憶よりも早く分岐があって、気づかず登って行った感じです。

この階段かなり続いていて結構息切れしました。

 

電信塔を通り過ぎて、2つ目の電信塔手前で分かれ道。

真っすぐ行くと元の公園奥の沼地へ。右側の北公園の方に進みます。

この北公園っていうのも厄介な表記で。このハイキングコースは複数の小さな公園につながっているのです。

北公園の方には向かうけど、古民家口に出るには途中でルート変更が必要になります。

 

しばらく進むと今度は下り。

 

人家とかはもう見えません。

 

足場が悪いのか一部やけに舗装された道が数十メートル。この後は上り。

 

結構もう高い場所。遠くにマンションが見えます。

 

さらに上っていくと!

 

休憩広場!だいたい中間点です。

ここまで二組くらいとすれ違ったかな。

ここで子どもが数人、前を行くのを見かけるのです。

わたしは、ここでちょっと一息ついてお茶を飲んで。

1~2分休んで、再スタート。

 

しばらく歩くとこの辺りで先ほどの子ども3人を見かけました。

歳は小学1年生くらい(違ったらごめんなさい!)の女の子3人。

ひとりがこの道しるべの右10メートルくらいの位置で紙を見ていて、他の2人はさらに数十メートル見晴台の方に上がった辺りにいて。

 

女の子3人だけなのかなぁ~と思いつつ、軽くお辞儀をして紙を見ていた女の子の脇を通り過ぎました。

このときチラッとこの女の子がわたしの方を見た気がしたのですが、警戒されているのかな、気のせいかなと思いつつ歩を進めました。

すると、離れたところにいた2人が「もお~、わかんないよ~!」「迷っちゃったんじゃない?」などと言う声が。

あ、迷ってるのか!

 

急いで戻って紙を持っていた女の子に声をかけました。

とても礼儀正しい子で。

持っていた紙を見せてくれながら、「展望台」と書かれたところを指さし「ここに行きたいんです」と伝えてくれました。

そこに他の2人も駆けつけてきて、それぞれ礼儀正しく自己紹介をしてくれました。

ごめんね、おじさん憶えきれなくて^^;ただ、大好きだった3人組の元リーダーと同じ名前は憶えてる(ご縁かな)。

3人が口々に話すことを集約すると、3人のうち2人は姉妹で、もうひとりはお友だち。冒険広場から出発してお母さんがつくってくれた地図をたよりに古民家口に向けて歩いているとのこと。地図を持って悩んでいたのは、お姉さんでした。

 

お母様お手製の地図、3人だけでの行動。

お母様の意図が分かった気がしました。

なので、展望台はスタート地点すぐにあり(初めの方にあった分かれ道のアレです)、戻るとかなり距離があること、もしかすると古民家口に着いてからもう一度上った方が早いかもしれないことをお伝えしました。

他にも「(地図上で)ここはどこですか?」「落とし穴ってどこにあるんですか?」などなど。

わかる範囲でお答えしました。

3人は自分たちで考えて、先に進むことを決めました。

 

※ここでわたしの反省点。

後で考えてみると、「江ノ島が見える」というキーワードも出ていました。お姉さんが指さした「展望台」を基準にお伝えしましたが、今日展望台に行ってみたら江ノ島見えるんですが、見づらい。↓展望台。

展望台正面は晴れると富士山が見えます。

展望台側面から見ると江ノ島が。中央右寄り、雲との境にもこっとあるのが江ノ島です。

ところが3人と会った「見晴台」(台のようなものは無い)から見ると江ノ島が大きく。これも中央右寄りのもこっとしたやつです。灯台が中央にあるでしょ?

「見晴台」探してたのなら、ごめんなさい!もうちょっと、情報整理すればよかった!

 

話を戻します。

情報を提供したし、お母様たちの意図も考え、ここでお別れすることに。

すると3人から「ありがとうございました!」ととても元気で気持ちのいい挨拶が(じ~んときました)。

 

が、進行方向一緒なんですよね^^;

お別れをしたものの、近くを歩くカタチに。

お姉さんが先頭をきってぐんぐん歩いて、少し離れて2人。その後ろをわたしが歩く感じで。

すると、目の前に「クヌギ」と書かれた木が。

「クヌギ?」「タヌキ?」2人が笑いながら話します。

木札のひびで「ク」が「タ」に見えるでしょ?

「これはクヌギだね~、タヌキに見えるねぇ(笑)」とわたしも参加。

 

で、数十メートルほど一緒に行くと、地図に書かれた目印のひとつ「ふたつのベンチ」が。

3人がベンチに座る様子だったので、ここでほんとのお別れ。

 

「それじゃね」と言ってベンチ脇にあったこの道を進み始めました。

3人からはもう一度「ありがとうございました!」とさわやかな挨拶。

「うんうん」とじ~んとしながら、歩いていくわたし。

 

「わたしたちも行こう!」

3人の声が聞こえ、後ろをついてくる気配が・・・ない。

ベンチの奥の方に3人が消えていきました。

えええええ~!あんなとこ道あったっけ?

慌てて戻るわたし。

ベンチの奥を見ると、ぱっと見わからない道が確かにありました。

わかります?右下から左斜め上に入っていく道。

進んでみると・・・、

通せんぼされてますが確かに道は続いております。

倒木っぽいのが多くなってきてるけど、奥の方から3人の声が。

 

ぶっとい木が倒れておりますが、この木の向こう側に道が続いています。ここでわたしは3人に追いつきました。

お姉さんとお友だちは木の向こうで待っていて、妹さんがこの木を乗り越えているところ。

木の太さは身長170㎝のわたしがギリギリ跨げないくらい。

「大丈夫?」わたしは声はかけましたが、乗り越えられそうだったので手は貸しませんでした。

 

確かに道はあるけど、ちょっとこの道は怪しい。

で、結局わたしは黙って後ろをついていくことにしました。5~10mくらい離れて。

 

※おそらくこの道は、旧ハイキングコースだったんだと思います。倒木とかもあって、先ほどわたしが行きかけた道が整備されたんではないかと。

 

不思議な道中が始まりました。

わたしは同行を頼まれたわけでもなく、同行を宣言したわけでもなく。

10mくらい後ろをついていくだけ。

3人もわたしがいることはわかっているものの、特にわたしに話しかけず。わたしも話しかけず。

 

3人の話す内容から少しずつ様子がわかってきました。

どうも3人からお母様たちに「冒険がしてみたい」と言ったようなのです。

それでお母様たちが地図を用意して、「冒険」の準備をしてくれた。

お姉さんは先頭をぐんぐん進みます。ふたりはアレコレ話したり、弱気になったりしながら付いていきます。

 

途中、お姉さんが「落とし穴あったよ!」と2人に声をかけます。「落とし穴」は昔、獣を取るために掘られた穴。

あれ?こんなとこだったっけな?と思いましたが、お姉さんからは数十m離れているんでどこを指さしたのかわからず。

 

しばらく行くと、2mほどの楕円形の地面の周囲を、結んだような草で囲った場所が(何かの目印?こういうところの写真を撮るべきなのにね!3人がいないと気づかずに通り過ぎちゃうんですよね)。

お姉さんは気にせずに進んでいましたが、残る2人は「ワナかなぁ・・・もしかして熊をとるための・・・」。心配そうにわたしのほうをチラッと見ましたが、あえて答えず(後になって「この山に熊はいない」くらい言ってあげてもよかったかなぁと反省)。

 

道は本来のハイキングコースに合流したようでした。

それでも、道しるべやお母様の地図に無い分かれ道が度々あって。

わたしも10年ぶりくらいなんでうろ覚えだったこともありますが、道は原則3人が決めました。

ほとんどお姉さんが決めてたかなぁ。

迷うとチラッとわたしのほうを見ることはあったけど。

でも、一度も弱音を吐かず、お姉さん立派だったなぁ。

ちなみに今日、再訪した際、わたし1回道間違えて迷いました^^;

お姉さんについて行ってよかった!(笑)

 

また、子どもって大人が見過ごしてしまうようなものもたくさんキャッチするんだなぁと痛感しました。

大人の目線にある目印よりも、植林ボランティアさんかどなたかが草に結んだ小さなメモのようなものを見つけたり、低いところに目が行きがちなんですね。

 

そうそう、後で地図に書かれた本当の「落とし穴」がありました。

3人は気づきませんでした。

一瞬、伝えようかと思ったのですがやめました。

3人が見つけた「落とし穴」こそが、冒険の宝物。

ちなみに「本当」のはコレ。

目立つんだけど、3人は気にならなかった様子。

 

途中コースを外れたこともあってか、すれ違ったのは一組のみ。

この辺だったかな。しっかり整備されて。

 

最後の方は、2人かなり気弱になっていて。

そこで最後の分かれ道だけ、わたしが大きな声を出して教えました。

ここ。右に降りていく階段と奥の方で左に降りていく階段。なにも道しるべなし。

右に行っちゃうと、別の公園に行っちゃうのよ^^;

 

で、左の方に向かったんですが、見下ろすと地上が見えてきています。

「お墓が見える!」「もしかして地獄への道なんじゃないの?」

お墓は無いと思うけど、心理的にもう怖くなってたんだよね、きっと。

1人泣き出しちゃって。

 

「がんばったねぇ!もう、すぐ公園だよ!」

階段を下りればすぐに古民家。

もう声をかけるのをためらいませんでした。

 

しかし、3人にはまだ試練が。

古民家の裏口の門が閉まっているのです。

「大丈夫!左側から通り抜ければ公園だから!もうちょっと!」

 

左側を抜けて公園へ。

「よくがんばったねぇ~!すごいすごい!」

ですが、お母様たちの姿は無し。

ここから、妹さん座り込んだり寝転んだり。

ホッとしたんだろうねぇ。でも、わたしは手を出しませんでした。

お姉さんがその都度、説得して妹さん立ち上がって。

 

恐らくお母様方は、高台になっているスタート地点の冒険広場にいるんではないかとのこと。

この左側を上ったところね。

で、お姉さんを先頭に3人は階段を上っていきました。

「おかあさ~ん!」「ママ~!」

 

わたしは上らずに、直進。

お母様たちが公園内の別の場所にいる可能性も考えたのです。

子どもを探してそうな、待っていそうなお母様方がいないか。

もし冒険広場にいらっしゃるなら、このまま3人と合流できるはず。

そしたら、階段を上っていたお姉さん、わたしが離れていくことに気づき、「ありがとうございました!」と大きな声で。続けて二人も「ありがとうございました!」。

とても礼儀正しく。おじさん、ほとんどなんにもしてないのにね。じ~んときちゃいました。

 

公園の平地を一回りして、冒険広場へと階段を上がると、奥の方のテーブルに3人の子どもと2人のお母様らしき影が。

一瞬、ご挨拶しようかと思いましたが、冒険譚は3人から聞けばいい、と爽やかな気持ちで公園を後にしました。

 

めでたしめでたし!

 

 

・・・とはならず!

 

帰ってから心配になったのです。

あの姿、ほんとにあの3人とお母様たちだったのか。

お母様たち、途中から知らないおっさんが付いてきたと聞いて不安になっていないか。

いや、もしかするとそのおっさんが全て道案内したと思われたりしたらあの子たちのがんばりが!

 

昼食を食べ終わり、3人と別れて1時間以上過ぎていましたが、もう一度公園に行ってみることにしました。

あの日は、この辺でも今年初(だったかな?)の零下を記録したくらいの寒い日。

もう帰ってる可能性が高い。

 

公園に行き。冒険広場に行くもそれらしき家族連れは無し。

やっぱりな。と思いつつ、平地に移動し念のため沼の方にも行ってみました。

おや?

芝生の真ん中に5人の家族連れがいる。

お母様2人と娘さん3人。

ただ、着ているものがさっきと違うような。

他に芝生に人はおらず、確信が持てないまま遠くからちょっとウロウロ。完全に不審者。

わたしも着替えちゃっていて、さっきと服が違う。

 

そしたら、1人の女の子がわたしを指さして。

すぐにお母様2人が立ち上がってこっちを見て。

わたしも思わず駆け寄り、「あの・・・さっき裏山で」

 

お母様お2人が丁寧にお礼を言ってくださって。

わたしもいろいろ言おうと思ってたのに舞い上がっちゃって^^;

ただ3人がとても礼儀正しかったこと、とても頑張り屋さんだということ、自分は情報提供しただけで全部自分たちで判断したことをお伝えし、変なおっさんが付いて行ってご心配をおかけしたんじゃないかと後になって気づいたとお詫びを。

とにかく3人は素晴らしい頑張り屋さんでしたとお伝えしました。

お母様方のご様子から、3人はたぶんわたしのこと好意的に伝えてくれたのかな、とまたじ~ん。

 

不思議ですね、お母様のそばにいる3人は安心しきっているのか完全に子どもの顔になっていました。

だとすると、わたしは3人のとても貴重な表情を目撃させていただいたんだと改めて痛感しました。

もちろん、3人と歩いている時間、とてもキラキラとした瞬間をいくつも見させてもらって、こころが弾んでいました。同時に、なんとしても3人を無事に送り届けたいとも。貴重な貴重な時間でした。

そう、だからこそ、ひとつ大切なことを伝え忘れていたことに後から気づきました。

「ありがとうございました」

わたしこそが、それを言わなければならなかったんだ。

ほんと、自分ってポンコツだな。

 

あれ以来、道を歩く子どもを見ると、あの3人じゃないかと2度見しちゃったりして完全に不審者です(笑)

でも、道中もお互いマスクしてたし、正面から顔を見る機会も少なかったから、どこかで会ってもわからないかもな。

 

3人の頑張り屋の女の子、そして勇気ある素敵なお母様方。

本当にありがとうございました。

得難い、かけがえのない体験をさせていただきました。

皆さんがこれからも幸せであるよう、こころから祈っています。

 

小さな大冒険を見届けさせてもらったおっさんより

 

 

そしてこんなまとまりのない備忘録にお付き合いいただいた皆様、どうぞよいお年をお迎えください。

 

んじゃ、またナ!気をつけて帰れヨ!

オウ、よく来たナ!

 

渋谷で行われたおSET隊の卒業ライブ見届けてきました。

おSET隊は三宅裕司さん主催の劇団スーパーエキセントリックシアター(SET)の若手女性役者さん3人、安川里奈(やすぴ・リーダー)さん、山城屋理紗さん、木下桜さんによるユニット。

小倉久寛さんがプロデュースし、パッパラー河合さんが音楽プロデュース・楽曲提供(時にMV撮影まで!)した、歌あり、ダンスあり、コントあり、ミニミュージカルあり、のパフォーマンスユニットです。

今回の「卒業」は一部メンバーの脱退等ではなく、3人が「おSET隊」という活動を「卒業」するという感じかな。

なので、12月11日のライブが終わった時点で、おSET隊はこの世に存在しません(もし同名で活動されている組織・団体さん等がいたらごめんなさい)。

もう存在しないので本来「元」おSET隊とすべきところもありますが、ややこしくなるので本記事内では原則「おSET隊」表記とさせてください。

 

さて、この卒業ライブの前日同じ渋谷でパッパラー河合さんとサンプラザ中野くんのライブに行ってました。

これがとっても素晴らしいライブで、どこかで卒業ライブの準備をしているおSET隊に「あなたがたの音楽プロデューサーはこんなにかっこよくてエキセントリックで美しい音を奏でるミュージシャンなんだよ!明日のライブがんばれよ!」とこころの中で叫んでおりました。

卒業ライブの会場MsmileBOX渋谷がちょいとわかりにくい場所に・・・というより渋谷駅いつもと違うところから出ようとすると全く勝手がわからなかったので河合さんライブの前に下見をしました。

前日渋谷でライブをしていただけるなんて、偶然にしろ河合さんのおSET隊へのご加護のパワーを感じたのであります。

 

あ、ここまで読んでわかると思いますが、今回の記事恐ろしく長くなることが予想されます。テキトーにはしょって読むなり、読むの断念したりお願いします。

 

で、ようやく本題。

おSET隊の卒業ライブ第1部と第2部、部分的に内容が異なるものでしたが、すばらしいものでした!

受け付けにはやすぴ作成のかわいいブロマイド販売のミニ看板。

 

入場時、劇団SETでおSET隊の後輩にあたる須田あゆみさんが、とってもかわいく割烹着を着てお出迎えをしてくださり、チケットの確認と検温をしてくれました。

このとき、桜さん作成のおSET隊年表が配布されます。

これによると、おSET隊の活動歴は約4年間。

わたしが初めておSET隊ライブに参加したのは、2018年12月のデビュー1周年記念おもてなしライブとわかります。わたし、ファン歴約3年かぁ。

このライブ↓。当時ブログ記事にも書いてるので興味があったらどうぞ。

 

会場内はほどよい座席数。後日桜さんのInsta・ストーリズで知ったのですが、このときのBGM「卒業」にちなんだ曲を、開演までの30分に収まるようやすぴが選曲してくれていたとのこと。

 

実際のライブ内容は、歌あり、コントあり、ダンスあり、トチリあり。

記憶力がよくないのに加え、第1部と第2部がごっちゃになったりしてるのでひとつひとつには触れません(書き終えるまで何日かかるかわからないしね!)。

今回のライブの最大の特徴は、おSET隊の3人それぞれがやってみたかった企画を持ち込んで行ったこと(この企画は第1部、第2部とも同一内容です)。

 

第1部第2部ともライブの初めは、やすぴ持ち込みのお客さん参加企画!

おSET隊のオリジナル曲数曲を元にリミックスした音源をつくり、それに合わせたフリ(ダンス)を作成。着席した状態のお客さんにレクチャーして一緒に踊ろうというもの。

この音源がとっても良くできていて、PCに疎いやすぴがコツコツひとりで・・・できるわけもなく、やすぴの大学同期で俳優の千葉恵太さんの全面的な(多分)お力添えを得て、ひとつひとつ音を探して入力する根気のいる作業の末、完成したとのこと。千葉さん、超いい方!(千葉さん来年1月に新宿でコント×演劇の舞台に出演されるとのこと。詳しくは千葉さんのtwitter(@waskblue)で!)

そしてフリはとてもシンプルなもの。でも、複数種続けてスピードアップするとこれがなかなか(笑)

わたしは福祉領域の仕事をしているので、語弊はあるかもしれませんが、認知症予防体操や誤嚥予防体操などを連想したのであります(笑)

いっぱい間違えたけど、それも含めて楽しかった!

 

この楽しいウォーミングアップを経て、おSET隊の歌とダンスになだれ込んでいくのであります。

河合さんの楽曲が良くてねぇ~。3人からいろいろな話を聞いてそれを元に河合さんが詞も曲も作成。

だから本当におSET隊のためのおSET隊にピッタリな曲。

一番の代表曲というか、おSET隊を象徴する曲が、割烹着を着て歌う「割烹着のガール」。もぉ、ほんと大好きこの曲。

手売りCDの入手は困難だと思いますので、YOUTUBEで聴いてみてください。ちなみにこのMVの撮影もパッパラー河合さん。

他にもYOUTUBEで、「名も無きシュークリーム」やおSET隊ブギ・静岡verの「しぞ~かへようこそ!」、三宅裕司さんのニッポン放送「サンデーヒットパラダイス」から生まれた三宅さん作詞の「私たちおっさんの味方です」など、「おSET隊」で検索すると出てくるのでぜひ!

ただ、3人ともこれらを録音したときよりも今現在抜群に表現力アップしています。

そういう意味ではCDやYOUTUBEの動画は、いまのわたしにはちと物足りないかな。

歌に合わせたダンスもね!

 

で、話題は持ち込み企画に戻ります。

理紗さんの持ち込み企画は、「振付」。これは洋楽(タイトル忘れちゃった!ごめんなさい!)に合わせて黒いセクシー系衣装で決めた3人がかっこいいダンスを踊る。この振付に理紗さんが初挑戦!めっちゃかっこよかった!「チャーリーズ・エンジェル」のようでもあり、「キャツアイ」のようでもあり(例えが古いか!)。

劇団SETって、ダンスにも強い劇団で、おSET隊の3人ともうまいんだよねぇ。

その中でも理紗さんは、動きにキレがあり、フル3DCGアニメーション「攻殻機動隊SAC_2045」では江崎プリンちゃんのモーションアクターをつとめるほど。

振付の6割くらいは、スムーズにできたらしいんだけど、ライブの直前まで微調整が続いたらしい。

相当、大変だったって!

でも、誰もトチらずに(多分)ビシッと決まって、セクシーでかっこよかった!

 

桜さんの持ち込み企画は、タップダンスを使った一人コント!

桜さんが遅刻したり、ドジしたりというご自身の特性を投影し、タップしながら、稽古場→バイト先などで起こる出来事をコミカルに。

発声練習や早口言葉、落語の「じゅげむじゅげむ~」などに合わせて、タップを踏み踊る。

とても可愛らしくて楽しくて、しっかりタップもできてた!

今年の1~2月に出演された「よみがえる明治座東京喜劇 こちとら大奥様だぜぃ!」のとき、共演された方からタップを教えていただいたご様子。

その頃から、とてもとても練習したんだろうなぁ。おSET隊稽古が休みの日もひとり自主練したみたい(ほかの二人も稽古は休んでもライブの準備に奔走していたようです)。

桜さん、とってもよかったよ!

 

そして、コント。

数秒~数十秒のネタをたたみかけるおSET隊ショートコントは第1部、第2部共通。大変なスピード競技みたいで、息切れしてたね(笑)ダンス以上に!

第1部ではコント「病院」。

以前、どのライブで見たんだっけな?うまくなってるな~って感心しちゃった!3人ともおSET隊公演、SETの本公演以外に、他の舞台や映画、TVなどコロナを挟んでたくさん場数を踏んできている。その成長っぷりをすごく感じた。「間」とか「緩急」とかね。間延びすることなく純粋に楽しかった!

そして第2部のコントは、劇団SETの第59回本公演「太秦ラプソディ~看板女優と七人の名無し~」のスピンオフ・コント。この本公演めちゃくちゃいい公演で思わず2回観にいっちゃった(ほんとはもっと観たかった)んだけど、おSET隊には過去に殺陣を使ったコントもあったから、卒業ライブで何らかのスピンオフあったらいいなと思ってたんだよね。でも、SETのおおたけこういちさんが今回書き下ろしてくれたというタイトルを聞いた途端、「その手があったか!」と思ったなぁ!そのタイトルは、「的(まと)」。これさぁ、「太秦」観に来たお客さん全員に見せてあげたかったなぁ。

~国民的アイドル樫本ハンナ(やすぴ)が怪我を負わせた大部屋女優・陽空ばみり(理紗)、退院したばみりに資金難で苦しむ「太秦」を救うため、デパート屋上での寄付金集めのイベントを持ちかける太秦のマネージャー・朝早栃瑠(桜)。そのイベントとは、時代劇「銭形平次」にちなんで観客に5円玉を投げてもらうための「的」になるという企画だった!~

以上が本公演内で演じられたエピソード。今回はその企画当日のハナシ。「的」役を渋るばみりと説得する栃瑠、そこに栃瑠から呼ばれたハンナが現れ・・・。ここからはご想像にお任せします。

面白くないわけがないね(笑)

ちなみにコロナ禍ということもあり、客席から5円玉を投げるといった演出はありませんでしたのでご安心を。コロナじゃなかったらみんなでエセ5円玉をステージに投げるなんて企画も楽しかったかもね。

 

歌謡曲メドレーも楽しかったなぁ。

理紗さんが歌った「さよならの向こう側」、宇崎竜童さんの曲でね。わたし竜童さんのファンで、母と行った数少ないコンサートのひとつが「竜童組」。またわたしの友人が最近竜童さんとご縁があって。さらにその友人が、卒業ライブの11日の夜に同じ「さよならの向こう側」歌ってて。かつ、その友人はわたしを通じて理紗さんにお世話になったことがあって。なんだかやたらとご縁を感じました。

そうそう、アルフィーの「星空のディスタンス」もね(笑)

あとメドレー最後の「仮面舞踏会」。かっこよかったなぁ。ああいうダンスが活きる曲は、おSET隊というユニットのパフォーマンススキルに合っているよねぇ。

 

最後に、ライブの素敵なスパイス、トチリ&ハプニングね。

ま、大したことはありませんでしたよ。

やすぴがボケで「SET隊(かつてSETに所属した、岸谷五朗さん、寺脇康文さん、山田幸伸さん3人の伝説的ユニット。おSET隊はSET隊の妹分的ポジションと勝手に位置づけられているとのこと)」というところを「おSET隊」と言ってしまってワケがわからんことになったけど第2部では間違えなかったし、コントで使う白衣を持参し忘れたらしいけど本番には間に合ったし、第1部と第2部との構成を間違えて桜さんがひとり残って歌い始めなければいけなかったところを理紗さんが残って歌い始めたけどすぐに桜さんが出てきて歌いつなげたし、桜さんがはけるとき舞台上の椅子に衝突してドンガラガッシャンと音がしたけど転ばなかったし、やすぴが歌の途中数回歌詞が飛んでもすぐ歌いつなげてたし、ひとりMC中舞台裏でドンガラガッシャンと音がして様子を見に行ったけど大丈夫だったみたいだし、やすぴが歌の途中マイクと顔が激突したけど出血しなかったし・・・。

トチリを重ねるたびに、何故かわたしは(おそらく他のご常連のみなさんも)「よし、順調、順調」と安心するのであります。

特に「割烹着のガール」を歌う前に、舞台上で「ちゃんとポケットあるね」と確認する辺り、おSET隊の成長ぶりがうかがえるのであります(ポケットに手を入れる「フリ」があり、割烹着の表裏を逆に着て、その「フリ」ができなかったというハプニングが過去にありました)。

 

第2部の終わり。

アンコールでおSET隊として最後の「割烹着のガール」を歌った3人は、その場で割烹着を脱ぎ、きれいに畳んで舞台に置きました。そしてその上にマイクを置いて。

ちょっと危うかったけど、涙を見せることなく、マイクを置いた3人は客席を振り向くことなく舞台を去りました。

ダブルアンコールが力強く、長く続きました。

でも、3人は2度と舞台には現れませんでした。

ダブルアンコールをしたわたし(たち)が野暮でした。3人はもう割烹着を脱ぎ、マイクを置いたのですから。

エンターテイナーとして本当に見事で美しい最後でした。

 

野暮ついでにひとつ告白しておきます。

わたし、舞台上の3人に向けたメッセージボード用のスケッチブックを持参していました。

そこには「おSET隊がんばれ!」などいくつかメッセージを書いていました。コロナ禍で発声による応援が難しいと思ったからです。

第1部の冒頭、おSET隊が舞台に登場した直後、桜さんが「やばい!もう泣きそう!」とおっしゃったので、出すのを控えました。

ライブ前に「楽しみましょう」と呼び掛けていたメンバーの気持ちに反し、泣いちゃうきっかけになることを恐れたからです。

それくらい3人はギリギリの状態でがんばっていました。

ところが、その最後3人が割烹着を畳んでいるときに、わたしはそのスケッチブックを出してしまったのです。

幸い、3人は客席を振り向かなかったのでそのメッセージを見ることは無かったと思います。

最後まで涙をこらえた3人に対して、最も野暮な観客でした。

振り返らないでくれて、ありがとう。最後までわたしは3人に救われました。

 

安川里奈さん、山城屋理紗さん、木下桜さん

あなたがた3人のユニットは、わたしにとってこの上ない幸せな時間をくれる存在でした。

SETの本公演も行い、劇団員としての仕事も行い、他の舞台や映画やTVなどにも参加し、きっとバイトとかもされながら、この手間のかかるおSET隊としての活動を4年間続けてくださった。

わたしがライブに参加したのは3年間ですが、徐々にあなたたちの魅力に気づき、夢中になり、日々を支えていただきました。

だから、ありがとう。

 

卒業の理由は、なんだっていいです。

3人が決めたこと。そして、その決めた「卒業」を見事に終えました。

だから、おめでとう。

 

これからのステップがどのような道であっても、わたしは3人をこれまでと同じ、いやそれ以上の熱量で応援していくつもりです・・・熱量抑えたほうがいいかな?

とにかく、これからもお願いします。

 

3人の特典&販売ブロマイドは、わたしが大学を卒業するときに優しい先輩からいただいたアルバムに入れることにしました。

やすぴの舞台「蟻地獄」特典でいただいたブロマイドと一緒に。

1ページ1枚入る小さなアルバム。

特典と販売分、と「蟻地獄」合わせて10枚。6枚分の余白ができました。

予備で買った、ブロマイド6枚入れるとちょうど収まるんだけど、余白にすることにしました。

おSET隊としてではなく、3人の「これから」を入れていけるといいな。

アルバムの表紙は青い鳥、ルリビタキ。メーテルリンクの「青い鳥」とは違うそうですが、幸せを運んでくれるといいなぁ。

安川里奈、山城屋理紗、木下桜、はばたけ!

 

と、ここまでで感想終わり!

長かったねぇ~、ここまで読まれた方おつかれさまでした!

わたしもここまで書くのに5時間かかってます(笑)

いや~な予感がしてる方もいるかもしれませんが、その通りです、まだ続きます。

ここまでおつきあいいただいただけで、もう十分です。

ここまでもそうでしたが、これ以下は完全に自分のために書く「おまけ」です。

一応、我がブログお決まりの挨拶を。

 

んじゃ、またナ!気をつけて帰れヨ!

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

おまけ「おSET隊とわたし ~わたしの「卒業」~」

 

中学校の卒業文集の作文みたいなタイトルをつけてしまいました。

おSET隊の卒業ライブの帰り、電車の中でわたしはこんなことtweetしてます。

 

~自分は、本当におSET隊が好きだったんだな。 こころに大きな穴がぽっかり空いて・・・でもそこは空洞じゃない。 キラキラ光る水に満たされて。 最後まで楽しかった。 エンターテイナーに徹した3人が美しかった。 別れ際にさらに惚れさせるなんて、ずるいよね(笑) ちょっと情緒不安定気味(笑)~

 

完全に情緒不安定が始まってますね(笑)

「もうおSET隊のライブないんだなぁ」というさみしさ、喪失感とともに、本当に見事な「卒業」に立ち会った清々しさ、おSET隊と「過ごした」豊かで楽しい日々を思って書きました。

翌朝のtweetでも「喪失感」という言葉を使ってます。

端的に言うとね、

すんげぇ~さみしいのよぉ!

卒業ライブから帰ってきて以来。

 

「〇〇ロス」って言うじゃない?

いや、ダイアナ・ロスでもクリストファー・クロスでもなく。

なんだろね、この感覚。

翌朝、目覚めてもすぐおSET隊のことが頭に浮かんで。

録画しておいたドラマ「日本沈没」観てても、頭の端っこにおSET隊がいて。

 

誰も疑ってないとは思うけど、メンバーの誰とも付き合ってもいないし、同棲もしてない(笑)

最後におSET隊メンバーと同じ空間にいたのは11月2日の本公演。舞台の上と客席という距離感で。

1か月以上会ってなくても何ともなかったのに!

おSET隊のイベントとしては3月27日以来。

8か月以上、おSET隊ライブ無くてもそこそこ元気に暮らしてきた。

その前のおSET隊ライブはコロナでの1年の空白期間を経て、秋田県鹿角公演よ?

ま、その間3人個別の活動には顔を出していたけれど。

今現在とほぼ状況は一緒!

3人とも今現在生きてるし(やすぴは第2部終了間際、息も絶え絶えだったけど、後日SNSで生存を確認しています)、現時点では誰も役者辞めるとか言ってないし。

ただ「おSET隊」という形での活動が今後ないと言うだけ!

・・・なのに、3人のブロマイドを見たり、チラシを整理したりしているとなんだか「遺品整理」をしているような気持ちになり(念のため、まだみんな生きてます)、何も手が付かずPCの前で1時間ボーッとしてたり。

 

要は、自分にとって「おSET隊」って自分が考える以上に、大きな存在だったってことなんだと思い知らされました。

これはちゃんとしっかり落ち込んで、自分なりに総括してからじゃないと前に進めない、と。

ほんとメンドーな性分であります。

 

わたしがおSET隊を初めて知ったのは、2018年6月30日。

大好きな小宮孝泰さんの二人芝居「亀と観覧車」。この芝居で小宮さんの相手役を務めたのが、舞台初挑戦の夏八木映美子さんとやすぴのWキャスト。そこに桜さんも会場のお手伝いとしていらしてた。

劇場の椅子の上に置かれた公演チラシの束の中に、おSET隊のチラシもあって。

そこには、やすぴとともに会場係をしてる可愛らしい女性とさらに・・・「音楽プロデューサー:パッパラー河合」の記載が!

わたしは青春時代を爆風スランプに捧げたクチで。高校の文化祭では、頭を剃ってサングラスかけて「サンプラザ中野でぇ~す!」とやってたような人間で。

「ご縁」感じちゃったんだよね。

で、「亀と観覧車」観劇後、小宮さんにご挨拶してたとき、小宮さんの後ろをやすぴが通って。そのとき、やすぴは憶えていないと思うのだけど一瞬目がしっかり合ったのね。変なこと言うけど、どこかで以前会ったような気がした。初めてなのに!

そういうこともあり、やすぴのtwitterフォローして(夏八木さんもフォローしたんだけどね!)感想とともに爆風ファンであることを伝えると、「ぜひライブに!」と。直後にもライブはあったけど、ちょうど社会福祉士通信教育のスクーリングと重なってたり、忙しかったりで12月2日の1周年ライブが初めての参加になった感じ。

 

初めは少し「義理で」という感じもあり、熱心なファンでは無かった。

おSET隊の活動が活発だったこの時期社会福祉士の通信教育と国家試験準備(2018年4月~2020年3月)とがっちり重なってたのね。その頃は非常勤職員として働きながらだったんで、お金もあまりなく、教員からは勉強しろと脅迫され(笑)、同時にファンであるパッパラー河合さんとサンプラザ中野くんのライブ活動も活発になり、あまりライブ参加できなかった。桜さん作成の年表見ると半分も参加できてないな。

でも、2019年2月の町田西友のインストアライブに仕事終わりに参加し、8月のミュージカルライブ、9月のやすぴ出演の「フランドン農学校の豚」観劇、10月の林試の森フェスイベントと本公演、11月の秋のおもてなしライブ、12月の秋田県・鹿角でのミニライブと市民ミュージカル観劇に至って、もうドはまりしていきました。

特に鹿角行は国家試験2か月前で仕事も忙しいって言うのに、往復夜行バスに乗ってね。公演前には、鹿角八坂神社で親切な宮司様にお茶をいただいてお祓いまでしていただいて、雪道歩いて、きりたんぽ入りの鍋焼きうどん食べて、お土産で買ったりんごもゆべしもおいしかったなぁ。

 

社会福祉士の勉強は暗記事項が多くて大変で、しんどい時期だったからおSET隊の活動がこころのオアシスになったっていう点もすごくハマった理由のひとつであるんだろうなぁ。遠くに遠征したりもそうだし、今まで観ないタイプのお芝居もおSET隊メンバーのお陰でいろいろ観たりもした。自分の「世界」を広げてくれたり、自分の考えてた「限界」を越えた楽しみを教えてくれる存在でもあった。

国家試験2週間前(インフルエンザが治った直後)にも、やすぴと桜さんが出演している「阿呆浪士」観に行って、小倉久寛さんの芝居に大号泣してしまったりして。以前のわたしだったら絶対にその時期に観劇なんかしない。

そんな風におSET隊やおSET隊メンバーに精神的な助けを借りて、2月初旬に受験し、3月には国試合格してました。

 

4月になって新しい職場に入り、慣れないグループホームでの夜勤とかも多くなり、コロナでエンターテイメント業界全体が活動の大幅縮小を余儀なくされる中、おSET隊は三宅裕司さんの「ヒッパラ」にレギュラー出演してくれて、日曜日の日勤にあたるとちょうど利用者さんの昼食つくってる時間でね、キッチンでラジオ聴きながら仕事してこともありました。

 

あ、なんだかやすぴ中心に書いちゃったけど、この間に理紗さん、桜さんの魅力にもどんどん気づかされてました。もちろん。

理紗さんには私を通して友人がお世話になって。色々な劇団を見てきているその友人は「さすがななすけが応援している相手だけある!すごくちゃんとしている!」と理紗さんのご対応を絶賛してくれたりね(ちなみに劇団SETの方はわたしが知る限り、皆さんとても丁寧で誠実な方ばかりです)。桜さんはいつもファンが欲しい情報をいち早く公開して伝えてくれたりね。とても気配りが上手で。

ごちゃごちゃ列挙しちゃったけど、この時期のわたしにとっておSET隊はしんどい時期を支えてくれる存在であり、救いであり、こころの退避場所でもあったんだと思います。そういう一緒に「過ごした」日々の記憶が、かけがえのない存在になった理由のひとつかな。

 

でも、それだけだとわたしの喪失感の説明としては不十分かな。だって3人ともこれからもいるんだもの。

わたしが今回自分の喪失感について考えたのはおSET隊ライブの性質というかな。

3人は基本的におSET隊以外では役者さん。決まったセリフを元にお芝居をする。

おSET隊ライブでは、コントのネタや曲などは他の方に作っていただいているけれど、MCとか本人たちがやってみたいことを入れる余地があったりね。いま世の中で求められてる「ユルさ」があるんだよね。とは言っても、本人たちは一切手抜きはしてない(トチるけど)。一流のダンスや一流の楽曲を携えて、一生懸命考えながら文化祭の前日のような準備をしててね。この「文化祭の前日」のような空気感、私大好きで。

おSET隊ライブはそれを感じられる数少ない場だと感じてます。

 

さらにもっと深い魅力に気づきました。それは上記のユルさやメンバーの個性や諸先輩の大らかさや温かい客層、みんなでつくる空気にある「あそびごころ」みたいなもの。なんだかおSET隊ライブに行くときって、幼いころ友達のところに遊びに行った時のような「わくわく感」があったんだよね。若い人にはピンとこないと思うけど、わたしが幼いころは学校で遊ぶ約束してお友だちの家まで行くと、玄関先で「〇〇く~ん、あそぼ~!」ってインターフォン押したりしないで、歌うように声かけて。出てきた友達と、空き地や公園に行ったり、秘密の通路通って探検したり、紙ヒコーキ飛ばしたり、かくれんぼしたり。それに近い感覚がおSET隊ライブに行くとき、あった。「やすぴ~、あそぼ~」「理紗ちゃ~ん、あそぼ~」「さ~くらちゃん、あそぼ~」ってこころの中で呼びかけてるような。ライブが始まると、「どんなことが始まるんだろ」「どんな遊びがまってるんだろ」って。だからメンバーのトチリを見ると「わーい」と思うし、お客さんがフリ間違えるとメンバーに指さされて笑われたり。

魅力があってどんどん成長していくかわいいエンターテイナー3人と、結構いい歳してこころに余裕がある大人たちが、歌やコントやミュージカルなどのツールを使って、舞台と客席で「遊ぶ」時間。それがわたしにとってのおSET隊ライブだったように思います。

 

そうそう、おSET隊ライブと言えば初回からゲン担ぎみたいな感じで毎回爆風スランプのシャツ着てたんだよね。河合さんが見守ってくれるような気がして。でも、今になって思うとどちらかというと河合さんも交えて遊ぶ気持ちがこころのどこかにあった気がします。実際、ライブ会場で河合さんにお会いすることも3回ありましたしね!

 

だから3人がこれからも色んなお芝居に参加して活躍する姿は、嬉しく、楽しかったり、感動したりすると思うけど、一緒に「遊ぶ」感覚を味わえることって多分ない。やっと見つけた3人の素敵なエンターテイナー、やっと見つけた遊びの場、やっと見つけた自分の遊びのスタイル、それがもう無くなっちゃった。ある意味、どっぷり依存していた「場」が無くなっちゃった。で、ポッカリこころに穴が開いて、どーしたもんかなーと思ってるのが今のわたしってところかな。

 

それとこれは、おSET隊にしか感じたことのない感覚なんだけど、おSET隊を応援している自分って好きなんだよね。わたし自己肯定感低い方であんまりこういうことない。他のミュージシャンや役者さん応援してるとき、「この人好きになってよかったなぁ」はよく思う。でも、「この人応援してる自分って好き」って感覚あんまり記憶が無い。ここらへんも上記の「遊び」の感覚とどこか通じているのかもしれないね。

 

くどいようですが、3人の決断を尊重しますし、これからも3人を応援します。

でも、それはおSET隊が無くなった空白を埋めるのとはイコールじゃない。

何か、新しいものを見つけないと。あるいは自分の生き方を変えていかないと。

だからと言って、現時点ではおSET隊再結成とかは望んでません。3人がしたいときになったらすればいい。したくなければ2度としなくてもいい。

 

タイトルに「わたしの「卒業」」と入れました。

それはおSET隊ファンからの卒業・・・ではありません。

わたし、おSET隊のファンは辞めません。だってビートルズだって解散してるけど、ファンいるでしょ?

これからもおSET隊のCD聴いたり、動画見たり、写真見たり、懐かしがったり、元おSET隊の3人をおSET隊ファン的目線で見ながら応援していきます。

では、何からの卒業か。

これまでおSET隊が提供してくれていたあそびごころにあふれた豊かな「場」「時間」への依存から卒業します。

もうおSET隊は無い。

自分でそれに代わる「時間」や「場」を見つけていく。それはたぶん何らかの「あそびごころ」を感じるもののような気がします。わたしなりに。

 

安川里奈さん、山城屋理紗さん、木下桜さん、あなたがた3人はわたしの人生に実に豊かで楽しい時間と場をくださっていました。

重ね重ねになりますが、お礼申し上げます。

ありがとうございました。

照れ臭いですが、あなたがた3人をこころから愛しています。

 

プロデューサーの小倉久寛さん、音楽プロデューサーのパッパラー河合さん、3人のライブの多くを演出してくださった小暮邦明さん、ライブや活動にご協力いただいた諸先輩の皆様、同期の皆様、後輩の皆様、スタッフの皆様、おSET隊に関係し支えてくださった皆様にこころから感謝いたします。皆様の「作品」にわたしは支えられ、救われてきました。

ありがとうございます。

 

この文をもって、おSET隊に頼る日々から卒業します。

 

さぁ~て、これからなにすっかなぁ~!世界は広い!

 

11000字越えてるってさ!8時間くらいかかってる。大学時代のレポート並だね!

ここまで読まれた方、もしいらっしゃったらおつかれさまでした。

これ書いちゃわないと、先に進めないような気がして。

巻き込んじゃってすみません。

 

んじゃ、またナ!気をつけて帰れヨ!

オウ、よく来たナ!

 

今日は神社をお参りしたり、

アキバでガメラ展見たり、

した後、赤坂で宮地真緒さん出演の朗読劇「プティ花子」を観劇。

真緒さんのご出演はA班・B班のうちのB班。

主人公の女優花子と彫刻家ロダンを中心とする物語。

 

ひとことで言って、えがったぁ~!

わたし真緒さんのファンだから、極端な話、真緒さん観られれば満足な人。

それがとてもアットホームな劇場で、間近に観て、マイクを通さない声が聞ける。

この時点ですでにもう!めちゃくちゃおトク!

 

それを差し引いて考えてみると・・・やはり見応え、聴きごたえのあるいいお芝居?朗読劇でした。

 

これまで語りの会、朗読の会はたくさん見てきたのだけれど、朗読劇というスタイルは初めて。

台本をもって朗読をしながら各役者さんがご自分の役を中心にお芝居している感じ。

「プティ花子」ではピアノ演奏や背景に写真を映写したりして、観客の想像力を助ける。

 

で、その中身なんだけど・・・

真緒さん演じる花子がとても可憐!とても表情豊かで、目がキラキラしていて。

宮地真緒という役者さんはとてもかわいい役者さんだなぁとしみじみ感じました。

真緒さん自身ももちろんかわいいのだけれど、役者としてとてもかわいくて魅力的。

ずっと朗読劇を観て聴いていたい気持ちになりました。

 

共演しているみなさんもとても素敵。

園岡さんのロダンは世界的な彫刻家でありながらも人間的なかわいさを感じたし、侑子さんのフラーはわかりやすい人物像として忠実に演じられていたし、赤木さんは動きの多いダイナミックな演技で吉川を演じ朗読劇にリズムをつくっていたし、早瀬さんは2役(ストーリーテラーを含めれば3役!)を瑞々しく演じられていた。

ピアノもとてもよかったなぁ。

 

感染対策もしっかり。

受付時に非接触式の体温計での検温と手指の消毒。

緊急連絡先の申請。

小さな劇場だけど、椅子のあいだを開けて配置。

途中に1回休憩を入れるんだけど、観客を一度全員外に出して室内を換気する徹底ぶり。

朗読劇辞退でも役者さん同士がお互い接触しないような芝居になっていた。

 

会場のCHANCEシアターはアットホームな劇場で、学生時代によく行った小さな劇場や舞台のある喫茶店とかを思い出して懐かしくなりました。

 

朗読劇「プティ花子」は、赤坂CHANCEシアター(赤坂駅2番出口より徒歩2分)にて12月6日(日)まで。

A班は比企理恵さんが主演されているそうです。

個人的にオススメの舞台です。

 

んじゃ、またナ!気をつけて帰れヨ!

オウ、よく来たナ!

 

久しぶりのブログであります。

タイトル字数制限で書ききれなかったけど、

 

祝・初公演だぜ!爆夢の中野サンプラザワンマンライブ!「感謝還暦」サンプラザ中野くん&パッパラー河合 supported by オカモトラバーズ研究所

 

という長い名前のライブに行ってきました。

中野くん意外にもワンマンでの中野サンプラザ公演これが初めてで、かつ還暦記念のライブという・・・、めでたい!

ひとことで言うと、いいライブ、愛おしいライブでした!

 

まず書いておきたいのが、これまで体験したライブとはかなり異質なライブだったということです。

それはもちろん新型コロナの影響で。

 

・入場時に検温、手のアルコール消毒はもちろんですが、身分証の提示も求められます。おそらく入場者や関係者に感染者が出た場合、リストを関係機関に提出するなどの理由ででしょう。だから入場にえらく時間がかかります。わたし開場時間前にはいたのですが、開場が遅れたこともあり入場できるまでに30分くらいかかりました(このこと自体は納得しておりますが、誘導方法については不満に感じることがありました。ここでは書きませんが)。

・グッズ販売も原則、事前予約制。前もってホームページ上で予約しておき、開場前に特設ブースで受け取ります。当日販売も少しあったようですが。

・客席は席をひとつずつ空けての指定席。観客が全員座ると市松模様みたいになります。

・ライブは着席して見る(立たない)、声を出さない、マスクを外しての会話もNG(マスクをつけてくるのはもちろんですが、入場時にもライブ特製マスクが配布されました)

 

そんななので、ロックコンサートなのにみんな座っているのであります、必死に(笑)

歓声もあげなければ、一緒に歌いもしないのであります、意地で(笑)

でも、少し笑ったりするくらいは大目に見てもらえるっぽいので、笑い声を少し出せたり聞こえたりすると、なんだかホッとしたのであります。

ほんと、みんな必死。

初めは違和感ありありだったけど、途中からだんだん慣れてきたかな。

 

感じたメリットは、体力面で疲れにくい、隣席が必ず空席なので気楽、音楽自体に集中しやすい、立ってないので転倒の怖れがない、歓声が無いから聞き取りやすい、など。

疲れにくいと書いたけど、座り疲れはあるよね。あと、体力が落ちているなどのご事情がなければ、立って踊ったり跳ねたりするライブってその最中は疲れをあんまり感じないことが多いんだよね(ライブ終わってしばらくしてぐったりする)。だからこそ、自分の限界超えられたり発散できたりね。そういう「表現」ができないからこそ、今回の客席は曲の世界にどっぷりつかろうとしている人が多いように感じた。ライブハウスで立っているときもそうなんだけど、横揺れよりも縦揺れ、それもうなずくように、一音一音、一語一語かみしめるように聴いている人が多かったような。声を出したり、動いたりすることで、感情を表出するよりも、音を飲み込むように自分の中に入っていくような感じ。だからとても内面で能動的なことやってるんだけど、受動的に見える雰囲気があったかもしれない。中野くんのアクションへの反応が遅れちゃったりね(笑)愛おしいね。

 

デメリットは、なんだか「縛り」を感じる、着席でお尻が痛い、ミュージシャンに「伝え」づらい、一緒に歌うなどの観客同士の一体感が生じにくい(でも一方で今回のライブ程観客が一体になったライブはないと思うけど)。

ライブの楽しみ方ってさまざまだったけど、それが制限されちゃっているからみんな苦心して楽しんでるのを感じた(笑)拍手に力を入れるのはもちろんだけど、マスクや衣類などで応援の意思を伝えたり、ペンライト振ってみたり、足踏み鳴らしたり、座ってできるアクションをさまざまに。本来の個々の楽しみ方とは違うんだけど、そういうみんなを含めて「愛おしいライブ」に感じたな。ステージに立つみなさんの眼差しや表情に、観客のみんなのそういう姿が鏡のように映っているような気がして。だから目に見えて、耳に聞こえて、という一体感は少ないけど、中野サンプラザ内の空間に漂う、気持ちの一体感ってこれまでのどのライブより強かったような。このライブから感染者を出さない、中野くんや河合さんのライブに泥を塗るようなことはしない、みんなでこの時間・空間を「守る」、細かい意識はそれぞれ違うと思うけど、みんなでつくった時間だったように思います。WOWOWで生中継もされたしね!

 

あと、これは自分が福祉業界に身を置いたり、友人に車椅子ユーザーがいるからということもあるんだけど、立つのがつらい人には結果的にとても参加しやすいライブだったと思う。昔車椅子ユーザーの友だちとコンサートに行ったりすると、「人に立たれちゃうと見えないんだよね」とよくこぼしてたんだよね。だから、立たないというしばりのあるライブもあっていい気がする。そういう選択肢も含めて、実験的なライブでもあったかな。

 

こんだけ長く書いてて、まだ内容をひとつも書いていないっていうね(笑)

今回個人的にとてもよかった曲は、岸谷五朗さん、寺脇康文さんとの「ティガ」と、デーモン閣下との「穴があったら出たい」、「リゾラバ」(以上3曲はベースがバーベQ和佐田さん!)、「昨日のレジスタンス」、ウクレレや鼻笛での「涙の陸上部」と「愛がいそいでる」。

特に「穴があったら出たい」、「昨日のレジスタンス」は嬉しかった。

岸谷さん、寺脇さんはほんとエンターテイナーで動きがキレッキレで、あと2年で10万+還暦になる悪魔さんは観客に思いを馳せながら、それぞれ「縛り」だらけの客席を目いっぱい楽しませようという心意気を感じました。

それと和佐田さん、やっぱ好きだなぁ。もっちーは素晴らしいし、とてもいいのだけれど、和佐田さんが入るとグンと爆風スランプの音になるんだよね。それと視覚的にも和佐田さん・中野くん・河合さんの並びが前列で展開されると、目が喜んじゃう(笑)すごく「座り」がいい。

爆走スランプのお三方のプレイ、スタンスも素晴らしかった!このお三方は、中野くん、河合さん、そしてファンにとって財産だと感じたなぁ。いい顔して演奏していて、サポートに徹していて、ほんとよかった!愛おしい存在!

 

少し残念な気がしたのが、音楽に感謝メドレーで、中野くん、河合さんが影響を受けた曲を数曲やったんだけど、焦点がぼけたような気が。いっそ夜ヒット並に短く区切ってガンガンたくさんの曲をつなげるか、曲をしぼって1番だけでも完奏するかにしてほしかったかな(「スローバラード」最後まで聴きたかったな。曲の世界がぶった切られちゃった印象)。ただ・・・中野くんと河合さんが楽しそうにしていたから、その姿を見られたという点では、満足!

 

ここ数年の中野くん、河合さんのライブでは、過去の自分と良質な対話をしたり、若い日々の自分と変わらないものがあることを確認したり、自分の「限界」を突き破ったり、してきました。今日のライブはそのどれとも違う感じ。中野くんが何度も口にしていた「感謝」。それをわたしなりに言い換えると、過去の自分や関わってきた人、音楽を踏まえて、ただただ、いま目の前に広がる音楽と時間と空間を愛おしむそんなライブだったように感じます。わたしにとって。うん、わたしにとってそういうライブでした。

 

で、今回改めて強く思ったのが、やっぱり爆風スランプを聴きたいということです。うん観たい聴きたい。

ファンキー末吉さんを同じステージで!

できれば・・・じゃなくて、近い将来、爆風スランプで全国ツアーをしてほしい!

それを仕事の合間を縫って、わたしたちが追っかける。ちょっと無理な予定を立てたりしてバカなことをやる。

このコロナ等で閉塞した世の中に、とても大切なことだと思う。

勘違いしちゃいけないのは、コロナ等の感染症が無いように振る舞うのではなくて、対策をしつつバカなことができると証明していくこと、それがとても大切だと思う。

もしかすると、なんでそれが爆風スランプなの?って思う人もいるかもしれない。他のバンドだっていいじゃないかっていう人もいるかもしれない。もちろんそれはそれでいいと思う。

でも・・・わたしにとってそれは絶対に、譲れない存在として「爆風スランプ」なんだよね。

わたしは爆風スランプの音と一緒に生きてきたから。

そして今日会場にいたり、WOWOWを観たり、観れなくて歯がゆい思いをした多くの仲間にとってもそれは同じなんじゃないかと思う。

誰に言えばいいのかわからんから、ここに書いておきます。

爆風スランプ復活お願いします。

(なんだかライブに行くと定期的にこれ書いてる気がする)

 

ふぅ~、今回も長くダラダラ書いた。ほぼライブと同じくらいの時間をかけて書いております(笑)バカだね、我ながら。

最後まで読んじゃった、あなた!

どーも、すみません。

 

んじゃ、またナ!気をつけて帰れヨ!

 

追記:中野サンモール商店街では今日一日、爆風スランプの曲をエンドレスでかけてくれていたみたいです。町ぐるみで応援してくれていたようで嬉しい!ファンの一人として感謝します。ありがとう、中野サンモール商店街!

オウ、よく来たナ!

 

ここのところ転職活動をしていましたが、どうやら4月から雇ってくれるところがありそうです。

まだ内定段階ですが、新しい職場でどう働くか、できるか、期待とキンチョー、不安が入り混じった今日この頃です。

近況報告終わり。

 

新型感染症「騒動」への雑感を書く気になったのは、自分の考えの整理と心境の記録の目的と「不安感」による。

 

いまコンサートやお芝居、イベントなどが続々と中止・延期になっているよね。

わたしはこの決断を支持します。

感染の拡大につながる恐れがあるから、その可能性を減らすために、お客様やスタッフだけでなく全ての人の健康を考えて、損失を抱えるにもかかわらず決断した勇気、誠実さに、こころから感謝し、敬意を覚えます。

 

そして、コンサートやお芝居、イベントなどを予定通り、または規模などを変えて実施している方たちもいます。

わたしはこの方がたの決断も支持します。

観客やスタッフともに感染を拡げないよう取り組み、文化や人びとの幸せ、笑顔を守るために、もしその会場で感染者が出たときにとてつもない非難を浴びる可能性があるにもかかわらず、実施を決断し、できることを探る勇気と誠実さに、こころから感謝し、敬意を覚えます。

 

どちらもとても覚悟がいること。

どちらが正しいか、現時点でわかるわけがない。だからこそ、覚悟をもって「道」を選び進む人を(きっと悩みに悩み、戸惑い迷い決断し、それらを抱えながら進んでいると思います)こころから応援したい。

 

安倍総理の小学校~高校、特別支援学校の休校の決断、素人目にもツッコミどころが多いですが、支持します。

とこの流れで書くと、安倍総理の勇気などに感謝・・・なんて思うかもしれませんが、そうではありません。同じ決断でも上の二つの決断と安倍総理の決断は全く異なるものです。

わたしが支持を表明した理由は、子どもへの感染をある程度抑える効果があるかもしれないから、です。とても漠然としています。

さらに言えば、医療、消防など一部の業種やその周辺業種を除いて、全国的に仕事を強制的に休みにしてもいいと思います。罰則を設けたり、東日本大震災の際の計画停電のように電力の供給を止めてしまうとかの強制力をもって(わたしたちは短時間ではありますが計画停電を乗り越えた経験があります)。

新型感染症に感染しても症状が出なかったり、症状が出ても医師ですら診断が難しかったり、治癒したはずが再検査で陽性反応が出たり、するような病気ゆえ、把握されていない多くの感染者がいることを想定すると、それくらいやらなきゃと思います。

 

それくらいやらなきゃと思う人、そこまでやるかと思う人、それぞれいると思います。なぜこんな乖離が生まれるのでしょうか。

それは、今回の感染症の実態が「わからない」からだと思います。漠然としているから、みんなそれぞれ漠然と自分の感覚で測り、悩み、怯えて、判断したり流されたりしているのではないでしょうか。わたしもそのひとりです。

 

このわかりにくい病気の実態をわかりにくくしてしまっている最大の要因は、政府の対応によるものだとわたしは思います。

早くから専門家が幅広い検査の必要性や新型感染症の保険適応の必要性などを訴えていました。でも、政府は武漢や中国にこだわり続け、実態を小さく見えようとしているかのような対応が続きました(「国防」「人の命を守る」ことに力を入れている政権のはずなのですが)。

きっと国民の多くは、報道機関から発表される検査済み感染者よりも多い未検査感染者が数多くいることを想定していますよね。先日、電車に乗った際、咳やくしゃみが全く聞こえない緊張感のある車内の様子に気づきました。わたしマスクをしてましたが、我慢できず咳払いしちゃったんですよね。相当な緊張が車内に走りました。ちなみに咳払いの原因は、自分の唾にむせたことです(お恥ずかしい)。

 

さて、先ほど政府の対応が原因ではないかと書きましたが、新型感染症発生前の政府の「対応」にも原因があると思っています。

未知の感染症への体制の構築・確認等の対策を十分にしていなかったことはもちろんですが、もっとひろ~くゆる~く。「モリカケ」とか「桜」とかへの「対応」です。

 

「モリカケ」や「桜」のとき政府は、おそらく不都合な証拠を捨てちゃったり、隠しちゃったり、つくりかえちゃったり、したんじゃないかって、結構な数の国民が思ってたんじゃないでしょうか。でも、安倍政権の支持率はそんなに落ちなかった。

たぶん、「モリカケ」や「桜」は、国民の生活への直接の影響が薄い感じだったから(関係なくはないけど)。

今回は違う。情報の隠蔽や操作をされることで、実態の把握が遅れ、感染が拡大する可能性がある。

この政府発表、ほんとかな?そんな疑いを国民の多くが持っちゃってるんじゃないか。

 

さらに今回の休校要請、先ほども言ったように内容は支持するけど、初めて聞いたとき「手を付けやすいところ」だなとも感じました。経済界への影響は最低限にして、教育や文化なんかはバサッとね。文部科学省の範囲内でかなり収まるし、全国的に「対策」をしたっぽく見える。

でも、実態は各自治体や学校、家庭、親や保護者の勤務先に対応を丸投げ。

わたしは安倍総理の決断には、あまり覚悟や責任を感じません。もちろん、批判されたりすることは承知の上での決断だと思います。

でも、一国の総理の責任ってその程度のものじゃない。国民のいのちを守るため、どれだけ必死になれるか。あんまりそういう必死さは感じないかな、わたしは。別の必死さは感じるけど。

 

なんだか最近、東日本大震災のときの雰囲気に似たものを感じるんだよね。

自分の暮らしは、この国はどうなっちゃうのか。ぐらぐら足元が揺らいでいたあの日々。

みんな不安で、何かしなくちゃいけないような気がして、でもどうしていいのかわからずに。

余裕なく買い占めに走ったり、人を攻撃することで自分の安定を図ったりする人たちもいた。

わたしが冒頭に書いた「不安感」というのは、この雰囲気に由来しているのかもしれません。

 

あまり現政権への批判を絡めたくは無かったんだけど、自分の頭の中を広げたら無理だった(笑)

気持ちに区切りをつけて、明日から(今日から)また生きていこうかな。

そう、これまでも乗り越えてきてるんだよね、わたしたちは。

 

んじゃ、またナ!気をつけて帰れヨ!